出典: 適応的差分パルス符号変調 『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版(Wikipedia)』 最終更新 2023年12月8日 (金) 18:26 UTC、URL: https://ja.wikipedia.org/ 適応的差分パルス符号変調(adaptive differential pulse code modulation:ADPCM、適応的差分PCM あるいは 適応差分PCM)とは自然信号に対する圧縮方式の一つである。主に音声信号に用いられる。 過去に復号された信号標本と現在の信号標本との差分信号を符号化する差分パルス符号変調(DPCM、差分PCM)を改良し、量子化幅を適応的に変化させるものである。 [特徴] ● ADPCMは、信号の性質によって変化する適応予測と差分信号の量子化ステップ幅が信号の振幅によって変化する適応量子化の両方を用いることを特徴とする。 ● PCMと同様に実時間で圧縮記録、展開が行え、且つ整数演算のみで高性能な制御回路も必要としない為、様々な音声装置に採用されている方式である。 ● 標本化周波数8kHzの音声信号用としてはITU-T G.726が使用されており、1サンプルあたり2から5ビットに量子化される。G.726では、過去2サンプルの復号信号と過去6サンプルの量子化された差分信号より予測信号を求める。また、適応動作が2ビットのみで行われるエンベデッド符号化方式が採用されている。 ・・・ |
同義語・類義語 | 関連語・その他 |
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ADPCM | PCM |
éi díː píː síː ém | ピー シー エム |
エイ ディー ピー シィー エィム | Pulse Code Modulation |
エ́イ ディ́ー ピ́ー シィ́ー エィ́ム | パルス・コード・モジュレーション |
エー ディー ピー シー エム | 符号化方式 |
エ́ー ディ́ー ピ́ー シ́ー エ́ム | |
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Adaptive Differential PCM | |
Adaptive Differential Pulse Code Modulation | |
ədǽptiv dìfərénʃəl pʌ́ls kóud mɑ̀dʒəléiʃən | |
アゥダェプティヴ ディファゥレンシャルゥ パォルゥス コウドゥ モァジュレゥイシュョン | |
アゥダェプティヴ・ディファゥレンシャルゥ・パォルゥス・コウドゥ・モァジュレゥイシュョン | |
アゥダェ́プティヴ・ディ̀ファゥレ́ンシャルゥ・パォ́ルゥス・コ́ウドゥ・モァ̀ジュレゥ́イシュョン | |
アダプティブ ディファレンシャル パルス コード モジュレーション | |
アダプティブ・ディファレンシャル・パルス・コード・モジュレーション | |
アダ́プティブ・ディ̀ファレ́ンシャル・パ́ルス・コ́ード・モ̀ジュレ́ーション | |
適応差分PCM | |
てきおう さぶん ピー シー エム | |
適応差分パルス符号変調 | |
てきおう さぶん パルス ふごう へんちょう | |
適応的差分パルス符号変調 | |
てきおうてき さぶん パルス ふごう へんちょう | |
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更新日:2025年 2月 8日 |