出典: 参照の局所性 『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版(Wikipedia)』 最終更新 2023年12月16日 (土) 23:23 UTC、URL: https://ja.wikipedia.org/ 参照の局所性(さんしょうのきょくしょせい、英: locality of reference)とは、1つのリソースに複数回アクセスする処理に関する情報工学上の概念である。 [概要] 参照の局所性には以下の3種類が存在する。 時間的局所性 (英: temporal locality) ある時点で参照されたリソースが近い将来にも再び参照される可能性が高いことを表す概念 空間的局所性 (英: spatial locality) あるリソースが参照されたとき、その近傍のリソースが参照される可能性が高いことを表す概念 逐次的局所性 (英: sequential locality) メモリが逐次アクセスされるという概念 これらの概念が真となるかどうかは、プログラムの作成方法に依存する。一般に関連するデータ群はメモリ内の近い位置に格納される。情報処理の一般的なパターンとして、ある項目を処理したら次へというように逐次的に処理が行われる。これが意味するのは、多くの処理をする場合に1つの項目に複数回アクセスすることになり、それによって時間的局所性が生じるということである。さらに次の項目に移るということは次の項目を参照するということであり、メモリ上の配置がまとまっていれば空間的局所性も生じる。 ・・・ |
同義語・類義語 | 関連語・その他 |
---|---|
locality of reference | シーケンシャル ローカリティー |
loukǽləti əv réfərəns | シーケンシャル・ローカリティー |
ロゥウカェラゥティー オァヴ レゥフレゥンツ | シーケ́ンシャル・ローカ́リティー |
ロゥウカェラゥティー・オァヴ・レゥフレゥンツ | 逐次的局所性 |
ロゥウカェ́ラゥティー・オァヴ・レゥ́フレゥンツ | ちくじてき きょくしょせい |
ローカリティー オブ リファレンス | ・ |
ローカリティー・オブ・リファレンス | |
ローカ́リティー・オブ・リ́ファレンス | |
参照の局所性 | |
さんしょうの きょくしょせい | |
局所参照性 | 【 以下関連語 】 |
参照局所性 | 局所性 |
・ | |
temporal locality | |
témpərəl loukǽləti | |
テンプロゥルゥ ロゥウカェラゥティー | |
テンプロゥルゥ・ロゥウカェラゥティー | |
テ́ンプロゥルゥ・ロゥウカェ́ラゥティー | |
テンポラル ローカリティー | |
テンポラル・ローカリティー | |
テ́ンポラル・ローカ́リティー | |
時間的局所性 | |
じかんてき きょくしょせい | |
・ | |
spatial locality | |
spéiʃəl loukǽləti | |
スペイシャゥルゥ ロゥウカェラゥティー | |
スペイシャゥルゥ・ロゥウカェラゥティー | |
スペ́イシャゥルゥ・ロゥウカェ́ラゥティー | |
スペイシャル ローカリティー | |
スペイシャル・ローカリティー | |
スペ́イシャル・ローカ́リティー | |
空間的局所性 | |
くうかんてき きょくしょせい | |
・ | |
sequential locality | |
sikwénʃəl loukǽləti | |
スィクウェンシャルゥ ロゥウカェラゥティー | |
スィクウェンシャルゥ・ロゥウカェラゥティー | |
スィクウェ́ンシャルゥ・ロゥウカェ́ラゥティー | |
更新日:2025年 1月30日 |