出典: LR法 『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版(Wikipedia)』 最終更新 2018年11月21日 (水) 17:57 UTC、URL: https://ja.wikipedia.org/ LR法またはLR構文解析器とは、文脈自由文法の構文解析手法/構文解析器である。LR法では、入力を左(Left)から右に読んでいき、右端導出(Rightmost derivation)を行う。このためLRと名づけられている。「LR(k)」といった場合、k は、消費をともなうことなく「先読み」が進められる入力記号の最大数を意味する。通常、k は 1 であり、その場合省略されることが多い。LR(k)の構文解析器が対応する文脈自由文法も LR(k) と呼ばれる。 [概要] LR法はいわゆるボトムアップ構文解析を行う。つまり、葉から始めて最上位の構文要素にたどり着く。ほとんどのプログラミング言語の文法は LR(1) で表されるため、LR法はコンパイラがソースコードの構文を解析する際によく使われる。一般にLR構文解析器と言った場合、文脈自由文法に基づいた特定の言語を理解する特定の構文解析器を意味していることが多い。 ・・・ |
出典: 計算言語学 『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版(Wikipedia)』 最終更新 2019年5月28日 (火) 04:45 UTC、URL: https://ja.wikipedia.org/ 計算言語学(けいさんげんごがく、英: computational linguistics)とは、形式性を重視する言語学の一分野である。自然言語処理と共に「理科系言語学」と称される。類似名称の言語学分野に計量言語学があるが、計量言語学は統計的な手法により自然言語を研究する分野であり計算言語学とは異なる。 [概要] 計算言語学の定義 計算言語学は形式性を重視する言語学の一分野であるが、計算言語学と隣接分野、特に自然言語処理、の境界線は曖昧である。計算言語学と自然言語処理の差異については、専門家から次のような指摘がなされている。 言語に関する情報科学的な研究の目的は,人間の言語処理過程の科学的な究明や,ワープロや機械翻訳などの工学的な応用を含み,きわめて多岐にわたる。 …中略…「自然言語処理」はどちらかというと工学的な応用を指向した言い方であり,「計算言語学」にはもう少し基礎的・理論的なニュアンスがある— 松本ほか 計算言語学は他に自然言語処理、理論言語学、数理論理学からなる数理言語学の一分野とされる場合もあるが、ここでも理学系の「計算言語学」、工学系の「自然言語処理」と位置付けられている。 ・・・ |
出典: 構文解析 『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版(Wikipedia)』 最終更新 2019年5月7日 (火) 02:57 UTC、URL: https://ja.wikipedia.org/ 構文解析(こうぶんかいせき、syntactic analysis あるいは parse)とは、文章、具体的にはマークアップなどの注記の入っていないベタの文字列を、自然言語であれば形態素に切分け、さらにその間の関連(修飾-被修飾など)といったような、統語論的(構文論的)な関係を図式化するなどして明確にする(解析する)手続きである。自然言語については自然言語処理における要点のひとつであり、プログラミング言語など形式言語の場合は、形式文法に従い構文木を得る。構文解析を行う機構を構文解析器(parser)と呼ぶ。 [形式言語] プログラミング言語の場合は一般にその性質から、文字列(ソースコード)から字句(トークン)の列を取り出す前処理段階である字句解析(lexical analysis)と、そのトークン列を受け取り構文木を作るなどする後処理段階の2段階に分けてその全体を広義の構文解析とし、特に後処理のみを指して狭義の構文解析とすることが多い。 ・・・ |
同義語・類義語 | 関連語・その他 |
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Computational Linguistics | CKY法 |
kɑ̀mpjutéiʃənl liŋgwístiks | アーリー法 |
コァンピュテイシュナォルゥ リゥングウェステックス | 意味解析 |
コァンピュテイシュナォルゥ・リゥングウェステックス | 機械翻訳 |
コァ̀ンピュテ́イシュナォルゥ・リゥングウェ́ステックス | 言語解析 |
コンピュテーショナル リングウィスティクス | 構文解析 |
コンピュテーショナル・リングウィスティクス | 構文解析アルゴリズム |
コ̀ンピュテ́ーショナル・リングウィ́スティックス | 自然言語処理 |
理科系言語学 | 自動要約 |
りかけい げんごがく | ・ |
計算言語学 | Computational |
けいさん げんごがく | kɑ̀mpjutéiʃənl |
計算論的言語学 | コァンピュテイシュナォルゥ |
けいさんろんてき げんごがく | コァ̀ンピュテ́イシュナォルゥ |
コンピュテーショナル | |
コ̀ンピュテ́ーショナル | |
[形容詞] | |
計算による | |
計算の | |
計算的な | |
コンピューターによる | |
・ | |
Linguistics | |
liŋgwístiks | |
リゥングウェステックス | |
リゥングウェ́ステックス | |
リングウィスティックス | |
リングウィ́スティックス | |
[名詞] | |
言語学 | |
げんごがく | |
[形容詞] | |
言語学的な | |
げんごがくてきな | |
言葉の | |
言語の | |
更新日:2024年 4月28日 |
同義語・類義語 | 関連語・その他 |
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syntax analysis | 末尾再帰構文解析 |
síntæks ənǽləsis | ANTLR |
シィンタェックス アェナェラゥシィス | Bison |
シィンタェックス・アェナェラゥシィス | GOLD |
シィ́ンタェックス・アゥナェ́ラゥシィス | ・ |
シンタックス アナラスス | |
シンタックス・アナラスス | |
シ́ンタックス・アナ́リシス | 【 以下関連語 】 |
構文解析 | parser |
こうぶん かいせき | pɑ́ːsər |
・ | パゥァーサゥァー |
parse | パゥ́ァーサゥァー |
pɑ́rs | パーサー |
パゥァース | パ́ーサー |
パゥ́ァース | [名詞] |
パース | 構文解析器 |
パ́ース | 構文解析ツール |
[他動詞] | こうぶん かいせき ツール |
構文解析する | 構文解析プログラム |
・ | ・ |
Packrat Parsing | syntax |
pǽkræ̀t pɑ́rsiŋ | síntæks |
パェクラェットゥ パゥァースィング | シィンタェックス |
パェクラェットゥ・パゥァースィング | シィ́ンタェックス |
パェ́クラェッ́トゥ・パゥ́ァースィング | シンタックス |
パクラット パーシング | シ́ンタックス |
パクラット・パーシング | [名詞] |
パ́クラッ̀ト・パ́ーシング | 構文 |
パックラット構文解析 | ・ |
・ | analysis |
LL法 | ənǽləsis |
LR構文解析法 | アゥナェラゥシィス |
LR法 | アゥナェ́ラゥシィス |
アーリー法 | アナリシス |
トップダウン構文解析法 | アナ́リシス |
ボトムアップ構文解析法 | [名詞] |
演算子順位法 | 分析 |
演算子順位解析法 | 解析 |
再帰下降構文解析 | 解剖 |
再帰的下向き構文解析法 | 分解 |
更新日:2024年 5月17日 |