出典: トリニトロン 『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版(Wikipedia)』 最終更新 2018年11月3日 (土) 15:36 UTC、URL: https://ja.wikipedia.org/ トリニトロン (Trinitron) は、ソニーによって開発されたアパーチャーグリル方式のブラウン管のブランド名である。世界で2億8000万台を販売した。 [概要] 『トリニトロン』という名称は、三位一体を意味する英語“Trinity(トリニティ)”と、電子管の英語名“Electron Tube(エレクトロン・チューブ)”とのかばん語で、ソニーの登録商標(日本第1010291号)となっている。トリニトロン管の大きな特徴は、色選別機構にアパーチャーグリルと呼ばれるフィルターを使用していることと、「1ガン3ビーム方式」の電子銃を使用していることである。アパーチャーグリル方式は、当時一般的だったシャドーマスク方式に比べ、低輝度でもコントラストが高く、画質面で非常に有利であった。また、シャドウマスク方式のブラウン管は、表示部が球面を切り取った形であるのに対し、トリニトロンは円筒の一部であったため表示のゆがみが少なく、画面へ写り込みにくいといった特徴を併せ持ち、本体としての見栄えも良かった。「1ガン3ビーム方式」は、1本の電子銃から3本の電子ビームを出力する方式で、3本の電子銃から電子ビームを出力する従来の方式よりも電子銃の口径を大きくすることが可能なため、よりシャープなフォーカスが得られた。 ・・・ |
出典: アパチャーグリル 『通信用語の基礎知識』 更新年月日 2008/07/06,URL: https://www.wdic.org/ カラーブラウン管(CRT)内部の蛍光面付近に存在する部品の一種で、縦空きのスリットのこと。 [概要] シャドウマスクと同様の働きをするが、シャドウマスクは薄い鋼板に細かい穴をあけた構造になっているのに対し、アパチャーグリルは細い鋼板を多数使いスリットを作った構造になっている。 ソニーが開発したトリニトロン管で最初に使われ、その特許が切れた後は三菱電機のダイヤモンドトロン管などがアパチャーグリルを採用した。 [特徴] スリット構造になっているため、シャドウマスクに比べ電子線の透過率が高く、表示画面が明るいなどの特徴がある。 シャドウマスクと比べてシャープで細かい文字やアイコンなどの視認性が高いとされるが、アパーチャーグリルの絡み付きを防止するダンパー線という鉄線が画面上に毛髪のような細い影となって見える点や、シャドウマスク管よりも割高になるというデメリットがある。 |
出典: クロマトロン 『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版(Wikipedia)』 最終更新 2017年2月11日 (土) 12:23 UTC、URL: https://ja.wikipedia.org/ クロマトロン (Chromatron) は、アパーチャーグリル方式のブラウン管である。後に改良されてトリニトロンになった。 [概要] クロマトロン管の大きな特徴は、色選別機構にシャドーマスクを使用せずにアパーチャーグリルと呼ばれるフィルターを使用していることである。アパーチャーグリル方式は、当時一般的だったシャドーマスク方式に比べ、低輝度でもコントラストが高く、画質面で非常に有利であった。主な欠点としては、高電圧による障害と、それを防止するための絶縁作業の困難があり、外から見た時、画面が二倍明るくみえるように、アルミの非常に薄い膜を蛍光面の裏側にコーティングしたが、カラースイッチンググリッドにかけられた高電圧の影響で、アルミが吸い寄せられてショートしてしまい、スイッチングができなくなる事や特性上蛍光体の焼き付けに電子銃での照射を利用するため、生産性が低く、量産には適さなかった事が挙げられる。 ・・・ |
出典: アパーチャーグリル 『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版(Wikipedia)』 最終更新 2018年6月18日 (月) 03:13 UTC、URL: https://ja.wikipedia.org/ アパーチャーグリル(アパーチャグリルとも)はCRTディスプレイの技術の一つで、電子ビームをRGBすなわち赤、緑、青の各色をすだれ状に表示するものを指す。他のCRTディスプレイの技術にシャドーマスクやスロットマスクがある。 [概要] アパーチャーグリルは金属の薄い板に走査線移動方向に対してほぼ直角(大抵は垂直)にすだれ状の穴があけられている。・・・アパーチャーグリルを初めて採用したのはノーベル物理学賞受賞者であるアーネスト・ローレンスによって発明されたクロマトロン(w:Chromatron)である。・・・ |
出典: アパーチャーグリル 『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版(Wikipedia)』 最終更新 2018年6月18日 (月) 03:13 UTC、URL: https://ja.wikipedia.org/ アパーチャーグリル(アパーチャグリルとも)はCRTディスプレイの技術の一つで、電子ビームをRGBすなわち赤、緑、青の各色をすだれ状に表示するものを指す。他のCRTディスプレイの技術にシャドーマスクやスロットマスクがある。 ・・・ |
出典: ブラウン管 『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版(Wikipedia)』 最終更新 2019年5月13日 (月) 11:30 UTC、URL: https://ja.wikipedia.org/ ブラウン管(ブラウンかん、米: cathode-ray tube (CRT))は、電子ビームを蛍光体に照射して発光させつつ、その電子ビームを偏向することで図像を表示する装置である。名称は、発明者であるドイツのカール・フェルディナント・ブラウンに由来する。 [概要] ビデオモニター、テレビ受像機、コンピューターなどのディスプレイやオシロスコープなどの用途があり、かつては広く一般家庭でも用いられた。当時はテレビの代名詞であり、テレビ番組の内容を指して「ブラウン管の向こう」と表現することもあった。YouTubeの"Tube"は、この真空管に由来する。 ・・・ |
同義語・類義語 | 関連語・その他 |
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AG Pitch | アパーチャー・グリル |
éi dʒ́iː pítʃ | アパーチャ・グリル |
エイ ジィー ピィッチ | アパチャー・グリル |
エイ ジィー・ピィッチ | シャドーマスク方式 |
エ́イ ジィ́ー・ピィッ́チ | ドットピッチ |
エー ジー ピッチ | クロマトロン |
エー ジー・ピッチ | Chromatron |
エ́ー ジ́ー・ピッ́チ | トリニトロン |
AGピッチ | ・ |
Aperture Grill Pitch | Aperture |
ǽpərtʃuər gríl pítʃ | ǽpərtʃuər |
アゥパゥチゥァー グリルゥ ピィッチ | アゥパゥチゥァー |
アゥパゥチゥァー・グリルゥ・ピィッチ | アゥ́パゥチゥァー |
アゥ́パゥチゥァー・グリ́ルゥ・ピィッ́チ | アパーチャー |
アパーチャー グリル ピッチ | ア́パーチャー |
アパーチャー・グリル・ピッチ | [名詞] |
ア́パーチャー・グリ́ル・ピッ́チ | 狭い隙間 |
開口 | |
開口部 | |
穴 | |
絞り値 | |
更新日:2023年11月28日 |
同義語・類義語 | 関連語・その他 |
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Chromatron | 1ガン3ビーム方式 |
クロマトロン | shadow mask |
トリニトロン | シャドウマスク |
ダイヤモンドトロン | シャドーマスク |
・ | シャドーマスク方式 |
aperture grill | スロットマスク |
ǽpərtʃuər gríl | ブラウン管 |
アゥパゥチゥァー グリルゥ | |
アゥパゥチゥァー・グリルゥ | |
アゥ́パゥチゥァー・グリ́ルゥ | |
アパーチャー グリル | |
アパーチャー・グリル | |
ア́パーチャー・グリ́ル | |
更新日:2024年 4月27日 |
同義語・類義語 | 関連語・その他 |
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CRT | Ray |
síː ɑ́ːr tíː | réi |
シィー アゥー ティー | レイ |
シィ́ー アゥ́ー ティ́ー | レ́イ |
シー アール ティー | [名詞] |
シ́ー ア́ール ティ́ー | 光線 |
Cathode Ray Tube | 放射線 |
Cathode-Ray Tube | 電子ビーム |
kǽθoud réi túːb | [自動詞] |
キャソゥウドゥ レイ トゥーブ | 放射する |
キャソゥウドゥ・レイ・トゥーブ | 照射する |
キャ́ソゥウドゥ・レ́イ・トゥ́ーブ | ・ |
カソード レイ チューブ | analog |
カソード・レイ・チューブ | アナログ |
カ́ソード・レ́イ・チュ́ーブ | カール・フェルディナント・ブラウン |
陰極線管 | シャドーマスク |
いんきょくせんかん | アパーチャ・グリル |
ブラウン管 | アパーチャー・グリル |
ブラウンかん | ディスプレイ |
・ | ディスプレイ装置 |
CRTディスプレイ | モニタ |
CRTモニター | ラスタ |
・ | ラスタスキャン |
観測装置 | |
走査線 | |
電子銃 | |
電磁偏向 | |
表示装置 | |
analog display | |
【 以下関連語 】 | アナログ・ディスプレイ |
Cathode | アナログ ディスプレイ |
kǽθoud | アナログ・モニター |
キャソゥウドゥ | ・ |
キャ́ソゥウドゥ | |
カソード | |
カ́ソード | |
[名詞] | |
陰極 | |
電子管の陰極 | |
・ | |
更新日:2024年 5月12日 |