出典: TLS 『通信用語の基礎知識』 更新年月日 2015/09/14,URL: https://www.wdic.org/ セキュリティを要する通信で用いられる、代表的な通信プロトコルの一つ。古くはSSL(Secure Sockets Layer)と呼ばれてきた。「TLS/SSL」や「SSL/TLS」のように併記されることも多い。 [概要] 由来 米Netscape Communicationsにより、SSLとして開発された。 SSLは3.0まである。以降はIETFのワーキンググループでの仕様策定に移行し、名前も「TLS」に改められRFCが発行されるようになった。その後も、SSLの名が広く普及していることからTLSもSSLと俗称されることが多くあり、「TLS/SSL」や「SSL/TLS」のように併記されることも多かった。 SSLはバージョン1.0と2.0は既に脆弱性で消えていたが、2014(平成26)年10月14日、GoogleのセキュリティチームによりSSL 3.0の深刻な脆弱性「POODLE」が発見されたことでSSLは全バージョンに脆弱性が発覚、これをもってSSLは現役を退いた。 現行のバージョンは全てTLSであるが、以下は、特にバージョンの区別をしない場合、SSLと書かれた場合にはTLSも含む。 機能 SSL/TLSは、次の機能を実現する。 ● 通信内容の暗号化 ● 通信相手の証明 ● なりすましを防止する通信相手の認証 ● 伝送中にメッセージの改竄が無いかを調べる認証 暗号化によって安全な通信を実現すると共に、SSL証明書の認証による通信相手の実在性を保証する。 [特徴] ・・・ |
出典: Transport Layer Security 『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版(Wikipedia)』 最終更新 2019年8月3日 (土) 11:34 UTC、URL: https://ja.wikipedia.org/ Transport Layer Security(トランスポート・レイヤー・セキュリティ、TLS)は、インターネットなどのコンピュータネットワークにおいてセキュリティを要求される通信を行うためのプロトコルである。主な機能として、通信相手の認証、通信内容の暗号化、改竄の検出を提供する。TLSはIETFによって策定された。当プロトコルは(特に区別する場合を除いて)SSL (Secure Sockets Layer) と呼ばれることも多い。これは、TLSの元になったプロトコルがSSLであり、そのSSLという名称が広く普及していることによる。2018年現在の最新版はTLS 1.3である。 [概要] TLSは多くの場合、コネクション型のトランスポート層プロトコル(通常はTCP)とアプリケーション層のあいだにおいて使われる。特にHTTPでの利用を意識して設計されているが、アプリケーション層の特定のプロトコルには依存せず、様々なアプリケーションにおいて使われている。TLS 1.1以降を元にしたプロトコルが、UDPやDCCPといったデータグラム型プロトコル上でも実装されており、こちらはDatagram Transport Layer Security (DTLS) として独立して標準化されている。 ・・・ |
出典: SMTPS 『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版(Wikipedia)』 最終更新 2019年1月12日 (土) 10:27 UTC、URL: https://ja.wikipedia.org/ SMTPSは、通信プロトコルのひとつ。TLS (Transport Layer Security)を用いてSMTPをセキュアにする手法である。 [概要] SMTPSはトランスポート層において、データ完全性、機密性と通信相手を認証する機能を提供する。アプリケーション層でクライアントとサーバは通常のSMTPを利用するが、コネクション自体はSSL/TLSによって保護される。この動作はコネクションの確立時に行われる。 ・・・ |
出典: ソケット 『通信用語の基礎知識』 更新年月日 2015/01/31,URL: https://www.wdic.org/ プロセス間通信の方法の一つ。 [概要] 異なるコンピューターで動作するプロセス間の通信にも使え、実際その使い方が多い。TCP/IPなどが代表といえる。この機能は4.2BSDで初めて実装され、現在では殆どのオペレーティングシステムで使えるほどに普及した。 [特徴] 通信をする際には、まずソケットによってコネクションが張られる。 こうすると、プロセス間通信をアプリケーションからはファイルへの入出力と同じに扱うことができる点が便利なため、広く普及している。 例えば、HTTPのサーバーであるhttpdはサーバーコンピューターのTCPポート80にソケットを作り、クライアントが(Webブラウザーなどで)ソケットに繋ぎに来るのを待っている。 |
同義語・類義語 | 関連語・その他 |
---|---|
SMTPS | 暗号化 |
465番 | 暗号通信 |
465番ポート | ・ |
RFC 8314 | TLS |
SMTP over SSL/TLS | Transport Layer Security |
SSL/TLS | トゥラェンスポーァトゥ レゥイアゥー セキュリディー |
STARTTLS | トゥラェンスポーァトゥ・レゥイアゥー・セキュリディー |
エス エム ティー ピー エス | トランスポート レイヤー セキュリティ |
スタートティーエルエス | トランスポート・レイヤー・セキュリティ |
ポート番号465 | ・ |
SMTP | |
Simple Mail Transfer Protocol | |
シンポル メイル トゥランスファー プロドゥコァールゥ | |
シンポル・メイル・トゥランスファー・プロドゥコァールゥ | |
シンプル メール トランスファー プロトコル | |
シンプル・メール・トランスファー・プロトコル | |
更新日:2022年 2月14日 |
同義語・類義語 | 関連語・その他 |
---|---|
SSL | 暗号化通信技術 |
Secure Socket Layer | DTLS |
Secure Sockets Layer | SSLRef |
secure socket layer | POODLE |
secure sockets layer | ・ |
SSL 1.0 | Sockets |
SSL 2.0 | sɑ́kits |
SSL 3.0 | ソケット |
SSL V2.0 | ソケッツ |
SSL V3.0 | IPアドレスとポート番号の組合せ |
エス エス エル | ・ |
sikjúr sɑ́kits léiər | Transport |
セキュァー ソケッツ レゥイアゥー | trænspɔ́ːrt |
セキュァー・ソケッツ・レゥイアゥー | トゥラェンスポーァトゥ |
セキュア・ソケッツ・レイヤー | トランスポート |
セキュア ソケット レイヤー | [名詞] |
セキュア・ソケット・レイヤー | 輸送 |
SSL/TLS | 移送 |
TLS/SSL | 伝達 |
・ | 転送 |
TLS | 輸送機関 |
TLS 1.0 | [他動詞] |
TLS 1.1 | 運ぶ |
TLS 1.2 | 輸送する |
TLS 1.3 | |
Transport Layer Security | |
trænspɔ́ːrt léiər səkjúrəti | |
トゥラェンスポーァトゥ レゥイアゥー セキュリディー | |
トゥラェンスポーァトゥ・レゥイアゥー・セキュリディー | |
トランスポート レイヤー セキュリティ | |
トランスポート・レイヤー・セキュリティ | |
更新日:2023年 1月 6日 |