出典: ClearType [読み] クリアータイプ [外語] ClearType 『通信用語の基礎知識』 更新年月日 2006/01/19,URL: https://www.wdic.org/ Microsoftが1998(平成10)年11月に発表した、カラー液晶ディスプレイに特化したソフトウェアによる疑似高解像度文字表示技術。 水平方向の解像度を疑似的に3倍にして文字や図形などを鮮明に表示する。 Windows XPに搭載されるほか、電子書籍用技術として採用される。 【技術】 原理としては、カラー液晶では1つのピクセルが3つのRGB各ドットで表現され、この組みが "同じ1つの点" であるものとして制御されているところを、それぞれ独立して制御し、隣接するRGB間でGB-RやB-RGなどの組み合わせての表示(カラーシフト)を行なうことで横方向の解像度を3倍に見せかけるというもの。 シフトされたピクセル間で僅かな画素の隙間ができることになるが、通常の液晶ディスプレイではまず認識できない程度である。 【対応するフォント】 Windows XPからは、ClearType対応の英字フォントが搭載された。日本語フォントは標準では搭載されていない。 このためWindows XPでは英字だけ奇麗にみえるという不思議な現象が起きていたが、Windows VistaからはClearType対応の新フォントメイリオが搭載されることになった。 |
出典: ClearType 『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版(Wikipedia)』 最終更新 2024年10月8日 (火) 00:21 UTC、URL: https://ja.wikipedia.org/ ClearType(クリアタイプ)は、Microsoft Windows XP以降のWindowsが搭載する、ディスプレイ文字のアンチエイリアシング技術である。 [解説] 液晶ディスプレイの構造である1ピクセルがR、G、Bの3サブピクセルで構成される点に着目し、R、G、Bの各サブピクセルを個別に発色させて横方向の見かけ解像度を向上させ、実解像度以上の精細な文字表示を可能とするサブピクセルレンダリング技術である。 OSであるWindows上の1ピクセルとディスプレイ上の1ピクセルが個対応する液晶ディスプレイで最も効果的だが、階調レベルの制御によりアパーチャーグリル管など一般的なCRTディスプレイでも実用的な効果を得る。ClearTypeとほぼ同様の技術は1998年に登場したMac OS 8.5などでも使われ、アドビが開発したCoolTypeも同様のサブピクセルレンダリング技術である。 ・・・ |
同義語・類義語 | 関連語・その他 |
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ClearType | アンチエイリアシング |
klíərtàip | サブ・ピクセル・レンダリング |
クリィヤゥァータイプ | フォント・スムージング技術 |
クリィ́ヤゥァータ̀イプ | CoolType |
クリアタイプ | 疑似高解像度文字表示技術 |
クリ́アタ̀イプ | メイリオ |
[商標] | |
Windows XP以降のWindowsディスプレイ文字アンチ・エイリアシング技術 | |
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Natural ClearType | |
nǽtʃərəl klíərtàip | |
ナェチュラゥルゥ クリィヤゥァータイプ | |
ナェチュラゥルゥ・クリィヤゥァータイプ | |
ナェ́チュラゥルゥ・クリィ́ヤゥァータ̀イプ | |
ナチュラル クリアタイプ | |
ナチュラル・クリアタイプ | |
ナ́チュラル・クリ́アタ̀イプ | |
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更新日:2025年 3月 9日 |