出典: レイヤー3スイッチ 『通信用語の基礎知識』 更新年月日 2009/08/29,URL: https://www.wdic.org/ OSI参照モデルにおけるレイヤー3(ネットワーク層)で制御・判断して動作するスイッチ。略して「L3SW」。 [概要] 主としてIPアドレスによる経路制御を行なうもので、ルーターのようにルーティング機能(RIP、OSPF、BGPなど)を持ったスイッチをいう。レイヤー3スイッチの利点としては、レイヤー3で制御するのでルーティング制御を行なえることがあげられる。 [特徴] ルーターとの差 実際にはルーターの方がルーティングに関する機能は高いのが普通であり、少なくともデフォルトルートに向ける機能さえあれば経路制御が可能なので、L3SWと呼べる。 ルーターとL3SWの違いとしては、次のようなものがある。 [ハードウェアで動作] ルーターは通常ソフトウェアで動作するが、L3SWはハードウェアでその機能を実現する。 このため、ルーターほどきめ細やかな機能を持つことはできないが、ルーターより高速である。 ・・・ |
出典: レイヤ3スイッチ 『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版(Wikipedia)』 最終更新 2016年9月5日 (月) 15:20 UTC、URL: https://ja.wikipedia.org/ レイヤ3スイッチ(L3スイッチ)とは、コンピュータネットワークの構成機器で、主にLANの中核を構成する機器。OSI参照モデルにおけるネットワーク層(レイヤ3)データの転送処理を主な機能とする。同様にレイヤ3機器であるルーターとは機能的に重複する部分が多く、従来、L3スイッチとルーターの違いは、ルーターが各種の低速回線インターフェースを構成可能なことに対し、L3スイッチはEthernetのインターフェースのみ持つとされていた。しかし、レイヤ3スイッチの多機能化に伴い、レイヤ3スイッチにおいても、レイヤ3同士のプロトコル変換、または、レイヤ3-レイヤ2のプロトコル変換機能が実装されるようになり、両者の明確な違いは曖昧になりつつある。現状においては、レイヤ3プロトコルの処理を主にハードウェア(もしくはそれに準ずるFPGA)で処理するものがレイヤ3スイッチ、主にソフトウェアで処理するものをルーターと分類する傾向にある。VLAN対応のL2スイッチにルータ機能を組み込んだ装置がL3スイッチとして解説される事もある。 [L3スイッチの動作]L3スイッチは、L2スイッチ(スイッチングハブ)から派生したもので、その処理ロジックはルーターよりもL2スイッチに似ている。一部の動作モードを除き、L2スイッチがEthernetフレームのヘッダのみをスキャンしてMACアドレスを元にMACテーブルを作成し、フレームをフォワードするのに対し、L3スイッチでは主にFDB(Forwarding DataBase:後述)と呼ばれるテーブルで3層とMACおよび物理ポート番号を統合して管理する。 ・・・ |
同義語・類義語 | 関連語・その他 |
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L3SW | L2スイッチ |
L3 switch | スイッチング・ハブ |
él θríː swítʃ | ルーター |
エィルゥ スゥリー スウィッチ | ・ |
エィルゥ スゥリー・スウィッチ | Layer |
エィ́ルゥ スゥリ́ー・スウィッ́チ | léiər |
エル スリー スイッチ | レゥイアゥー |
エル スリー・スイッチ | レゥ́イアゥー |
エ́ル スリ́ー・スイッ́チ | レイヤー |
エルスリースイッチ | レ́イヤー |
L3スイッチ | [名詞] |
・ | 層 |
Layer 3 switch | そう |
léiər θríː swítʃ | 地層 |
レゥイアゥー スゥリー スウィッチ | 積み重ね |
レゥイアゥー・スゥリー・スウィッチ | [他動詞] |
レゥ́イアゥー・スゥリ́ー・スウィッ́チ | ~を層にする |
レイヤー スリー スイッチ | |
レイヤー・スリー・スイッチ | |
レ́イヤー・スリ́ー・スイッ́チ | |
レイヤスリースイッチ | |
レイヤー3スイッチ | |
更新日:2024年 4月 1日 |