出典: 差分パルス符号変調 『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版(Wikipedia)』 最終更新 2023年10月12日 (木) 02:12 UTC、URL: https://ja.wikipedia.org/ 差分パルス符号変調(さぶんパルスふごうへんちょう、英: differential pulse-code modulation、DPCM)あるいは差分PCM(英: differential PCM)とは信号間の差分を PCM で符号化する方式である。単純な処理で情報の圧縮ができるため、差分PCMの応用である ADPCM と共に音声符号化や画像符号化の分野で古くから使われている。 [概要] 音声や画像などの隣り合ったサンプル間には相関があるため、隣り合ったサンプル値を予測値として使用することができる。サンプル値自身の値と比較すると予測値と実際の値の差は通常小さくなるため、差分のみを符号化すれば少ないビット数で表現でき情報の圧縮を行うことができる。差分PCM はベル研究所のカトラー(Cassius C. Cutler)が発明し、1950年に特許を出願した。 ・・・ |
【Digitization】dìdʒitaizéiʃən デジタイゼイシュン,デジタイゼーション [名詞] デジタル化,ディジタル化,電子化 |
出典: 適応的差分パルス符号変調 『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版(Wikipedia)』 最終更新 2023年12月8日 (金) 18:26 UTC、URL: https://ja.wikipedia.org/ 適応的差分パルス符号変調(adaptive differential pulse code modulation:ADPCM、適応的差分PCM あるいは 適応差分PCM)とは自然信号に対する圧縮方式の一つである。主に音声信号に用いられる。 過去に復号された信号標本と現在の信号標本との差分信号を符号化する差分パルス符号変調(DPCM、差分PCM)を改良し、量子化幅を適応的に変化させるものである。 [特徴] ● ADPCMは、信号の性質によって変化する適応予測と差分信号の量子化ステップ幅が信号の振幅によって変化する適応量子化の両方を用いることを特徴とする。 ● PCMと同様に実時間で圧縮記録、展開が行え、且つ整数演算のみで高性能な制御回路も必要としない為、様々な音声装置に採用されている方式である。 ● 標本化周波数8kHzの音声信号用としてはITU-T G.726が使用されており、1サンプルあたり2から5ビットに量子化される。G.726では、過去2サンプルの復号信号と過去6サンプルの量子化された差分信号より予測信号を求める。また、適応動作が2ビットのみで行われるエンベデッド符号化方式が採用されている。 ・・・ |
出典: サンプリング周波数 『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版(Wikipedia)』 最終更新 2022年7月31日 (日) 22:39 UTC、URL: https://ja.wikipedia.org/ サンプリング周波数(サンプリングしゅうはすう)は、音声等のアナログ波形をデジタルデータにするために必要な処理である標本化(サンプリング)において、単位時間あたりに標本を採る頻度。単位はHzが一般に使われるが、sps (sample per second) を使うこともある。 サンプリングレート、サンプルレートとも呼ばれる。 [概要] ある波形を正しく標本化するには、波形の持つ周波数成分の帯域幅の2倍より高い周波数で標本化する必要がある(これをサンプリング定理と呼ぶ)。 逆に、サンプリング周波数の1/2の帯域幅の外側の周波数成分は、復元時に折り返し雑音となるため、標本化の前に帯域制限フィルタにより遮断しておかなければならない。 音楽CDで使用されるサンプリング周波数は44.1kHzであるため、直流から22.05kHzまでの音声波形を損なわずに標本化できる。あらかじめ、カットオフ周波数20kHzないし22kHz程度のローパスフィルタで前処理が行なわれているが、人の可聴域の上限20kHzにほぼ一致しているため、実用上問題なく音声を再現できることになる。 ・・・ |
出典: 標本化定理 [読み] ひょうほんか・ていり 『通信用語の基礎知識』 更新年月日 2008/05/10,URL: https://www.wdic.org/ 入力信号の一定時間間隔毎の振幅値が正しく伝達できれば、受信側では再び入力信号を正確に再現できること。このとき、入力信号と一定時間間隔にはある制限がある。つまり、入力信号の最高周波数である場合、ナイキスト間隔より短い間隔で入力信号の値を伝達する必要がある。 |
出典: アナログ-デジタル変換回路 『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版(Wikipedia)』 最終更新 2016年7月24日 (日) 11:26 UTC、URL: https://ja.wikipedia.org/ アナログ-デジタル変換回路(アナログ-デジタルへんかんかいろ、A/D変換回路)は、アナログ電気信号をデジタル電気信号に変換する電子回路である。A/Dコンバーター(ADC(エーディーシー)、英語: Analog-to-digital converter)とも言う。また、アナログ-デジタル変換(アナログ-デジタルへんかん、A/D変換)は、アナログ信号をデジタル信号に変換することをいう。 ・・・ |
出典: パルス符号変調 『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版(Wikipedia)』 最終更新 2024年11月23日 (土) 17:02 UTC、URL: https://ja.wikipedia.org/ パルス符号変調(パルスふごうへんちょう、PCM、英語: pulse code modulation)とは音声などのアナログ信号を、アナログ-デジタル変換回路により、デジタル信号に変換(デジタイズ)する変調方式の一つである。 [概要] アナログ信号に対して標本化および量子化を行い、数列として出力する。サンプリング周波数が高く量子化ビット数が多いほど変換前に近い高品質なデータになるが、データサイズが膨大となる問題がある。PCMの実用化は古く、1943年から1946年まで運用されたデジタル秘話通信装置のSIGSALYで人類史上初めて実用化された。 [種類] 量子化の方式の違いにより、様々な種類のPCMが存在する。ほとんどの場合、現代に用いられているPCMはサンプリング周波数が一定である。PCMには非圧縮のものと圧縮されたものが存在するが、圧縮されたPCMは音質の劣化を抑えつつデータ量を削減している。圧縮を掛けていないリニアPCMはエンコードとデコードが最も容易で、回路やソフトウェアに掛かるコストの問題から、通信帯域が狭いあるいは記録容量が少ないなどの場合以外はリニアPCMが採用されることがほとんどである。 ・・・ |
出典: サンプリング周波数 [外語] sampling freqency 『通信用語の基礎知識』 更新年月日 2008/05/08,URL: https://www.wdic.org/ サンプリングを行なう際の、そのサンプリング間隔のこと。 [概要] オーディオ信号やビデオ信号などのように、時間とともに絶えず変化する信号をディジタル信号にする際に、一秒あたりいくつのデータを抽出するか、が音質面や画質面において重要な要素となる。 このとき、例えば秒間44,100回のサンプリングを行なう場合は、このサンプリング周波数は44.1kHzとなる。 また、このサンプリングされたデータを復号する場合は、同じサンプリング周波数で行なう必要がある。 [特徴] サンプリング周波数と、ディジタル信号で表現可能(変換可能)な最高周波数とは密接な関係がある。 具体的にはサンプリング周波数の半分の周波数までが表現可能で、この周波数をナイキスト周波数と言う。 音楽CD(CD-DA)はサンプリング周波数が44.1kHzだが、つまりこの半分、22.1kHzまでの周波数を記録することが可能ということになる。 |
出典: 標本化定理 『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版(Wikipedia)』 最終更新 2017年8月18日 (金) 11:49 UTC、URL: https://ja.wikipedia.org/ 標本化定理(ひょうほんかていり、英: sampling theorem: サンプリング定理とも)はアナログ信号をデジタル信号へと変換する際に、どの程度の間隔で標本化(サンプリング)すればよいかを定量的に示す定理。情報理論の分野において非常に重要な定理の一つである。標本化定理は1928年にハリー・ナイキストによって予想され、1949年にクロード・E・シャノンと日本の染谷勲によってそれぞれ独立に証明された。そのためナイキスト定理、ナイキスト・シャノンの定理、シャノン・染谷の定理とも呼ばれる。 ・・・ |
同義語・類義語 | 関連語・その他 |
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ADC | AD変換 |
éi díː síː | アナログ・デジタル変換 |
エイ ディー シィー | ・ |
エ́イ ディ́ー シィ́ー | |
エー ディー シー | |
エ́ー ディ́ー シ́ー | |
・ | |
Analog Digital Converter | 【 以下関連語 】 |
Analog to Digital Converter | analog |
Analog-to-Digital Converter | ǽnəlɔ̀g |
ǽnəlɔ̀g túː dídʒitəl kənvə́ːrtər | アェナゥロゥグ |
アェナゥロゥグ トゥー ディジタゥルゥ ケゥンヴァータゥァー | アェ́ナゥロゥ̀グ |
アェナゥロゥグ・トゥー・ディジタゥルゥ・ケゥンヴァータゥァー | アナログ |
アェ́ナゥロゥ̀グ・トゥ́ー・ディ́ジタゥルゥ・ケゥンヴァ́ータゥァー | ア́ナロ̀グ |
アナログ ツー デジタル コンバーター | [名詞] |
アナログ・ツー・デジタル・コンバーター | 連続変化量 |
ア́ナロ̀グ・ツ́ー・デ́ジタル・コンバ́ーター | 連続的に変化する量 |
A/D Convertor | 連続値 |
éi díː kənvə́ːtə | 連続変化信号 |
エイ・ディー・ケゥンヴァータゥァー | ・ |
エ́イ・ディ́ー・ケゥンヴァ́ータゥァー | Converter |
エー ディー コンバーター | kənvə́ːrtər |
エー ディー・コンバーター | ケゥンヴァータゥァー |
A/Dコンバーター | ケゥンヴァ́ータゥァー |
ADコンバーター | コンバーター |
A/D変換器 | コンバ́ーター |
AD変換器 | [名詞] |
A/D変換回路 | 変換器 |
AD変換回路 | 変換装置 |
アナログ・デジタル変換器 | ・ |
アナログ・デジタル変換回路 | Digitize |
・ | dídʒitàiz |
A/D | デジタイズ |
A-D | [他動詞] |
AD | デジタル化する |
アナログ・ディジタル | 電子化する |
Analog to Digital | ・ |
Analog to Digital conversion | サンプリング |
A/D変換 | 標本化 |
A-D変換 | |
更新日:2025年 2月21日 |
同義語・類義語 | 関連語・その他 |
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PCM | アゥダェ́プティヴ・ディ̀ファゥレ́ンシャルゥ・パォ́ルゥス・コ́ウドゥ・モァ̀ジュレゥ́イシュョン |
píː síː ém | アダプティブ ディファレンシャル パルス コード モジュレーション |
ピー シィー エィム | アダプティブ・ディファレンシャル・パルス・コード・モジュレーション |
ピ́ー シィ́ー エィ́ム | アダ́プティブ・ディ̀ファレ́ンシャル・パ́ルス・コ́ード・モ̀ジュレ́ーション |
ピー シー エム | 適応差分PCM |
ピ́ー シ́ー エ́ム | てきおう さぶん ピー シー エム |
・ | 適応的差分パルス符号変調 |
Pulse Code Modulation | てきおうてき さぶん パルス ふごう へんちょう |
pʌ́ls kóud mɑ̀dʒəléiʃən | ・ |
パォルゥス コウドゥ モァジュレゥイシュョン | DPCM |
パォルゥス・コウドゥ・モァジュレゥイシュョン | Differential Pulse Code Modulation |
パォ́ルゥス・コ́ウドゥ・モァ̀ジュレゥ́イシュョン | dìfərénʃəl pʌ́ls kóud mɑ̀dʒəléiʃən |
パルス コード モジュレーション | ディファゥレンシャルゥ パォルゥス コウドゥ モァジュレゥイシュョン |
パルス・コード・モジュレーション | ディファゥレンシャルゥ・パォルゥス・コウドゥ・モァジュレゥイシュョン |
パ́ルス・コ́ード・モ̀ジュレ́ーション | ディファレンシャル・パォ́ルゥス・コ́ウドゥ・モァ̀ジュレゥ́イシュョン |
パルス符号変換 | ディファレンシャル パルス コード モジュレーション |
パルス ふごう へんかん | ディファレンシャル・パルス・コード・モジュレーション |
パルス符号変調 | ディ̀ファレ́ンシャル・パ́ルス・コ́ード・モ̀ジュレ́ーション |
パルス ふごう へんちょう | 差分PCM |
・ | さぶん ピー シー エム |
LPCM | ・ |
Linear Pulse Code Modulation | |
líniər pʌ́ls kóud mɑ̀dʒəléiʃən | |
リゥィニヤゥァー パォルゥス コウドゥ モァジュレゥイシュョン | 【 以下関連語 】 |
リゥィニヤゥァー・パォルゥス・コウドゥ・モァジュレゥイシュョン | DA変換 |
リゥィ́ニヤゥァー・パォ́ルゥス・コ́ウドゥ・モァ̀ジュレゥ́イシュョン | sampling |
リニア パルス コード モジュレーション | サンプリング |
リニア・パルス・コード・モジュレーション | sampling frequency |
リ́ニア・パ́ルス・コ́ード・モ̀ジュレ́ーション | サンプリング周波数 |
リニアPCM | sampling rate |
線形PCM | サンプリング レート |
せんけい ピー シー エム | サンプリングレート |
直線量子化PCM | ディジタル録音 |
せんけい りょうしか ピー シー エム | デジタル録音 |
・ | 標本化 |
ADPCM | ひょうほんか |
Adaptive Differential Pulse Code Modulation | 標本化周波数 |
ədǽptiv dìfərénʃəl pʌ́ls kóud mɑ̀dʒəléiʃən | 量子化ビット数 |
アゥダェプティヴ ディファゥレンシャルゥ パォルゥス コウドゥ モァジュレゥイシュョン | 量子化方式 |
アゥダェプティヴ・ディファゥレンシャルゥ・パォルゥス・コウドゥ・モァジュレゥイシュョン | |
更新日:2025年 3月 9日 |
同義語・類義語 | 関連語・その他 |
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sampling | sǽmpl réit |
sǽmpliŋ | サェンポゥルゥ レイトゥ |
サェンプリィング | サェンポゥルゥ・レイトゥ |
サンプリング | サェ́ンポゥルゥ・レ́イトゥ |
標本抽出 | サンプル レート |
ひょうほん ちゅうしゅつ | サンプル・レート |
見本抽出 | サンプルレート |
みほん ちゅうしゅつ | サ́ンプル・レ́ート |
抽出法 | ・ |
ちゅうしゅつほう | |
標本化 | |
ひょうほんか | |
・ | 【 以下関連語 】 |
sampling frequency | PCM |
sǽmpliŋ fríːkwənsi | Pulse Code Modulation |
サェンプリィング フリクヮンシィー | pulse code modulation |
サェンプリィング・フリクヮンシィー | ディジタル録音 |
サェ́ンプリィング・フリ́クヮンシィー | デジタル録音 |
サンプリング フレケンシー | パルス・コード・モジュレーション |
サンプリング・フレケンシー | パルス符号変換 |
サ́ンプリング・フレ́ケンシー | パルス符号変調 |
サンプリング周波数 | ピーシーエム |
サンプリング しゅうはすう | ・ |
標本化周波数 | Frequency |
ひょうほんか しゅうはすう | fríːkwənsi |
・ | フリクヮンシィー |
sampling rate | フリ́クヮンシィー |
sǽmpliŋ réit | フレケンシー |
サェンプリィング レイトゥ | フレ́ケンシー |
サェンプリィング・レイトゥ | [名詞] |
サェ́ンプリィング・レ́イトゥ | 周波数 |
サンプリング レイト | しゅうはすう |
サンプリング・レイト | 振動数 |
サ́ンプリング・レ́イト | 頻度 |
サンプリング レート | 頻発 |
サンプリング・レート | 頻繁に起きること |
サンプリングレート | 回数 |
アナログ信号をA/D変換する時の単位時間当たりの標本化回数 | ・ |
・ | 量子化ビット数 |
sample rate | 量子化方式 |
更新日:2025年 3月27日 |
同義語・類義語 | 関連語・その他 |
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sampling theorem | クロード・E・シャノン |
sǽmpliŋ θíːərəm | クロード・シャノン |
サェンプリィング スゥィァラム | Nyquist's theorem |
サェンプリィング・スゥィァラム | 染谷 勲 |
サェ́ンプリィング・スゥィ́ァラム | sampling |
サンプリング・シィーアラム | サンプリング |
サンプリング セオラム | 標本化 |
サンプリング・セオラム | 標本抽出 |
サ́ンプリング・セ́オラム | サンプリング周波数 |
サンプリング定理 | ナイキストレート |
標本化定理 | ナイキスト周波数 |
ひょうほんか ていり | A/D変換 |
・ | ・ |
シャノンの標本化定理 | Nyquist |
シャノン・染谷の定理 | náikwist |
ナイキスト・シャノンの定理 | ナイクウェストゥ |
ナイキスト定理 | ナ́イクウェストゥ |
ナイキスト=シャノンの標本化定理 | ナイキスト |
ナ́イキスト | |
[名詞] | |
ナイキスト | |
新しい小技 | |
Harry Nyquist | |
ハリー・ナイキスト | |
Harry Theodor Nyqvist | |
ハリー・テオドール・ニュークヴィスト | |
・ | |
theorem | |
θíːərəm | |
スゥィァラム | |
セオラム | |
[名詞] | |
原理 | |
定理 | |
更新日:2024年 5月11日 |