出典: ATRAC3 『通信用語の基礎知識』 更新年月日 2011/05/18,URL: https://www.wdic.org ソニーが開発した音声圧縮技術の一つ。 [概要] 1999(平成11)年に、携帯音楽プレイヤー用として開発された。従来のミニディスク用ATRACの改良で、倍の圧縮率を実現した(ATRAC2と同等)。加えて、ソニーの開発した著作権保護技術MagicGateと組み合わせ、音楽配信用にも利用されている。 [技術] ATRAC3のエンコードは帯域分割フィルターとMDCT(変形離散コサイン変換)を組み合わせ、4つの周波数帯域(0〜5.51/〜11.03/〜16.54/〜22.05kHz)に分割した信号をスペクトル信号に変換した上でトーン信号を抽出し、残りの非トーン成分と個別に信号の特性に応じて符号化する。前半はmp3と同様だが、後半の符号化手法のおかげで「mp3エンコーダーより軽い処理で」音質を落とさずにエンコードが可能なのが特徴の一つである。 ・・・ |
出典: ATRAC 『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版(Wikipedia)』 最終更新 2018年10月9日 (火) 00:43 UTC、URL: https://ja.wikipedia.org/ ATRAC(アトラック、Adaptive TRansform Acoustic Coding)は、ソニーが開発したオーディオの非可逆圧縮技術・規格名、および後年開発された関連技術群の総称。いずれも、ソニーグループや、その他家電系メーカーの開発した規格・製品で主に利用される。 [ATRAC3 / ATRAC3plus] ATRAC3(アトラック・スリー)は、ATRAC2をベースに開発された技術・規格で、1999年に発表された。音声は0~2.75625kHz、2.75625~5.5125kHz、5.5125~11.025kHz、11.025~22.05kHzと帯域ごとに4分割される。ビットレートは通常、132kbps、105kbps、66kbpsの3種類が使われる。このうち66kbpsはJoint Stereoを併用することでビットレートの不足を補っている。 ・・・ |
同義語・類義語 | 関連語・その他 |
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ATRAC3 | [他動詞] |
éi tíː ɑ́ːr éi síː θríː | ~を変形させる |
エイ ティー アゥーァ エイ シィー スゥリー | ~を変形する |
エ́イ ティ́ー アゥ́ーァ エ́イ・スゥリ́ー | ~を変換する |
エー ティー アール エー シー スリー | 形を変える |
エ́ー ティ́ー ア́ール エ́ー スリ́ー | [名詞] |
・ | 変換 |
Adaptive TRansform Acoustic Coding 3 | [自動詞] |
ədǽptiv trænsfɔ́ːrm əkúːstik kə́udiŋ θríː | 変形する |
アェダェプティヴ トゥラェンスフォーァム アクーステック コゥウディング スゥリー | ・ |
アェダェプティヴ・トゥラェンスフォーァム・アクーステック・コゥウディング・スゥリー | Acoustic |
アダプティブ トランスフォーム アコーステック コーディング スリー | əkúːstik |
アダプティブ・トランスフォーム・アコーステック・コーディング・スリー | アゥクーステック |
アトラック・スリー | アゥク́ーステック |
アトラック3 | アコーステック |
アトラックスリー | アコ́ーステック |
・ | [形容詞] |
音響の | |
音の | |
聴覚の | |
【 以下関連語 】 | 電気的増幅をしていない |
Adaptive | 音響学の |
ədǽptiv | 防音の |
アゥダゥプティヴ | 吸音の |
アゥダゥ́プティヴ | 音波の |
アダプティブ | [名詞] |
アダ́プティブ | 音響特性 |
[形容詞] | ・ |
適応性のある | ATRAC Advanced Lossless |
適応できる | ATRAC1 |
順応性のある | ATRAC2 |
順応できる | ATRAC3plus |
様々な状況に適応できる | audio compression |
・ | MD |
Transform | MDLP |
trænsfɔ́ːrm | 音声圧縮 |
トゥラェンスフォーァム | 音声圧縮符号化 |
トゥラェンスフォ́ーァム | 音声圧縮符号化技術 |
トランスフォーム | 非可逆圧縮 |
トランスフォ́ーム | |
更新日:2024年11月19日 |