出典: CAE 『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版(Wikipedia)』 最終更新 2020年3月17日 (火) 19:03 UTC、URL: https://ja.wikipedia.org/ CAE(英: computer aided engineering)は、コンピュータによって支援された、製品の設計・製造や工程設計の事前検討などといったエンジニアリングの作業、あるいはそのツール等を指す場合もある。要素技術としては、シミュレーション(コンピュータシミュレーション)数値解析、などがある。 [概要] 製品の設計時の検討は、コンピュータが発達する以前は、工学便覧に載っているような簡易計算でおこなっており、実物ができるまでその設計の細かな良し悪しがわからなかった。そのため、量産品を作る前に試作品を作り、その際に製造方法の妥当性を検証したり、また耐久試験などを行って製品の性能が十分かを検証していた。このような方法では、コストもリードタイムも多く必要とし、また試作できる回数も限られることから最適な設計の追求も十分ではなかった。コンピュータ技術の進歩により、以下のようなニーズが高まっていった。 ● 設計のCAD化によって容易に作れるようになった製品データの、コンピュータ計算への再利用。 ● CAMの普及により複雑な形状加工が実現したが、従来の机上計算では予測困難な製品形状の性能予測の実施。 ・・・ |
出典: 有限要素法 『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版(Wikipedia)』 最終更新 2021年5月21日 (金) 12:53 UTC、URL: https://ja.wikipedia.org/ 有限要素法(ゆうげんようそほう、英語: Finite Element Method, FEM)は数値解析手法の一つ。解析的に解くことが難しい微分方程式の近似解を数値的に得る方法の一つであり、Turner-Clough-Martin-Toppによって導入された。方程式が定義された領域を小領域(要素)に分割し、各小領域における方程式を比較的単純で共通な補間関数で近似する。構造力学分野で発達し、他の分野でも広く使われている手法である。 ・・・ [特徴] ● 各小領域内を一次関数で補間(近似空間が元の解空間の部分空間になる場合はある種の射影を求めることになる)した場合、全領域では適切なノルムに対して最良近似であることが示される。 ● 線形問題・非線形問題・動的解析など、さまざまな問題に対応できる。これは、近似方程式の作り方や領域形状について、自由度が高いことに起因する。 |
同義語・類義語 | 関連語・その他 |
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CAE | コンピュータによる設計支援 |
Computer Aided Engineering | コンピュータ・シミュレーション |
computer aided engineering | シミュレーション |
Computer-Aided Engineering | シミュレーション・システム |
kəmpjútər eːdid èndʒəníəriŋ | 解析システム |
コァンピューダゥァー イェーデッドゥ エンジニアゥリング | 数値解析 |
コァンピューダゥァー・イェーデッドゥ・エンジニアゥリング | 設計支援システム |
コンピューター エイデッド エンジニアリング | |
コンピューター・エイデッド・エンジニアリング | |
コンピュータ支援エンジニアリング | |
シー エイ イー | |
シー エー イー | |
計算機支援工学 | |
更新日:2024年 3月26日 |
同義語・類義語 | 関連語・その他 |
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有限要素法 | 数値解析 |
FEM | 数値解析手法 |
Finite Element Method | 微分方程式 |
fáinait éləmənt méθəd | ・ |
ファイナイトゥ エレァメァントゥ メッセゥッドゥ | Finite |
ファイナイトゥ・エレァメァントゥ・メッセゥッドゥ | fáinait |
ファイナイト エレメント メソッド | ファイナイトゥ |
ファイナイト・エレメント・メソッド | ファイナイト |
[形容詞] | |
有限の | |
限りのある | |
[名詞] | |
限りのあるもの | |
・ | |
method | |
méθəd | |
メッセゥッドゥ | |
メッ́セゥッドゥ | |
メソッド | |
メ́ソッド | |
[名詞] | |
方法 | |
方式 | |
手段 | |
順序 | |
~法 | |
オブジェクト操作命令 | |
オブジェクトに対する操作手続き | |
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更新日:2024年 4月 9日 |