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ICT用語同義語辞典COMPANY


【 「エンキャプサレーティング」又はそれに関連する用語の意味 】
出典: カプセル化 [外語] encapsulation 『通信用語の基礎知識』 更新年月日 2015/03/03,URL: https://www.wdic.org/

 ある通信プロトコルのデータを、別の通信プロトコルのデータとして包み込んで送受信すること。

[概要]
 包み込まれた(カプセル化された)時点で元の機能は一旦失われて単なるデータ列となり、包み込んだ通信プロトコルによってデータは送られる。送られた先で中身を取り出す(カプセル化を解除する)と、元の通信プロトコルの機能を取り戻すことができる。
 内部のパケットにある宛て先アドレスなどは、カプセル化が解かれるまでは一切参照されない。これがあたかも、データをカプセルに入れるかのようであることから、カプセル化、と呼ばれるようになった。
 別の通信経路を用いて遠隔間を繋いだり(トンネリング)、通信の途中で暗号化したいといった場合に使われることがある。

[特徴]
暗号化
 カプセル化は、VPN技術などでよく使われる。
 但し、カプセル化と暗号化は概念の異なるものであり、カプセル化しても暗号化しないようなプロトコルもある(例:L2TP)ので注意が必要である。
利用例
 例えば、IPv6に対応した2台のホストA、Bと、それぞれに接続したルーターa、bがあるが、a‐b間のネットワークはIPv4にしか対応していないとする。
 A‐B間の通信をIPv6でつつがなく行なうためには、AがaへIPv6で送信したパケットに対し、aがIPv4ヘッダーを付け、IPv4パケットにカプセル化してからbへ送信、bはそのカプセルを解き元のIPv6パケットを生成、それをBに送るという手順となる。このaが行なう操作がカプセル化である。
主な例
 ● IPトンネリング
  ・ 6to4
  ・ 6rd (RFC 5969)
  ・ ISATAP (RFC 5214)
  ・ Teredo (IPv6をUDP/IPv4にカプセル化する) RFC 4380、RFC 5991、RFC 6081)
 ● ネットワーク層(第3層)で動作するもの
  ・ IPv4 encapsulation (プロトコル番号4) (RFC 2003)
  ・ IPv6 encapsulation (プロトコル番号41) (RFC 2473)
  ・ GRE (プロトコル番号47)
  ・ IPIP (プロトコル番号94)
  ・ ETHERIP (プロトコル番号97) (RFC 3378)
  ・ IPX-in-IP (プロトコル番号111)
  ・ ISIS over IPv4 (プロトコル番号124)
  ・ PIPE (プロトコル番号131)
  ・ MPLS-in-IP (プロトコル番号137)
 ● データリンク層(第2層)で動作するもの
  ・ PPP (EtherType=880B)
出典: ペイロード (コンピュータ) 『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版(Wikipedia)』 最終更新 2017年10月22日 (日) 00:37 UTC、URL: https://ja.wikipedia.org/

 コンピュータネットワークのペイロード(payload)とは、データ伝送における正味のデータ部分を指す。

[概要]
 伝送されるデータ全体のうち、伝送処理のための管理情報(ヘッダやメタデータなど)を除いたものにあたる。データの大きさを表すときは「ペイロード長」(payload length)と言う。特に、たとえばインターネットで使われているTCP/IPの場合はDARPAモデルであるが、伝送システムの階層的なモデルにおいて、下位層のプロトコルは、上位層のプロトコルの通信全体を「単なるデータ」とみなして自分のレイヤのメタデータなどに「包んで」やりとりすることになる。この「包まれるもの」がペイロードである。つまり、たとえばIPのレイヤから見れば、UDPのデータグラムはそれ全体がペイロードであり、UDPのレイヤから見れば、その中にあるアプリケーションプログラムのためのデータがペイロードである。コンピュータセキュリティでも基本的には上述の意味だが、マルウェアでは、その内部の悪意のある動作をする部分のコードを指す。 ・・・
出典: カプセル化 『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版(Wikipedia)』 最終更新 2019年6月8日 (土) 07:47 UTC、URL: https://ja.wikipedia.org/

 プログラミングにおけるカプセル化(カプセルか、英: encapsulation)とは、データ(属性)とメソッド(手続き)を一つのオブジェクトにまとめ、その内容を隠蔽することを言う。カプセル化の概念は、D.L.パルナスの情報隠蔽(information hiding)の構成概念の一つとして見ることができる。オブジェクト指向プログラミングにおけるオブジェクトは、クラスによる情報のカプセル化を行うことで作られる。

[概要]
 構造化プログラミングを提唱したエドガー・ダイクストラは、プログラムの段階的詳細化法の知見から、プログラムを構成するアルゴリズムとそのアルゴリズムで用いられるデータ構造は密接に関連しており、アルゴリズムをある程度詳細化してからでないと多くの場合そのデータ構造は決定できないことを指摘した。さらに、アルゴリズムに関連するデータ構造を決定するためには、まず必要なデータ構造の存在を変数名で代用、すなわち抽象(abstract)し(これをデータ抽象(data abstract)と呼ぶ)、アルゴリズムの方の詳細化を進めることでそのデータ抽象された変数名が必要とされる情報を徐々に集めてゆき、十分な情報が集まった段階でそのデータ構造を決定させればよいということを示した。なお、データ抽象を駆使してアルゴリズムとそのデータ構造を洗練化(段階的詳細化)したものは真珠(pearl)と呼ばれる。 ・・・


【 「エンキャプサレーティング」又はそれに関連する用語の意味 】
出典: IPsec 『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版(Wikipedia)』 最終更新 2019年3月27日 (水) 02:38 UTC、URL: https://ja.wikipedia.org/

 IPsec(Security Architecture for Internet Protocol、アイピーセック)は、 暗号技術を用いることで、IP パケット単位で改竄検知や秘匿機能を提供するプロトコルである。これによって、暗号化をサポートしていないトランスポート層やアプリケーションを用いても、通信路の途中で、通信内容を覗き見られたり改竄されることを防止できる。

[プロトコル概要]
構成
 IPsecは、2つのピアの間にSA (Security Association)という単方向コネクションを確立することで、ピア間にセキュアな通信を確立する。なお、SAは、単方向であるため、双方向通信を行う場合には、上りと下りの2つのSAを確立する必要がある。ピアは、ホストとセキュリティ・ゲートウェイの二種類に分類できる。前者は、個人端末やサーバのようなIP通信の端点に相当する機器である。後者は、ルータのようなIP通信の中継を担う機器である。 ・・・

[各プロトコルの詳細]
ESP
 ESP (Encapsulated Security Payload) は ペイロード部を暗号化する。正確には、IP ヘッダ、経路ヘッダ、ホップバイホップオプションヘッダを除いた部分が暗号化される。RFC 1827 形式の ESP には認証機能が無いが、RFC 2406 / RFC 4303 形式の ESP にはオプションとして「認証トレイラー」機能があり、AH を併用せずとも改竄防止機能を利用することが可能となっている (ただし保証されるのはデータ部分だけで、IP ヘッダ部分の改竄を検出することはできない)。また後者には AH 同様に再送防止機能も追加されている。 ・・・

【エンキャプサレーティングの同義語と関連語 】
< 1 >
同義語・類義語 関連語・その他
Encapsulating
ɛnkǽpsəlèitiŋ
エンキャェプサゥレゥイティング
エンキャプサレーティング
[動詞]
カプセル化する
カプセルに包む
封入する

encapsulation
inkæ̀psəléiʃən
エンキャェプサゥレゥイシュン
インキャプサレイション
[名詞]
カプセル化
カプセル封入
封入
情報隠蔽
情報いんぺい











































更新日:2022年 1月 6日


【エンキャプサレーティングの同義語と関連語 】
< 2 >
同義語・類義語 関連語・その他
ESP Encapsulated
íː és píː enkǽpsəlèitid
イー エス ピー エィンキャェプサゥレゥイデドゥ
イ́ー エ́ス ピ́ー エィンキャェ́プサゥレゥ̀イデドゥ
Encapsulated Security Payload エンキャプサレーティド
enkǽpsəlèitid səkjúrəti péilòud エンキャ́プサレ̀ーティド
エィンキャェプサゥレゥイデドゥ セキュリティー ペイロゥウドゥ [形容詞]
エィンキャェプサゥレゥイデドゥ・セキュリティー・ペイロゥウドゥ カプセル化した
エィンキャェ́プサゥレゥ̀イデドゥ・セキュ́リティー・ペ́イロゥ̀ウドゥ カプセルに包んだ
エンキャプサレーティド セキュリティー ペイロード カプセル化された
エンキャプサレーティド・セキュリティー・ペイロード
エンキャ́プサレ̀ーティド・セキュ́リティー・ペ́イロ̀ード Encapsulating
Encapsulating Security Payload enkǽpsəlèitiŋ
enkǽpsəlèitiŋ səkjúrəti péilòud エィンキャェプサゥレゥイデング
エィンキャェプサゥレゥイデング セキュリティー ペイロゥウドゥ エィンキャェ́プサゥレゥ̀イデング
エィンキャェプサゥレゥイデング・セキュリティー・ペイロゥウドゥ エンキャプサレーティング
エィンキャェ́プサゥレゥ̀イデング・セキュ́リティー・ペ́イロゥ̀ウドゥ エンキャ́プサレ̀ーティング
エンキャプサレーティング セキュリティー ペイロード
エンキャプサレーティング・セキュリティー・ペイロード Payload
エンキャ́プサレ̀ーティング・セキュ́リティー・ペ́イロ̀ード péilòud
ペイロゥウドゥ
ESPパケット ペ́イロゥ̀ウドゥ
ESPフォーマット ペイロード
RFC 1827 ペ́イロ̀ード
RFC 2406 [名詞]
RFC 4303 荷物
暗号化ペイロード
パケットのデータ本体

【 以下関連語 】 暗号化
Encapsulate 暗号化通信
enkǽpsəlèit IPsec
エンキャェプサゥレゥイトゥ
エィンキャェ́プサゥレゥ̀イトゥ
エンキャプサレート
エンキャ́プサレ̀ート
[他動詞]
カプセル化する
カプセルに包む


更新日:2024年 3月 3日


【 他のICT用語辞典へ(外部リンク)】

カプセル化 (通信用語の基礎知識)
ペイロード (通信用語の基礎知識)
カプセル化 (Wikipedia)
IPsec (Wikipedia)