出典: バッファアンダーラン 『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版(Wikipedia)』 最終更新 2013年4月13日 (土) 07:57 UTC、URL: https://ja.wikipedia.org/ バッファアンダーラン (英: buffer underrun) またはバッファアンダーフロー (英: buffer underflow) とは、コンピュータシステムにおける例外動作の1つで、あるバッファ領域に対して必要とされる分より書き込まれるデータが不足することである。類似の用語にスタックアンダーフローがあり、これはスタックの限度を超えたポップのことであるが、バッファアンダーフローの用語においてもバッファ領域外の下位アドレスへの不正アクセスの意を含むとする意見もある。 [光ディスク書き込み時におけるバッファアンダーラン] 書き込み可能な光ディスク(CD-R、DVD-Rなど)への書き込み不良の原因の1つにバッファアンダーランがある。光ディスクへの書き込みでは、コンピュータ側から断片的に転送されたデータをドライブ側のバッファメモリに蓄えながら書き込むが、何らかの理由により転送が遅れてバッファメモリ内のデータが枯渇すると、バッファアンダーランとなり書き込み不良が起こる。 ・・・ |
出典: Just Link 『通信用語の基礎知識』 更新年月日 2008/07/09,URL: https://www.wdic.org/ リコーが開発した、CD-R書き込み時のバッファーアンダーランを防止する技術。 [概要] Just Linkという名は、書き込みを停止した部分と再開した部分の継ぎ目(Link)が極めて(Just)小さいという特性から来ている。 [特徴] 専用のバッファーコントローラーチップによりCD-Rへの書き込み中にバッファーメモリー上のデータ量を監視し、一定レベル以下にデータ蓄積量が減少した場合に書き込みを一時停止して状態を保持する。そしてデータが再び蓄積されるまで待ち、書き込み停止部分の直後に続けて書き込みを再開するという技術。 バッファーアンダーラン回避技術には三洋電機の開発したBURN-Proofもあるが、それに比べると書き込み継続時のリンク部のデータとデータの間がBURN-Proofの約40µmに対して約2µmに抑えられており、読み出し品質への影響がより少なくなっている。 |
出典: CD-R 『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版(Wikipedia)』 最終更新 2020年4月12日 (日) 00:09 UTC、URL: https://ja.wikipedia.org/ CD-R(英: compact disc - recordable)は、データを書き込みできるコンパクトディスクの一つである。一度書き込まれたデータは書き換えも消去もできないが、容量の許す限り追記が可能であり、このことから「追記型」(WORMメディア)と呼ばれる。 ・・・ [バッファーアンダーランエラー回避] ・・・記録速度が8倍速以上のCD-R(「High-speed」の記載がある)が登場した2000年頃、バッファーアンダーランが発生することによる書き込みの失敗(バッファアンダーランエラー)を回避する機能を持ったドライブが開発された。書き込みソフトウェアと連携し、記録中にドライブへのデータ転送が停滞した際にディスクへの記録を一時的に中断し、その後データ転送が復旧したらその位置から記録を再開するもので、三洋電機の「BURN-Proof」(バーン・プルーフ)や、リコーの「JustLink」(ジャストリンク)、ライトンの「SMART-BURN」(スマート・バーン)といったものが知られている。 ・・・ |
同義語・類義語 | 関連語・その他 |
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ジャストリンク | Buffer Under RuN |
JustLink | Buffer Under Run |
Just Link | buffer underrun |
バッファ アンダーラン | |
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オンザフライ | |
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オンザフライ書き込み | |
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BURN-Proof | |
バーンプルーフ | |
SafeBurn | |
セイフバーン | |
SMART-BURN | |
スマート・バーン | |
更新日:2022年 1月15日 |