出典: ディフィー・ヘルマン鍵共有 『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版(Wikipedia)』 最終更新 2023年12月18日 (月) 13:50 UTC、URL: https://ja.wikipedia.org/ ディフィー・ヘルマン鍵共有(ディフィー・ヘルマンかぎきょうゆう、Diffie–Hellman key exchange、DH)、あるいはディフィー・ヘルマン鍵交換(かぎこうかん)とは、事前の秘密の共有無しに、盗聴の可能性のある通信路を使って、暗号鍵の共有を可能にする、公開鍵暗号方式の暗号プロトコルである。この鍵は、共通鍵暗号の鍵として使用可能である。 [概要] ・・・ このプロトコルは、通信を行いたい2者が各々公開鍵と秘密鍵(私有鍵ともいう)を用意し、公開鍵のみを相手に送信し、各自、自分の秘密鍵と受信した公開鍵から共通鍵を作成できる方法である。たとえ送受信されるデータ(すなわち、二人の公開鍵)を第三者がすべて盗聴していてもそれからでは(計算量的に)私有鍵も共通鍵も生成することができない所に特徴がある。 アメリカ合衆国とカナダで特許が取得された。両国でのアルゴリズムの特許期限は既に1997年4月29日に切れたので、現在では誰でも自由に利用ができる。 ・・・ |
出典: Diffie-Hellman [読み] ディフィー・ヘルマン 『通信用語の基礎知識』 更新年月日 2018/09/13,URL: https://www.wdic.org/ 1976(昭和51)年に米スタンフォード大学のW.DiffieとM.E.Hellmanにより考案された鍵交換アルゴリズムで、通常はDHと略称で呼ばれる。 [特徴] これ自体は暗号化の機能も電子署名の機能も持たないが、これを利用することで公開された場所で秘密の共有鍵に付いて合意することができる。 その後は、その鍵を使って慣用暗号方式(秘密鍵方式)の暗号を使用して通信する。 Diffie-Hellmanの暗号的強度は、離散対数問題という数学の困難さに依存している。 アメリカで1997(平成9)年9月に特許が切れたことから、その後広く使われることになった。 [用例] 例えば、PGPで使われる暗号でDH/DSS(またばDH/DSA)などとあるうちのDHが、これである。 また、IPsecなどで使われる鍵交換プロトコルIKEでも使われている。 [ロジック] ・・・ |
出典: PKCS 『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版(Wikipedia)』 最終更新 2018年1月29日 (月) 05:01 UTC、URL: https://ja.wikipedia.org/ PKCS (Public-Key Cryptography Standards) は、RSAセキュリティにより考案され公開された公開鍵暗号標準のグループを示す。RSAセキュリティは、RSA暗号アルゴリズムの(2000年に期限が切れた)特許に対するライセンス権を割り当て、幾つかの他の鍵に関する特許(例:Schnorr特許)も同様に取得した。このように、RSAセキュリティおよび、その研究部門である RSA Labs は、公開鍵技術利用の普及と促進に関心を持っており、その結果、RSA は PKCS 標準を開発した。 ・・・ |
出典: CRYPTREC 『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版(Wikipedia)』 最終更新 2018年6月1日 (金) 01:00 UTC、URL: https://ja.wikipedia.org/ CRYPTREC(くりぷとれっく、Cryptography Research and Evaluation Committees) とは、電子政府推奨暗号の安全性を評価・監視し、暗号技術の適切な実装法・運用法を調査・検討するプロジェクトである。 [電子政府における調達のために参照すべき暗号のリスト] 電子政府における調達のために参照すべき暗号のリストは、CRYPTRECが選定し、総務省と経済産業省が共同で所管する、電子政府での利用が推奨される暗号方式のリスト。平成15年(2003年)2月20日に電子政府推奨暗号リストとして初版が発表され、行政情報システム関係課長連絡会議において、「各府省は情報システムの構築に当たり暗号を利用する場合は、可能な限り、電子政府推奨暗号リストに掲載された暗号の利用を推進する」旨が定められた。2012年度にリストの改定が行われ、2013年3月1日に電子政府における調達のために参照すべき暗号のリストとして3種類のリスト(改訂した電子政府推奨暗号リスト、推奨候補暗号リスト、運用監視暗号リスト)が公表された。 ・・・ |
出典: ディフィー・ヘルマン鍵共有 『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版(Wikipedia)』 最終更新 2021年3月30日 (火) 06:07 UTC、URL: https://ja.wikipedia.org/ ディフィー・ヘルマン鍵共有(ディフィー・ヘルマンかぎきょうゆう、Diffie–Hellman key exchange、DH)、あるいはディフィー・ヘルマン鍵交換(かぎこうかん)とは、事前の秘密の共有無しに、盗聴の可能性のある通信路を使って、暗号鍵の共有を可能にする、公開鍵暗号方式の暗号プロトコルである。この鍵は、共通鍵暗号の鍵として使用可能である。 [概要] 1976年にスタンフォード大学の2名の研究員ホイットフィールド・ディフィーとマーティン・ヘルマンは、公開鍵暗号の概念を提案し、その具体的な方式の一つとして、ディフィー・ヘルマン鍵共有(DH鍵共有)プロトコルを提案した。この鍵共有方式は共通鍵暗号方式における鍵の受け渡しを安全に行うために提案された方式である。 このプロトコルは、通信を行いたい2者が各々公開鍵と秘密鍵(私有鍵ともいう)を用意し、公開鍵のみを相手に送信し、各自、自分の秘密鍵と受信した公開鍵から共通鍵を作成できる方法である。たとえ送受信されるデータ(すなわち、二人の公開鍵)を第三者がすべて盗聴していてもそれからでは(計算量的に)私有鍵も共通鍵も生成することができない所に特徴がある。 ・・・ |
【Cryptography】kriptɑ́grəfi クリプトァグラフィー,クリプトァ́グラフィー,クリプトグラフィー,クリプト́グラフィー, [名詞] 符号化,暗号法,暗号化技術,暗号学, 【Cryptographic】krìptəgrǽfik クリプトゥグラェフィック,クリ̀プトゥグラェ́フィック,クリプトグラフィック,クリ̀プトグラ́フィック, [形容詞] 暗号の,暗号法の,暗号化の, |
同義語・類義語 | 関連語・その他 |
---|---|
CRYPTREC | riːsə́ːrtʃ(動) |
クリプトレック | リサゥァ́ーチ(動) |
Cryptography Research and Evaluation Committees | リサ́ーチ(動) |
kriptɑ́grəfi riːsə́rtʃ ənd ivæ̀ljuéiʃən kəmítiz | ・ |
クリプトァグラフィー リサゥーチ アェンドゥ イヴァリュエイシュン カゥメディーズ | Evaluation |
クリプトァグラフィー・リサゥーチ・アェンドゥ・イヴァリュエイシュン・カゥメディーズ | ivæ̀ljuéiʃən |
クリ̀プトゥグラェ́フィック・リ́サゥァ̀ーチ・エァンドゥ・イヴァ̀リュエ́イシュン・カゥメ́ディーズ | イヴァリュエイシュン |
クリプトグラフィー リサーチ アンド エバルエーション コミティーズ | イヴァ̀リュエ́イシュン |
クリプトグラフィー・リサーチ・アンド・エバルエーション・コミティーズ | エバルエーション |
クリプト́グラフィー・リ́サ̀ーチ・アンド・エバ̀ルエ́ーション・コミ́ティーズ | エバ̀ルエ́ーション |
暗号技術評価プロジェクト | [名詞] |
・ | 評価 |
運用監視暗号リスト | 値踏み |
推奨候補暗号リスト | 査定 |
電子政府推奨暗号リスト | ・ |
・ | Committees |
【 以下関連語 】 | kəmítiz |
Cryptography | カゥメディーズ |
kriptɑ́grəfi | カゥメ́ディーズ |
クリプトァグラフィー | コミティーズ |
クリプトァ́グラフィー | コミ́ティーズ |
クリプトグラフィー | [名詞] |
クリプト́グラフィー | 委員会 |
[名詞] | ・ |
暗号学 | 3-key Triple DES |
暗号法 | AES |
符号化 | Camellia |
・ | CBC |
Research | CFB |
ríːsə̀ːrtʃ(名) | CTR |
リサゥァーチ | DH |
リ́サゥァ̀ーチ(名) | DSA |
リサーチ | ECDH |
リ́サ̀ーチ(名) | ECDSA |
[名詞] | OFB |
研究 | RSASSA |
学術研究 | RSA-OAEP |
調査 | RSA-PSS |
学術調査 | RSASSA-PKCS1-v1_5 |
[他動詞] | SHA-512 |
更新日:2024年 4月12日 |
同義語・類義語 | 関連語・その他 |
---|---|
DH | M.E.Hellman |
DH法 | Martin E.Hellman |
Diffie–Hellman key exchange | Martin E.Hellman氏 |
Diffie-Hellman鍵交換 | マーティン・ヘルマン |
ディフィー・ヘルマン鍵交換 | W.Diffie |
DH鍵共有 | Whitfield Diffie氏 |
Diffie-Hellman鍵共有 | Whitfield Diffie |
ディフィー・ヘルマン鍵共有 | ホイットフィールド・ディフィー |
鍵交換方式 | |
秘密鍵暗号 | |
中間者攻撃 | |
秘密鍵 | |
鍵交換アルゴリズム | |
更新日:2022年 1月 8日 |
同義語・類義語 | 関連語・その他 |
---|---|
PKCS | RFC 8018 |
Public Key Cryptography Standards | ・ |
Public-Key Cryptography Standards | PKCS #6 |
pʌ́blik kiː kriptɑ́grəfi stǽndərd | 拡張された証明書構文の標準 |
パブリィック キー クリプトァグラフィー スタェンダゥァーズ | ・ |
パブリィック・キー・クリプトァグラフィー・スタェンダゥァーズ | PKCS #7 |
パ́ブリィック・キー・クリプトァ́グラフィー・スタェ́ンダゥァーズ | CMS |
パブリック キー クリプトグラフィー スタンダーズ | Cryptographic Message Syntax |
パブリック・キー・クリプトグラフィー・スタンダーズ | krìptəgrǽfik mésidʒ síntæks |
パ́ブリック・キー・クリプト́グラフィー・スタ́ンダーズ | クリプトゥグラェフィック メッセッジ シィンタェックス |
・ | クリプトゥグラェフィック・メッセッジ・シィンタェックス |
PKCS #1 | クリ̀プトゥグラェ́フィック・メッ́セッジ・シィ́ンタェックス |
RSA暗号標準 | クリプトグラフィック メッセージ シンタックス |
RFC 8017 | クリプトグラフィック・メッセージ・シンタックス |
・ | クリ̀プトグラ́フィック・メッ́セージ・シ́ンタックス |
PKCS #2 | 暗号メッセージ構文標準 |
PKCS#1に統合 | RFC 5652 |
・ | ・ |
PKCS #3 | PKCS #8 |
DH | 秘密鍵情報構文の標準 |
Diffie–Hellman key exchange | RFC 5958 |
ディフィー・ヘルゥマゥン キィー エクスチェインジ | ・ |
ディフィー・ヘルゥマゥン・キィー・エクスチェインジ | PKCS #9 |
ディ́フィー・ヘ́ルゥマゥン キィー エクスチェ́インジ | 選択された属性タイプ |
ディフィー・ヘルマン キー エクスチェンジ | RFC 2985 |
ディフィー・ヘルマン・キー・エクスチェンジ | ・ |
ディフィー・ヘルマン・キー・エクスチェ́ンジ | |
DH鍵共有 | |
ディー エイチ かぎ きょうゆう | |
ディフィー・ヘルマン鍵共有 | |
ディフィー・ヘルマン かぎ きょうゆう | |
Diffie-Hellman鍵共有標準 | |
ディフィー・ヘルマン鍵交換 | |
ディフィー・ヘルマン かぎ こうかん | |
・ | |
PKCS #4 | |
PKCS#1に統合 | |
・ | |
PKCS #5 | |
パスワードに基づく暗号化の標準 | |
更新日:2024年 3月19日 |