出典: PPP 『通信用語の基礎知識』 更新年月日 2014/06/19,URL: https://www.wdic.org/ 二点間を接続してデータ通信を行なうためのプロトコル。OSI参照モデルのレイヤー2(データリンク層)で動作する。 RFC 1661(STD bgcolor="#fff7e3" 51)で規定され、RFC 2153ではマルチベンダー版PPPが規定される。 [概要] 電話回線のような、ポイントtoポイント回線(特定の一ヶ所から、もう片方の特定の一ヶ所に限定して接続される回線のこと)を使用し、TCP/IPをはじめ多くのプロトコルを中継する機能を持つ。また、パケットのヘッダー領域を圧縮して伝送したり、PAPやCHAPといった認証機能を含む。ちなみに、MicrosoftはPPPを含む実装をRAS(Remote Access Service)と呼んでいる。 [構造] PPPは、カプセル化、LCP、NCPという三つの部分で構成されている。 フレーム構造 PPPのフレーム構造は、次のようになっている。 ● Flag: 0x7e ● Address: 0xff ● Control: 0x03 ● Protocol(1または2オクテット) ● データ(可変長) ● FCS(Frame Check Sequence)(2または4オクテット) ● Flag: 0x7e カプセル化 カプセル化は単純なもので、16ビットのプロトコルIDの後に、可変長で情報とパディングが続く。プロトコルIDは、例えばIPの場合は0x0021である。 このデータ部では、フレームの開始・終了を表わすFlag(0x7e)や、回線によっては落とされやすい0x00〜0x1fの値などを、エスケープ表現(Transparency)で表わすことができる。 ・・・ |
IPアンナンバード | IP unnumbered | IP unnumbered接続 | unnumbered connection |
ʌnnʌ́mbəd kənékʃən | unnumbered接続 | アンナンバゥードゥ カゥネクシュン | アンナンバゥードゥ・カゥネクシュン |
アンナンバード コネクション | アンナンバード・コネクション | アンナンバーズモード接続 | アンナンバード機能 |
アンナンバード接続 | |||
unnumbered | ʌnnʌ́mbəd | アンナンバゥードゥ | アンナンバード |
[形容詞] | 番号が付けられていない | 数えきれない | |
更新日:2021年 4月 7日 |
PPP | Point to Point Protocol | Point-to-Point Protocol | pɔint túː pɔint próutəkɔ̀l |
ポイントゥ トゥー ポイントゥ プロトゥコァールゥ | ポイントゥ・トゥー・ポイントゥ・プロトゥコァールゥ | ポイント ツー ポイント プロトコル | ポイント・ツー・ポイント・プロトコル |
RFC 1331 | RFC 1332 | RFC 1548 | RFC 1549 |
RFC 1661 | RFC 2153 | ||
Unnumbered | アンナンバード | アンナンバード接続 | |
更新日:2021年 4月 7日 |
un | ən | アン | [接頭辞] |
~でない | ~の逆 | 非 | 不~ |
unnumbered | ənnˈʌmbɚd | アンナンバゥードゥ | アンナンバード |
[形容詞] | 番号が付けられていない | 数えきれない | ・ |
unpacked | ənpǽkt | アゥンパックトゥ | アンパックト |
[形容詞] | 解く | 取り出す | 圧縮されていない |
・ | Unprocessable | ənprɑ'sesəbl | アンプロセサゥボルゥ |
アンプロセッサブル | [形容詞] | 処理できない | |
更新日:2021年 5月25日 |