出典: cmd.exe 『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版(Wikipedia)』 最終更新 2020年6月9日 (火) 19:36 UTC、URL: https://ja.wikipedia.org/ cmd.exeはOS/2やNT系Windows、Windows CEに搭載されているコマンドラインインタプリタである。英語版のショートカットには「Command Prompt」、日本語版のショートカットには「コマンド プロンプト」という名称が付けられている。MS-DOSからWindows 9xに渡って用いられたCOMMAND.COM(およびDOSプロンプト)と類似の機能を持つ。Win32コンソールAPIを利用して実装されている。cmd.exeはWindowsコマンドをプログラムコードとして対話的に入力・評価・実行できるREPL環境であり、またコマンドを記述したプログラムソースファイルはバッチファイルと呼ばれる。64ビット版Windowsでは、64ビットのcmd.exeと、WOW64で実行される32ビットのcmd.exeがインストールされている。Windows 9x系のDOSプロンプトがMS-DOS仮想マシン上で動く16bitプログラムなのに対して、cmd.exeは32bitもしくは64bitで動作するコンソールプログラムである。 ・・・ |
出典: COMMAND.COM 『通信用語の基礎知識』 更新年月日 2013/05/26,URL: https://www.wdic.org/ MS-DOSやその互換環境で使われるシェル。 [特徴] 採用OS 次のオペレーティングシステム(OS)のシェルとなっている。 ● MS-DOS ● Windows (Win16) ・ Windows 3.0 ・ Windows 3.1 ● Windows (Win32) ・ Windows 95 ・ Windows 98 ・ Windows 98 SE ・ Windows Me ● MSX-DOS それぞれのカテゴリーで互換性等はなく、互換性もないが、源流を同じくする。 [COM/EXE] WindowsではDOSプロンプトの実行ファイルである。 なお、Windows NT系でも、互換性のためか「COMMAND.COM」自体は存在し、使用することができる。 |
出典: 仮想86モード [読み] かそう・はちろくモード 『通信用語の基礎知識』 更新年月日 2014/01/23,URL: https://www.wdic.org/ i386以降のIA-32における動作モードの一つ。 [概要] プロテクトモードの一種で、その保護機能のもとで仮想環境を提供する。 リアルモードのように、セグメント:オフセットによるアドレッシングを提供したり、機械語の解釈でもプリフィックスがない場合はIA-16と同様に16ビットとして解釈するなどの動作をする。 これによって、32ビットのプロセッサーとそのネイティブな環境でありながら、旧来の16ビットアプリケーションをほぼそのまま動作させることができる。 [特徴] 機構 仮想86モードは、実行タスクである「仮想86タスク」と、その動作を監視する「仮想86モニター」から構成されている。 実際に動作させるアプリケーションである仮想86タスクは特権レベル3(ring 3)で動作する。 このためCPUの動作に影響を及ぼす命令は全て制限がかかっており、16ビットでは普通だった、I/Oへのアクセス、割り込み制御、フラグレジスターの参照/更新などは、全てトラップされ、仮想86モニターで処理される。 VME Pentium以降では仮想86モード拡張機能VMEが搭載されており、トラップするかタスク内でそのまま処理するかを設定できるようになり、より動作が効率的になった。 VME機能の有無は、EAXレジスターに1を代入してCPUID命令を実行し、EDXレジスターに得られたフラグのビット1が1かどうかで確認できる。 用途 ・・・ |
出典: DOSプロンプト 『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版(Wikipedia)』 最終更新 2019年8月17日 (土) 03:21 UTC、URL: https://ja.wikipedia.org/ DOSプロンプト とは、NT系以前のWindowsにおいて、MS-DOS互換環境(いわゆる「DOS窓」)を起動するアプリケーションである。 [概要] DOSプロンプトを起動するとMS-DOSの標準シェルであるコマンドラインインタプリタのCOMMAND.COMのプロンプトが表示される。(コマンド)プロンプトとは「C:\>」のような記号のことである。NT系以前のWindows 9xはMS-DOSから起動するもののWindows 9x自身がOSとなってマルチタスクGUI環境を実現している。32bit OSであるWindows 9xで16bitのMS-DOSアプリケーションを直接動作させるのは不可能なためCPUのもつ仮想86モードを利用してDOSプロンプト毎に独立した仮想DOSマシン環境を作成することで実現している。 ・・・ [NT系Windows] NT系 Windowsは、NTカーネルというカーネルが中心にあり、その上に互換性の高いMS-DOS互換環境があるため、前述のDOS窓のような環境とは全く異なるものとなっている。COMMAND.COM など、MS-DOSのコマンド類のいくつかは、おそらく互換性のために残されている。NT系 Windowsには cmd.exe というプログラムもあり、こちらはWinNTネイティブアプリである(アイコンには「コマンドプロンプト」とキャプションが付けられている)。cmd.exe は端末ウィンドウ兼コマンドラインシェルであり、見た目こそ COMMAND.COM に似てはいるが、多くの拡張がされているなど基本的に別物である。 |
出典: 仮想86モード 『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版(Wikipedia)』 最終更新 2017年8月11日 (金) 10:01 UTC、URL: https://ja.wikipedia.org/ 仮想86モード(かそうはちろくモード)は、IA-32のプロテクトモードの特殊なもので、16ビットx86(8086)のほぼ完全な仮想化の提供をハードウェア的に支援するものであることが特徴である。 [概要] 仮想86モードの実行環境はプロテクトモードで動作する仮想86モニタおよび、仮想86モードで動作する仮想86タスクの2つで構成される。仮想86タスクにおいては、セグメントレジスタを使ったアドレスが単純な16ビットシフトしたアドレスのベースに加算されたり、普通の演算命令、ジャンプ命令等はプレフィックスが無い限り16ビットに解釈されるなど、8086およびリアルモードに似た動作をする。ただし、仮想86モードは特権レベルが3に固定されているので、CPUの実行モードを制御する命令やソフトウエア割り込み命令、入出力命令、フラグレジスタへのアクセスなどのシステムの動作に関わる命令は制限がかかる。 ・・・ |
同義語・類義語 | 関連語・その他 |
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DOS互換ボックス | DOSごかん |
ドスごかんボックス | COMMAND.COM |
DOSボックス | 仮想DOSマシン環境 |
MS-DOS互換環境 | 仮想86モード |
DOS窓 | かそうはちろくモード |
ドスまど | 仮想DOS |
DOS compatible box | ・ |
dɔs kəmpǽtəbəl bɑks | Command |
ドァス コァンパェダゥボルゥ ボァックス | kəmǽnd |
ドァス・コァンパェダゥボルゥ・ボァックス | コゥマェンドゥ |
ドス コンパチブル ボックス | コマンド |
ドス・コンパチブル・ボックス | 命令 |
・ | ・ |
cmd.exe | Prompt |
Command Prompt | prɑmpt |
kəmǽnd prɑmpt | プロァンプトゥ |
コゥマェンドゥ プロァンプトゥ | プロンプト |
コゥマェンドゥ・プロァンプトゥ | [他動詞] |
コマンド プロンプト | ~を促す |
コマンド・プロンプト | ~を刺激する |
・ | [名詞] |
MS-DOS | 促すもの |
DOSプロンプト | 刺激 |
MS-DOSプロンプト | 入力を要求する記号 |
ドスプロンプト | |
DOS互換 | |
更新日:2024年 4月24日 |
同義語・類義語 | 関連語・その他 |
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V86 mode | |
V86モード | |
virtual 8086 mode | |
仮想8086モード | |
仮想86モード | |
かそうはちろくモード | |
更新日:2022年 1月12日 |