出典: キルビー特許 『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版(Wikipedia)』 最終更新 2024年1月27日 (土) 09:54 UTC、URL: https://ja.wikipedia.org/ キルビー特許(キルビーとっきょ、Kilby patents)とは、テキサス・インスツルメンツ (TI) の「ジャック・キルビーによる集積回路」の特許のことである。なお、その発明自体は、先んじてはいたというだけで、技術的には、1枚のシリコンウェハの上に複数の素子を作り込んではいたが、その素子間の相互接続は単に金線のボンディングで繋いでいる、という「シロモノ」であったにとどまっており、今日の集積回路技術の直接の祖先は、ロバート・ノイスによる「プレーナー特許」である。 以上のような経緯から、本国のアメリカ合衆国においても、産業の活性化を阻害する悪性の特許であると激しい論争があったわけだが、日本においてはさらなる特殊事情として、キルビー特許と言うときは、以上のような技術として捉える側面のほかに、日本では特許の成立が遅くなり、普及した技術を用いる製品に対して、多額のライセンス料が課せられた、いわゆるサブマリン特許に近いイメージで捉える側面がある。 [特許の内容] 半導体基板に複数の回路素子を物理的に離間した状態で配置し、絶縁物質上の導体を被着して配線するという基本原理を内容としている。 これは混成集積回路の前段階のアイデアであり、今日の半導体上に集積された回路には使用されていない。 今日の半導体集積回路の基本的なアイデアとしては、世界で初めてシリコンを使用して集積したフェアチャイルド社のプレーナー技術が有名である。 ・・・ |
出典: 特許 『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版(Wikipedia)』 最終更新 2018年8月31日 (金) 12:27 UTC、URL: https://ja.wikipedia.org/ 特許(とっきょ、英: Patent)とは、法令の定める手続により、国が発明者またはその承継人に対し、特許権を付与する行政行為である。 [概要] 最も一般的な公開代償説によれば、特許は、有用な発明をなした発明者またはその承継人に対し、その発明の公開の代償として、一定期間、その発明を独占的に使用しうる権利(特許権)を国が付与するものである。そこで各国の特許法では法定の特許存続期間を設け、その期間をすぎると発明の実施が自由開放される仕組みとなっている。 ・・・ |
同義語・類義語 | 関連語・その他 |
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Kilby patents | Jack Kilby |
kílbiː pǽtənts | Jack Kilby氏 |
キィルゥビー パェテゥンツ | ジャック キルビー |
キィルゥビー・パェテゥンツ | ジャック・キルビー |
キィ́ルゥビー・パェ́テゥンツ | ジャック・キルビー氏 |
キルビー パテンツ | Jack St. Clair Kilby |
キルビー・パテンツ | ジャック・セイント・クレール・キルビー |
キ́ルビー・パ́テンツ | ・ |
Kilby特許 | プレーナー特許 |
キルビー特許 | 混成集積回路 |
キルビー とっきょ | こんせい しゅうせき かいろ |
キルビー275特許 | ・ |
キルビー特許事件 | patents |
・ | pǽtənts |
submarine patent | パェテゥンツ |
sʌ̀bməríːn pǽtənt | パェ́テゥンツ |
サブマゥリーン パェテゥントゥ | パテンツ |
サブマゥリーン・パェテゥントゥ | パ́テンツ |
サ̀ブマゥリ́ーン・パェ́テゥントゥ | [名詞] |
サブマリーン パテント | patentの複数形 |
サブマリーン・パテント | 特許 |
サ̀ブマリ́ーン・パ́テント | ・ |
サブマリン特許 | |
サブマリン とっきょ | |
潜水艦特許 | |
せんすいかん とっきょ | |
更新日:2025年 3月25日 |
同義語・類義語 | 関連語・その他 |
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Management Of Technology | 特許 |
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技術経営 | |
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更新日:2024年10月 9日 |