出典: ヌル文字 『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版(Wikipedia)』 最終更新 2017年12月24日 (日) 07:36 UTC、URL: https://ja.wikipedia.org/ ヌル文字(または「ヌル終端文字」)とは、値0の制御文字である。NULと表記される場合もある。多くの文字集合にはヌル文字の定義がある。ISO/IEC 646(ASCII)、C0制御コード、C1制御コード、ISO/IEC 10646(Unicode)、EBCDICなどの文字集合は全てヌル文字を含んでいる。一方で、JIS X 0208などのように、これを収録しない文字集合もある。ASCII、Unicode、EBCDICなどではヌル文字はコードポイント0に当てられている。多くのプログラミング言語ではヌル文字を使用できる。C言語などでは、ヌル文字のコードは0であると定義されている。 [用途] ヌル文字は元々NOPと似たような意味で利用されていた。プリンターや端末にヌル文字を送っても何も起こらない(スペースとして表示するターミナルもあるがこれは誤り)。テレタイプ端末をコンピュータの出力デバイスとして使う際には、各行の末尾にヌル文字を(場合によっては複数)送信することで、機械的な印字機構が行頭に戻るための時間を稼いでいた。 ・・・ |
出典: NUL 『通信用語の基礎知識』 更新年月日 2006/12/22,URL: https://www.wdic.org ゼロ、虚無、空白を表わす制御コード。 [概要] ASCIIでもEBCDICでも0/0(0x00)を使う。空白とは言っても、画面に表示される空白文字とは違う。画面に見える空白文字はスペース文字として別に定義されている(ASCIIなら2/0(0x20)、EBCDICなら4/0(0x40))。ここでいう空白とは、そのデータが空である、といった状態を表わす意味での空白である。C言語などでは文字列の末端を表わすのにも利用されている。 ・・・ |
出典: nullデバイス 『通信用語の基礎知識』 更新年月日 2008/02/13,URL: https://www.wdic.org 何もしないデバイス。書き込んでも無視され、読み出しても何も出てこない。これは、出力を「捨てる」時によく使われる。 [概要] UNIXやLinux等のPOSIX準拠OS、MS-DOSなどでは、出力は一般に標準出力である。標準出力はデフォルトではコンソール画面であるが、画面に出したくない場合などは、nullデバイスにリダイレクトすることで、その結果を「捨てる」ことが出来る。 [特徴] 名前:UNIX系OSやPOSIX準拠OSでは、/dev/nullである。MS-DOSではNULである。 ・・・ |
出典: クロスケーブル 『通信用語の基礎知識』 更新年月日 2012/03/10,URL: https://www.wdic.org 送信と受信の信号線を相互に入れ替えるように配線されたケーブルのこと。リバースケーブル(reversed cable)やナルモデムケーブル(null modem cable)などとも呼ばれる。 [概要] ケーブルの片方を甲、もう片方を乙とすると、甲の送信信号線が乙の受信信号線、甲の受信信号線が乙の送信信号線として、相互に入れ換えて(クロスして)繋げられているものをいう。こうすることで、甲が発信したものが乙で受信でき、また乙が発信したものを甲が受信でき、もって相互に通信が行なえることになる。シリアルバス(RS-232CやRS-422など)の場合はパソコン同士の接続などの際に用いられ、Ethernetの場合はHUB同士を接続するのに用いる。 [用途] なぜ同じ器材同士の接続にクロスケーブルを使うかというと、単純に1∶1で対応したケーブルでは、お互いの送信同士・受信同士でしか接続できないためで、これでは通信が行なえない。自分の送信は相手の受信に、自分の受信は相手の送信にそれぞれ繋げるためにクロスを使う。なお、アナログモデムのように、RS-232Cを使用した機器の場合、DCEは逆に端子が配列されているためDTEに対してストレートケーブルで使用できる仕様となっている。パーソナルコンピューターなどDTE同士を接続する場合はクロスケーブルを用いる。 [配線] RS-232C:RS-232CでPC同士を繋ぐ場合、原則としては、同じ趣旨の線の送受信を入れ換えることになる。SG(GND)同士の接続SD(TxD)とRD(RxD)を入れ替え (通信)CS(CTS)とRS(RTS)を入れ替え (S制御)DR(DSR)とER(DTR)を入れ替え (状態通知)上記の上二つは必須で、下二つは必要に応じて行なう。なお不足するCD(DCD)は、DR(DSR)に繋がるものを分岐して接続することが多い。同様に不足するCI(RI)は、どうしようもないので諦める。 [UTP/STP] Ethernetなどの場合、UTP/STPは4ペア8本のケーブルがあるため、使用している各ペアがクロスになるようにする。10BASE-Tや100BASE-TXではペア2とペア3を使用しているので、少なくともその2ペアを交換する必要がある。 |
出典: Null 『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版(Wikipedia)』 最終更新 2017年9月26日 (火) 16:05 UTC、URL: https://ja.wikipedia.org/ null(ヌル、ナル)は、何もない、という意味で、プログラミング言語などコンピュータ関係では、「何も示さないもの」を表すのに使われる。同様のものに、nilが使われることもある。他の名前のこともある。日本では「ヌル」が定着している。英語読みに近い「ナル」と呼ばれる場合もある(専門書、国家試験など)。プログラミング言語などにおいて、nullやnilといった予約語や定数名のものなどの意味がどういったものかは言語により、場合によっては実装ごとに違う。ポインタや参照のある言語では、ヌルポインタなどと呼ばれる何も指さない特別なポインタであることもあるし、Pythonのようにオブジェクトのこともある。古典的なLISPのように真理値の偽(の代表)や空リスト「()」を兼ねたもの(それらと同じもの)だったりすることもある。・・・ |
出典: ヌルポインタ 『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版(Wikipedia)』 最終更新 2018年5月11日 (金) 21:18 UTC、URL: https://ja.wikipedia.org/ ヌルポインタ(英語: null pointer)とは、何のオブジェクトも指していないことを表す特別なポインタである。プログラムではヌルポインタを、不定長のリストの終端を表したり、何らかの動作の結果が失敗であることを表したりするのに使用する。後者の用法は、nullable型やオプション型のNothing値を使用することもできる。・・・ |
出典: /dev/null 『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版(Wikipedia)』 最終更新 2017年10月25日 (水) 21:13 UTC、URL: https://ja.wikipedia.org/ /dev/null(nullデバイスとも呼ばれる)は、UNIXやUnix系オペレーティングシステム (OS) におけるスペシャルファイルの1つで、そこに書き込まれたデータを全て捨て(writeシステムコールは成功する)、読み出してもどんなプロセスに対してもデータを返さない(EOFを返す)。DOSやWindowsではこれとほぼ同等な機能を提供するNULデバイスがある。 [概要] /dev/null は通常、プロセスの不要な出力ストリームを捨てるのに使うか、入力ストリームのための空のファイルとして使う。これは一般にリダイレクトによってなされる。プログラマ、特にUnix系のプログラマの間では、ビットバケツ (bit bucket)、あるいはブラックホール (black hole) などとも呼ばれる。・・・ |
出典: ヌルモデム 『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版(Wikipedia)』 最終更新 2017年9月27日 (水) 11:31 UTC、URL: https://ja.wikipedia.org/ ヌルモデム (null modem) は、RS-232シリアルケーブルを用いて2つのDTE (コンピューター、端末、プリンター等) を直結するための通信手段である。ヌルモデムという名前は、RS-232ケーブルを用いた歴史的な利用方法に由来している。2台のテレタイプ端末機器は2台のモデムに接続すれば相互通信できるが、「ヌルモデム通信」は、モデムを使用せずにテレタイプ端末を相互に直結するためにクロスオーバーしたRS-232ケーブルを用いることを指す。・・・ |
同義語・類義語 | 関連語・その他 |
---|---|
Null | みせってい |
null | 長さ0の空文字列 |
nʌ́l | [形容詞] |
ナォルゥ | 0の |
ナォ́ルゥ | ゼロの |
ヌル | 無効な |
ヌ́ル | 無効の |
[名詞] | [他動詞] |
Null値 | ~を0にする |
ヌル値 | ~を無効にする |
ヌルち | ~をむこうにする |
・ | ・ |
ヌル コード | |
ヌル・コード | |
空白コード | |
空白文字コード | |
ダミーコード | |
・ | |
ヌル キャラクター | |
ヌル・キャラクター | |
ヌル文字 | |
・ | |
何もない | |
何も示さないもの | |
虚無 | 【 以下関連語 】 |
きょむ | null型 |
空 | nil |
空値 | |
くうち | |
空白 | |
くうはく | |
空文字 | |
からもじ | |
空文字列 | |
未定義 | |
みていぎ | |
"" | |
無 | |
皆無 | |
未設定 | |
更新日:2024年 4月 7日 |
同義語・類義語 | 関連語・その他 |
---|---|
Null Cycle | Null |
nʌ́l sáikl | null |
ナォルゥ サイコルゥ | nʌ́l |
ナォルゥ・サイコルゥ | ナォルゥ |
ナォ́ルゥ・サ́イコルゥ | ナォ́ルゥ |
ヌル サイクル | ヌル |
ヌル・サイクル | ヌ́ル |
ヌ́ル・サ́イクル | [形容詞] |
・ | 0の |
ゼロの | |
無効な | |
むこうな | |
無効の | |
何もない | |
[名詞] | |
無 | |
皆無 | |
未設定 | |
みせってい | |
未定義 | |
みていぎ | |
空値 | |
くうち | |
【 以下関連語 】 | 空白 |
Cycle | くうはく |
sáikl | 空文字 |
サイコルゥ | [他動詞] |
サ́イコルゥ | ~を0にする |
サイクル | ~を無効にする |
サ́イクル | |
[名詞] | |
周期 | |
しゅうき | |
循環 | |
じゅんかん | |
[自動詞] | |
循環する | |
[他動詞] | |
~を循環させる | |
・ | |
更新日:2024年 4月 7日 |
同義語・類義語 | 関連語・その他 |
---|---|
Null pointer | Null |
null pointer | null |
nʌ́l pɔ́intər | nʌ́l |
ナォルゥ ポインタゥー | ナォルゥ |
ナォルゥ・ポインタゥー | ナォ́ルゥ |
ナォ́ルゥ・ポ́インタゥー | ヌル |
ヌル ポインター | ヌ́ル |
ヌル・ポインター | [形容詞] |
ヌ́ル・ポ́インター | 0の |
nullポインター | ゼロの |
空ポインター | 無効な |
からポインター | むこうな |
無効の | |
何もない | |
[名詞] | |
無 | |
皆無 | |
未設定 | |
みせってい | |
未定義 | |
みていぎ | |
空値 | |
くうち | |
空白 | |
くうはく | |
空文字 | |
[他動詞] | |
~を0にする | |
~を無効にする | |
更新日:2024年 4月 7日 |
同義語・類義語 | 関連語・その他 |
---|---|
nullデバイス | Null |
Null Device | null |
nʌ́l diváis | nʌ́l |
ナォルゥ デヴァイス | ナォルゥ |
ナォルゥ・デヴァイス | ナォ́ルゥ |
ナォ́ルゥ・デヴァ́イス | ヌル |
ヌル デバイス | ヌ́ル |
ヌル・デバイス | [形容詞] |
ヌ́ル・デバ́イス | 0の |
NULデバイス | ゼロの |
・ | 無効な |
bit bucket | むこうな |
bít bʌ́kət | 無効の |
ビェットゥ バケッツ | 何もない |
ビェットゥ・バケッツ | [名詞] |
ビェッ́トゥ・バ́ケッツ | 無 |
ビット バケットゥ | 皆無 |
ビット・バケットゥ | 未設定 |
ビッ́ト・バ́ケットゥ | みせってい |
・ | 未定義 |
black hole | みていぎ |
blǽk hóul | 空値 |
ブゥラゥェック ホーゥルゥ | くうち |
ブゥラゥェック・ホーゥルゥ | 空白 |
ブゥラゥェッ́ク・ホ́ーゥルゥ | くうはく |
ブラック ホール | 空文字 |
ブラック・ホール | [他動詞] |
ブラッ́ク・ホ́ール | ~を0にする |
・ | ~を無効にする |
Dummy Device | |
dʌ́mi diváis | |
ダミィー デヴァイス | |
ダミィー・デヴァイス | |
ダ́ミィー・デヴァ́イス | |
ダミー デバイス | |
ダミー・デバイス | |
ダ́ミー・デバ́イス | |
・ | |
/dev/null | |
架空のデバイス | |
更新日:2024年 4月 7日 |
同義語・類義語 | 関連語・その他 |
---|---|
クロスケーブル | krɔ́siŋ |
Crossing Cable | クロシィング |
crossing cable | クロ́シィング |
krɔ́siŋ kéibl | クロシング |
クロシィング ケイボルゥ | クロ́シング |
クロシィング・ケイボルゥ | [名詞] |
クロ́シィング・ケ́イボルゥ | 横断 |
クロシング・ケーブル | 踏切 |
クロ́シング・ケ́ーブル | 交差 |
cross cable | 交差点 |
クロス ケーブル | ・ |
クロス・ケーブル | Null |
・ | null |
reversed cable | nʌ́l |
rivə́rst kéibl | ナォルゥ |
リヴァーストゥ・ケイボルゥ | ナォ́ルゥ |
リヴァ́ーストゥ・ケ́イボルゥ | ヌル |
リバースト・ケーブル | ヌ́ル |
リバ́ースト・ケ́ーブル | [形容詞] |
・ | 0の |
reverse cable | ゼロの |
rivə́rs kéibl | 無効な |
リバース ケーブル | 無効の |
リバース・ケーブル | 何もない |
リバースケーブル | [名詞] |
リバース型シリアルケーブル | 無 |
・ | 皆無 |
null modem | 未設定 |
null modem cable | 未定義 |
ナル・モデム・ケーブル | 空値 |
ナルモデムケーブル | 空白 |
ヌル モデム | 空文字 |
ヌル・モデム | [他動詞] |
ヌル・モデム・ケーブル | ~を0にする |
ヌルモデム | ~を無効にする |
ヌルモデムケーブル | なになにを むこうにする |
ノルゥ・モデム | ・ |
・ | クロス |
【 以下関連語 】 | クロス接続 |
crossing | RS-232Cクロスケーブル |
更新日:2023年10月 1日 |