出典: サンプリング周波数 『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版(Wikipedia)』 最終更新 2022年7月31日 (日) 22:39 UTC、URL: https://ja.wikipedia.org/ サンプリング周波数(サンプリングしゅうはすう)は、音声等のアナログ波形をデジタルデータにするために必要な処理である標本化(サンプリング)において、単位時間あたりに標本を採る頻度。単位はHzが一般に使われるが、sps (sample per second) を使うこともある。 サンプリングレート、サンプルレートとも呼ばれる。 [概要] ある波形を正しく標本化するには、波形の持つ周波数成分の帯域幅の2倍より高い周波数で標本化する必要がある(これをサンプリング定理と呼ぶ)。 逆に、サンプリング周波数の1/2の帯域幅の外側の周波数成分は、復元時に折り返し雑音となるため、標本化の前に帯域制限フィルタにより遮断しておかなければならない。 音楽CDで使用されるサンプリング周波数は44.1kHzであるため、直流から22.05kHzまでの音声波形を損なわずに標本化できる。あらかじめ、カットオフ周波数20kHzないし22kHz程度のローパスフィルタで前処理が行なわれているが、人の可聴域の上限20kHzにほぼ一致しているため、実用上問題なく音声を再現できることになる。 ・・・ |
出典: サンプリング周波数 [外語] sampling freqency 『通信用語の基礎知識』 更新年月日 2008/05/08,URL: https://www.wdic.org/ サンプリングを行なう際の、そのサンプリング間隔のこと。 [概要] オーディオ信号やビデオ信号などのように、時間とともに絶えず変化する信号をディジタル信号にする際に、一秒あたりいくつのデータを抽出するか、が音質面や画質面において重要な要素となる。 このとき、例えば秒間44,100回のサンプリングを行なう場合は、このサンプリング周波数は44.1kHzとなる。 また、このサンプリングされたデータを復号する場合は、同じサンプリング周波数で行なう必要がある。 [特徴] サンプリング周波数と、ディジタル信号で表現可能(変換可能)な最高周波数とは密接な関係がある。 具体的にはサンプリング周波数の半分の周波数までが表現可能で、この周波数をナイキスト周波数と言う。 音楽CD(CD-DA)はサンプリング周波数が44.1kHzだが、つまりこの半分、22.1kHzまでの周波数を記録することが可能ということになる。 |
同義語・類義語 | 関連語・その他 |
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sampling | sǽmpl réit |
sǽmpliŋ | サェンポゥルゥ レイトゥ |
サェンプリィング | サェンポゥルゥ・レイトゥ |
サンプリング | サェ́ンポゥルゥ・レ́イトゥ |
標本抽出 | サンプル レート |
ひょうほん ちゅうしゅつ | サンプル・レート |
見本抽出 | サンプルレート |
みほん ちゅうしゅつ | サ́ンプル・レ́ート |
抽出法 | ・ |
ちゅうしゅつほう | |
標本化 | |
ひょうほんか | |
・ | 【 以下関連語 】 |
sampling frequency | PCM |
sǽmpliŋ fríːkwənsi | Pulse Code Modulation |
サェンプリィング フリクヮンシィー | pulse code modulation |
サェンプリィング・フリクヮンシィー | ディジタル録音 |
サェ́ンプリィング・フリ́クヮンシィー | デジタル録音 |
サンプリング フレケンシー | パルス・コード・モジュレーション |
サンプリング・フレケンシー | パルス符号変換 |
サ́ンプリング・フレ́ケンシー | パルス符号変調 |
サンプリング周波数 | ピーシーエム |
サンプリング しゅうはすう | ・ |
標本化周波数 | Frequency |
ひょうほんか しゅうはすう | fríːkwənsi |
・ | フリクヮンシィー |
sampling rate | フリ́クヮンシィー |
sǽmpliŋ réit | フレケンシー |
サェンプリィング レイトゥ | フレ́ケンシー |
サェンプリィング・レイトゥ | [名詞] |
サェ́ンプリィング・レ́イトゥ | 周波数 |
サンプリング レイト | しゅうはすう |
サンプリング・レイト | 振動数 |
サ́ンプリング・レ́イト | 頻度 |
サンプリング レート | 頻発 |
サンプリング・レート | 頻繁に起きること |
サンプリングレート | 回数 |
アナログ信号をA/D変換する時の単位時間当たりの標本化回数 | ・ |
・ | 量子化ビット数 |
sample rate | 量子化方式 |
更新日:2025年 3月27日 |