出典: 特性要因図 『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版(Wikipedia)』 最終更新 2023年2月2日 (木) 17:10 UTC、URL: https://ja.wikipedia.org/ 特性要因図(とくせいよういんず)は、1956年に石川馨が考案した、特性と要因の関係を系統的に線で結んで(樹状に)表した図をいう。魚の骨図(フィッシュボーン・チャート、fishbone diagram)、Ishikawa diagramとも呼ばれる。 ● 特性 (effect) - 管理の成績・成果として得るべき指標(不良率・在庫金額など) ● 要因 (factor) - 特性に影響する(と思われる)管理事項 ● 原因 (cause) - トラブルなど特定の結果に関与した要因 原因とは、多くの場合に、適切な管理を欠いたためにトラブルを引き起こした要因を指す。また、原因と理由 (reason) との違いは、前者が客観的な因果関係であるのに対し、後者は判断・行為の根拠を指すことである(例:「Aが原因となって結果Bが発生した」との判断の理由はCである)。 [目的別の使い分け] [管理用特性要因図] 予防目的で管理を必要とする事項をすべて列挙したもの。実績前なので現場データがなく、もっぱら知識・経験・理論から心配事を網羅的かつトップダウン(演繹的)に列挙する。対策はすべての要因に講じる。 [解析用特性要因図] 既に発生したトラブルの現場データ(特徴)を収集し、データからボトムアップ(帰納的)に要因を推定し、列挙して対策を講じる。次の二つの型がある。 ● 原因確定型 - 原因を明確にしてから対策を講じる。 ● 対策先行型 - 疑わしいものに対策を講じていく。 逐次対策を講じていく中で効果が出れば、その要因が原因であったことが検証される。 対策先行型には2種類のアプローチがある: ・・・ |
同義語・類義語 | 関連語・その他 |
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cause and effect diagrams | hériŋbòun dáiəgræ̀mz |
cause and effect diagram | ヘィリンボーゥン ダイアゥグラェムス |
ḱɔːz ænd ifékt dáiəgræ̀mz | ヘィリンボーゥン・ダイアゥグラェムス |
カォーズ エァンドゥ イゥファェクトゥ ダイアゥグラェムス | ヘィ́リンボ̀ーゥン・ダ́イアゥグラェ̀ムス |
カォーズ・エァンドゥ・イゥファェクトゥ・ダイアゥグラェムス | ヘリンボーン ダイアグラム |
カォ́ーズ・エァンドゥ・イゥファェ́クトゥ・ダ́イアゥグラェ̀ムス | ヘリンボーン・ダイアグラム |
コーズ アンド イフェクト ダイアグラム | ヘ́リンボ̀ーン・ダ́イアグラ̀ム |
コーズ・アンド・イフェクト・ダイアグラム | ・ |
コ́ーズ・アンド・イフェ́クト・ダ́イアグラ̀ム | Ishikawa diagrams |
因果関係図 | Ishikawa diagram |
いんがかんけいず | 石川ダイアグラム |
特性要因図 | いしかわダイアグラム |
とくせい よういんず | ・ |
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Fishbone Diagrams | |
Fishbone Diagram | |
fíʃboun dáiəgræ̀mz | |
フィッシュボーゥン ダイアゥグラェムス | |
フィッシュボーゥン・ダイアゥグラェムス | |
フィッ́シュボーゥン・ダ́イアゥグラェ̀ムス | |
フィッシュボーン ダイアグラム | |
フィッシュボーン・ダイアグラム | |
フィッ́シュボーン・ダ́イアグラ̀ム | |
フィッシュボーン図 | |
魚の骨図 | |
さかなの ほねず | 【 以下関連語 】 |
魚骨図 | 石川 馨 |
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・ | Kaoru Ishikawa |
Fishbone Chart | 品質管理 |
fíʃboun tʃɑ́rt | ・ |
フィッシュボーゥン チャァートゥ | |
フィッシュボーゥン・チャァートゥ | |
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更新日:2025年 3月 9日 |