出典: 継承 (プログラミング) 『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版(Wikipedia)』 最終更新 2023年10月17日 (火) 00:49 UTC、URL: https://ja.wikipedia.org/ コンピュータプログラミングにおける継承(けいしょう、英: inheritance)とは、任意のオブジェクトの特性を、他のオブジェクトの特性の基礎にするためのメカニズムと定義されている。 基礎にされる継承元は親、その継承先は子と呼ばれて、状態と機能と定数と注釈などが引き継がれるが、コンストラクタとデストラクタは対象外になる。その親と子の関係を、クラスベースOOPはスーパークラスとサブクラスの関係で、プロトタイプベースOOPはプロトタイプとクローンの関係で導入している。 [概要] 継承は、他のオブジェクトの特性(データ・手続き・関数・定数・アノテーションなど)を引き継ぐという概念であり、引き継いだオブジェクトがどのような性質を持ち、どのように振る舞うのかは全くの任意になる。引き継ぎかたは、リクエストされた特性をそのオブジェクトが持たない場合は、自動的に上位オブジェクトの方でサーチするという方式が一般的であり、これは暗黙の委譲(delegation)ベースとも呼ばれる。他には、インスタンス化時にその型の継承チェーンを走査してその全要素を集めて同名重複要素を解決して1つの実体を生成するという方式もあり、これは連結(concatenation)ベースとも呼ばれる。 他オブジェクトの特性を引き継ぐという概念は、 ・・・ |
出典: 仮想継承 『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版(Wikipedia)』 最終更新 2018年9月12日 (水) 01:14 UTC、URL: https://ja.wikipedia.org/ 仮想継承(かそうけいしょう、英: Virtual inheritance)とは、C++プログラミング言語における継承の一種で、多重継承によって生じる問題(菱形継承問題)を解決するもの。どの上位クラスのメンバーを使うか曖昧さが生じる部分で、明確化する。仮想継承は、部分の合成という意味での継承よりも、継承が上位クラスへの制限を表している場合に使われる。多重継承の基底クラスは、virtual というキーワードで仮想継承であることを指定される。 ・・・ |
同義語・類義語 | 関連語・その他 |
---|---|
inheritance | 多重継承 |
inhérətəns | たじゅう けいしょう |
イェンハェリタゥンツ | ・ |
イェンハェ́リタゥンツ | |
インヘリタンス | |
インヘ́リタンス | |
[名詞] | |
継承 | |
けいしょう | |
遺産 | |
いさん | |
相続 | |
受け継いだもの | |
更新日:2025年 3月 9日 |
同義語・類義語 | 関連語・その他 |
---|---|
virtual inheritance | virtual |
və́ːrtʃuəl inhérətns | və́ːrtʃuəl |
ヴゥァーチュァルゥ イェンハェリタゥンツ | ヴゥァーチュァルゥ |
ヴゥァーチュァルゥ・イェンハェリタゥンツ | ヴゥァ́ーチュァルゥ |
ヴゥァ́ーチュァルゥ・イェンハェ́リタゥンツ | バーチャル |
バーチャル インヘリタンス | バ́ーチャル |
バーチャル・インヘリタンス | [形容詞] |
バ́ーチャル・インヘ́リタンス | 仮想の |
仮想継承 | かそうの |
かそう けいしょう | 虚像の |
きょぞうの | |
・ | |
inheritance | |
inhérətns | |
イェンハェリタゥンツ | |
イェンハェ́リタゥンツ | |
インヘリタンス | |
インヘ́リタンス | |
[名詞] | |
受け継いだもの | |
相続 | |
そうぞく | |
継承 | |
けいしょう | |
遺産 | |
いさん | |
・ | |
菱形継承問題 | |
diamond problem | |
更新日:2024年10月16日 |