出典: 拡張領域 [外語] extended partition 『通信用語の基礎知識』 更新年月日 2008/03/19,URL: https://www.wdic.org/ マスターブートレコード(MBR)にある4エントリのパーティションテーブルから、拡張されたパーティションのこと。 [概要] パーティションタイプが05、0F、85の三種類のパーティションが、一般に拡張領域と呼ばれている。 ● 05 ‐ 拡張パーティション ● 0F ‐ 拡張パーティション(LBA) ● 85 ‐ Linux拡張パーティション 将来的には、更に増える可能性もある。 [特徴] 拡張 マスターブートレコードを採用したシステムでは仕様上、4つある基本領域のうち(OSが認識できる範囲で)一つだけを拡張領域として用いることができる。 これは元々4つまでしかパーティションを切ることができなかった仕様の拡張であり、拡張領域を使えば理論上幾つでもパーティションを切ることができる。こうして拡張領域により作られた領域を論理領域と呼ぶ。 拡張領域では、ファイルシステム(FS)は論理領域に置く。 構造 拡張領域は、それ自体が仮想的な一つのボリュームのようになっている。 通常、ディスクの先頭セクターにあるマスターブートレコード(MBR)の代わりに、拡張領域の最初のセクターには拡張パーティションブートレコード(EPBR)がある。その構造はマスターブートレコードと全く同じである。 使用方法 拡張パーティションブートレコードでは、パーティションテーブルは同じく4エントリあるが、このうち最初の二つしか使わない。 一つ目は自分自身が持つ論理領域の情報であり、二番目は次の拡張領域の情報である。 つまり拡張領域は数珠繋ぎに拡張を重ねることが可能で、故に理論上はディスクの容量が許すかぎり幾らでもパーティションを切れるということである。 |
同義語・類義語 | 関連語・その他 |
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extended partition | ディスク・ボリューム |
iksténdid pɑrtíʃən | プライマリ・パーティーション |
エキステンデドゥ パゥーァティーシュン | ・ |
エキステンデドゥ・パゥーァティーシュン | extended |
エキステ́ンデドゥ・パゥーァティ́ーシュン | iksténdid |
エクステンデッドゥ パーティーション | エキステンデドゥ |
エクステンデッドゥ・パーティーション | エキステ́ンデドゥ |
エクステ́ンデッドゥ・パーティ́ーション | エクステンデッドゥ |
拡張領域 | エクステ́ンデッドゥ |
かくちょう りょういき | [形容詞] |
拡張パーティーション | 拡張した |
かくちょう パーティーション | かくちょうした |
伸ばした | |
伸ばされた | |
・ | |
partition | |
pɑrtíʃən | |
パゥーァティーシュン | |
パゥーァティ́ーシュン | |
パーティーション | |
パーティ́ーション | |
[名詞] | |
仕切り | |
しきり | |
区画 | |
くかく | |
分割 | |
ぶんかつ | |
[他動詞] | |
分割する | |
区画する | |
更新日:2024年 4月 8日 |