出典: 拡張スロット 『通信用語の基礎知識』 更新年月日 2014/01/10,URL: https://www.wdic.org/ 機能を拡張するためにマザーボードに設けられている、拡張カード/拡張ボードの差込口。 [概要] 初期の電子計算機は、本体自体には殆ど機能がなく、後から拡張可能なようにスロットを設けた。 電子計算機の発展と共に本体(マザーボード)自体が持つ機能も増えたが、それでも様々な需要に対応できるよう、今でも拡張スロットは存在する。 初期のものは、そのCPUバスに直結するものであり、CPUの仕様に完全に依存するものであった。現在のものは、CPUには依存しないよう設計されている。 [特徴] PC/AT互換機 PC/AT互換機のものは、世代で分類されている。 ● 第一世代 ・ ISA ・ EISA ・ MCA ・ VESA(VLバス) ● 第二世代 ・ PCI ・ AGP ・ PCI-X ● 第三世代 ・ PCI Express |
出典: PCI-X [読み] ピースィーアイエックス [外語] PCI-X: Peripheral Component Interconnect 『通信用語の基礎知識』 更新年月日 2006/07/17,URL: https://www.wdic.org/ Compaq、Hewlett-Packard、IBMが2000(平成12)年6月に発表したバスアーキテクチャーの名。後にPCI SIGに提案され、PCIの正式規格として採用された。いわゆる第二世代バスの一つである。 【概要】 従来のPCIバスと上位互換の64ビットアーキテクチャーで、つまりコネクターは3.3V用の64ビットPCIと全く同じである。 最高で133MHzのバス速度(FSBクロック)に対応する。 [PCI-X 1.0] 最初のバージョンである。 PCIに対しバスプロトコルが改善され、PCI-X 1.0で約1Gバイト/秒の転送速度を実現した。 [PCI-X 2.0] 後継のPCI-X 2.0は、旧PCI-X 1.0に対し性能の向上と信頼性の向上を図ったものである。 新しい動作モード(モード2)では、DDR転送(2倍速)とQDR転送(4倍速)に対応した。 64ビット/133MHzの場合、DDR転送(PCI-X 266)の場合で最大2.6Gバイト/秒、QDR転送(PCI-X 533)時で最大5.3Gバイト/秒のデータ転送速度となる。 この速度は、対抗となるInfiniBand 12X(物理層速度30Gbps)を優に越えており、接続するデバイスが少ない環境であるならばInfiniBandに充分対抗可能な仕様となった。 【用途】 PCIに対し、速度が向上したことにより、従来ではPCIバス自体がボトルネックとなり速度が充分に出せなかったファイバーチャネル、高速なSCSIなどにも充分な速度を提供可能になった。 【互換性】 32ビットPCI用カードのうち多数は5V専用のため、3.3V専用のPCI-Xスロットには挿すことが出来ない。ただしこれは64ビットPCIから存在していた電圧の問題である。 PCI-Xは上位互換を強く意識しているため、基本的にはPCI-X対応のカードを従来の通常の3.3V対応のPCIスロットに挿したり、その逆をしても正常に動作する。 なお、PCI-Xのスロットであっても、通常のPCIのカードを挿した時はPCIモードで動作するので、PCI-Xの性能は発揮できない。 |
出典: 拡張カード 『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版(Wikipedia)』 最終更新 2020年1月9日 (木) 11:09 UTC、URL: https://ja.wikipedia.org/ 拡張カード(かくちょうカード、英: expansion card)、または拡張アダプターとは、コンピュータなどの情報機器で、機能を拡張するための小型のプリント基板を内蔵したカード(アダプター)である。拡張カードを本体に装備する際のインターフェースは、拡張バス(外部バス)、あるいは拡張スロットといい、いくつかの標準がある。拡張カード等は、しばしば規格化された拡張バス、拡張スロットに挿入または装着し取り付けて使用する。 |
出典: PCI-X 『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版(Wikipedia)』 最終更新 2020年10月11日 (日) 01:58 UTC、URL: https://ja.wikipedia.org/ PCI-Xとは、PCIをベースに、バスクロックの高速化を図った規格である。当初はコンパック(現ヒューレットパッカード)、ヒューレット・パッカード、IBMの3社、後にはインテルも加えた4社により提唱された。主にサーバやワークステーションで採用された。 PCI Expressは完全に別の規格である。 [概要] PCIのバスクロックが33 MHz - 66 MHzであるのに対し、PCI-Xでは133 MHzへと2 - 4倍に引き上げられ、最大データ転送速度は一般的なPCI (32ビット 33 MHz) の133 MB/sと比べて8倍高速な半二重1.06 GB/sとなった。2002年にPCI-XはPCI-X 2.0に規格が拡張され、クロック当たりの2 - 4回のデータ転送に対応した。この為、バスクロックの引き上げはされなかったものの、実質266 MHz - 533 MHzに相当するデータ転送量となり、最大データ転送速度も半二重4.24 GB/sまで増加した。 従来のPCIに基づいたスロット・カードのうち、3.3 V動作に対応した物とは互換性もあり、PCI-XスロットにPCIカード、PCIスロットにPCI-Xカード、どちらの組み合わせも使用可能である。ただし、いずれの組み合わせにおいてもPCI互換モードとなるため、バスクロックは33 MHzないしは66 MHzが上限となる。 従来のPCIの互換性を引き継いだため、バス信号線のタイミングの問題はそのまま残されていた。そのためクロック上昇やバスのDDR化が進むと、64bitもの信号線のタイミング調整は非常にシビアなものとなってしまった。後継のPCI Expressが登場すると、サーバー・ワークステーション向けカードも次第にPCI Expressへと置き換えられていった。 |
同義語・類義語 | 関連語・その他 |
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expansion slot | AGP |
ikspǽnʃən slɑt | ・ |
イクスパェンシュン スロァットゥ | XT bus |
イクスパェンシュン・スロァットゥ | ATバス |
イクスパェ́ンシュン・スロァッ́トゥ | ISAバス |
エクスパンション スロット | Cバス |
エクスパンション・スロット | VLバス |
エクスパ́ンション・スロッ́ト | EISAバス |
拡張スロット | NESA |
・ | PCI |
extension slot | PCI-X |
eksténʃən slɑt | NuBus |
イキステンシュン・スロァットゥ | AP Bus |
イキステ́ンシュン・スロァッ́トゥ | PCI Express |
エクステンション・スロット | NVMe |
エクステ́ンション・スロッ́ト | ・ |
・ | PCカード |
card slot | ・ |
カード スロット | slot |
カード・スロット | slɑt |
カードスロット | スロァットゥ |
・ | スロァッ́トゥ |
Bay | スロット |
ベイ | スロァッ́トゥ |
外部拡張スロット | [名詞] |
Bus Slot | 溝 |
拡張バス | 細長い穴 |
外部バス | ・ |
・ | extension |
【 以下関連語 】 | eksténʃən |
expansion | イキステンシュン |
ikspǽnʃən | イキステ́ンシュン |
イクスパェンシュン | エクステンション |
イクスパェ́ンシュン | エクステ́ンション |
エクスパンション | [名詞] |
エクスパ́ンション | 拡張 |
[名詞] | 伸長 |
拡張 | 拡張子 |
拡大 | 拡張機能 |
・ | |
更新日:2024年 3月19日 |
同義語・類義語 | 関連語・その他 |
---|---|
PCI | 32-bit bus |
píː síː ái | 32bit bus |
ピー シィー アイ | 32ビット・バス |
ピ́ー シィ́ー ア́イ | 32ビット・パラレル・バス |
ピー シー アイ | 32ビットバス |
ピ́ー シ́ー ア́イ | ・ |
ピーシーアイ | 64ビットPCI |
Peripheral Component Interconnect | 64-bit bus |
pərífərəl kəmpóunənt ìntəkənékt | 64bit bus |
パゥリフロゥルゥ コァンポウネントゥ インタゥァケァネクトゥ | 64ビット・バス |
パゥリフロゥルゥ・コァンポウネントゥ・インタゥァケァネクトゥ | 64ビット・パラレル・バス |
パゥリ́フロゥルゥ・コァンポ́ウネントゥ・イ̀ンタゥァケァネ́クトゥ | 64ビットバス |
ペリフェラル コンポーネント インターコネクト | ・ |
ペリフェラル・コンポーネント・インターコネクト | |
ペリ́フェラル・コンポ́ーネント・イ̀ンターコネ́クト | |
PCI規格 | |
PCI bus | |
píː síː ái bʌ́s | |
ピー シィー アイ・バス | |
ピ́ー シィ́ー ア́イ・バ́ス | |
ピー シー アイ・バス | |
ピ́ー シ́ー ア́イ・バ́ス | 【 以下関連語 】 |
PCIバス | バス・アーキテクチャ |
PCI Local Bus | 汎用バス規格 |
PCIローカル・バス | 533MB/s |
Peripheral Components Interconnect bus | 66MHz |
pərífərəl kəmpóunənt ìntəkənékt bʌ́s | 拡張バス |
パゥリフロゥルゥ コァンポウネントゥ インタゥァケァネクトゥ バス | 拡張スロット |
パゥリフロゥルゥ・コァンポウネントゥ・インタゥァケァネクトゥ・バス | Peripheral Component Interconnect Special Interest Group |
パゥリ́フロゥルゥ・コァンポ́ウネントゥ・イ̀ンタゥァケァネ́クトゥ・バ́ス | ・ |
ペリフェラル コンポーネント インターコネクト バス | PCI-X |
ペリフェラル・コンポーネント・インターコネクト・バス | |
ペリ́フェラル・コンポ́ーネント・イ̀ンターコネ́クト・バ́ス | |
・ | |
PCI 1.0 | |
PCI 2.0 | |
PCI 2.1 | |
PCI 2.2 | |
PCI 2.3 | |
PCI 3.0 | |
更新日:2024年 2月16日 |
同義語・類義語 | 関連語・その他 |
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PCI-X | Compaq |
píː síː ái éks | コンパック |
ピー シィー アイ エックス | Hewlett-Packard |
ピ́ー シィ́ー ア́イ エッ́クス | ヒューレット・パッカード |
ピー シー アイ エックス | IBM |
ピ́ー シ́ー ア́イ エッ́クス | アイビーエム |
ピースィーアイエックス | インテル |
・ | 1.06 GB/s |
PCI-X 1.0 | 2.6 GB/s |
PCI-X 2.0 | 4.24 GB/s |
・ | 5.3 GB/s |
64-bit bus | 拡張バス |
64bit bus | 拡張スロット |
64ビット・バス | DDR転送 |
64ビット・パラレル・バス | QDR転送 |
64ビットバス | |
更新日:2024年 3月19日 |