出典: JPEG 2000 [外語] 『通信用語の基礎知識』 更新年月日 2014/08/03,URL: https://www.wdic.org/ JPEGにより従来のJPEG(JFIF)の後継として作られた、静止画像用の圧縮アルゴリズムおよび画像ファイルフォーマット。ISO/IEC 15444-1:2000などで規格化されている。 [概要] 従来のJPEGは、エンコーダーの負荷軽減を念頭に入れて設計されていた。このため現在では、画質や圧縮率については見るべきところがなくなっている。 JPEG 2000では時代の移り変わりも反映し、画質および圧縮率の向上へと重きを移している。また、JPEGを利用して発生した様々な問題点の解決も図られている。 [特徴] ウェーブレット変換 JPEGもJPEG 2000も、ある画素を基準に、その周辺との類似性などを手がかりとして圧縮をする。 理論としては、一旦画像は空間領域から周波数領域に変換される。この手法として、JPEGではフーリエ変換の一つ、離散コサイン変換(DCT)が使われていた。JPEG 2000では離散ウェーブレット変換(DWT)を採用し、圧縮率を高めている。 周波数領域に変換された後は、JPEGと同様に量子化してからエントロピー符号化をする。ただしアルゴリズムは異なり、JPEGではハフマン符号が使われていたが、JPEG 2000では算術圧縮を用いている。 算術圧縮は圧縮率は高いが乗算を多用するため、ハードウェアで乗算器を用意しないと処理効率が上がらないという難点がある。JPEG 2000においては、加減算のみで演算をし近似値を求めるという手法で、この問題の回避をしている。 機能 JPEGにあったものの発展版や新機能など、さまざまなものがある。 ● Motion JPEG 2000(動画JPEG 2000) ● 多彩なプログレッシブ機能 ● 画像の一部分だけを高い解像度で実現するROI (Region of Interest) 機能 ● 電子透かしなどの著作権保護機能 ・・・ |
出典: フーリエ変換 『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版(Wikipedia)』 最終更新 2019年7月14日 (日) 07:27 UTC、URL: https://ja.wikipedia.org/ 数学においてフーリエ変換(フーリエへんかん、英: Fourier transform; FT)は、実変数の複素または実数値函数を別の同種の函数に写す変換である。変換後の函数はもとの函数に含まれる周波数を記述し、しばしばもとの函数の周波数領域表現 (frequency domain representation) と呼ばれる。これは、演奏中の音楽を聴いてそれをコードに書き出すというようなことと同様な思想である。実質的に、フーリエ変換は函数を振動函数に分解する。 ・・・ |
出典: JPEG 2000 『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版(Wikipedia)』 最終更新 2021年6月12日 (土) 09:17 UTC、URL: https://ja.wikipedia.org/ JPEG 2000(ジェイペグにせん)は、静止画像圧縮技術及び同技術を用いた画像フォーマットの呼称である。ISOとITUの共同組織であるJoint Photographic Experts Groupによって、国際標準化が進められており、ISO/IECの規格書15444およびITU-Tの勧告書Rec.T.800シリーズとして出版されている。 JPEG2000と詰めて書かずに、JPEG 2000と書くのが正式な表記である。JPEG 2000では、JPEGを上回る圧縮効率とスケーラビリティなどの機能を付加することを目的に規格策定作業が進められた。 ・・・ [技術の概要] JPEG 2000では、JPEGと同様、入力画像に対して周波数変換を施し、その変換係数に対して量子化、エントロピー符号化を適用することで画像の持つデータ量を圧縮する。JPEGとの要素技術における主な相違点は、以下の通り。 ● 周波数変換に離散コサイン変換ではなく、離散ウェーブレット変換 (Discrete Wavelet Transform:DWT)を用いること ● エントロピー符号にハフマン符号ではなく、算術符号を用いること ● 可逆符号化(ロスレス)と非可逆(ロッシー)符号化を同一の方式にて実現可能であること JPEG 2000は、一つの圧縮画像を様々な解像度やビットレート等で利用できるというスケーラビリティ機能を有しているが、これは特に、量子化された変換係数から圧縮されたビットストリームを生成する役割を担うEBCOT(Embedded Block Coding with Optimized Truncation)アルゴリズムの持つ、高い符号化効率、圧縮後のレート制御(Post Compression Rate Distortion Optimization:PCRD-opt)などの特長に依るところが大きい。 |
同義語・類義語 | 関連語・その他 |
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FT | fourier series expansion |
Fourier Transform | KL変換 |
Fourier transform | アダマール変換 |
fúrièi trænsfɔ́ːrm | ウェーブレット変換 |
フーリエイ トゥラェンツフォーァム | カルーネン・レーベ変換 |
フーリエイ・トゥラェンツフォーァム | フーリエ級数展開 |
フ̀ーリエ́イ・トゥラェンツフォ́ーァム | 映像変換 |
フーリエ トランスフォーム | 映像変換手法 |
フーリエ・トランスフォーム | 高速フーリエ変換 |
フ̀ーリエ́・トランスフォ́ーム | ・ |
・ | transform |
Fourier Transformation | trænsfɔ́ːrm |
fúrièi træ̀nsfərméiʃən | トゥラェンツフォーァム |
フーリエイ トゥラェンスフォーァメイシュン | トゥラェンツフォ́ーァム |
フーリエイ・トゥラェンスフォーァメイシュン | トランスフォーム |
フ̀ーリエ́イ・トゥラェ̀ンスフォーァメ́イシュン | トランスフォ́ーム |
フーリエ トランスフォーメーション | [他動詞] |
フーリエ・トランスフォーメーション | ~を変形させる |
フ̀ーリエ́・トラ̀ンスフォーメ́ーション | ~を変形する |
フーリエ変換 | ~を変換する |
フーリエ へんかん | 形を変える |
[自動詞] | |
変形する | |
変換する | |
[名詞] | |
変換 | |
・ | |
Transformation | |
træ̀nsfərméiʃən | |
トゥラェンスフォーァメイシュン | |
トゥラェ̀ンスフォーァメ́イシュン | |
トランスフォーメーション | |
トラ̀ンスフォーメ́ーション | |
[名詞] | |
変化 | |
変形 | |
変換 | |
変圧 | |
転換 | |
更新日:2024年 5月18日 |
同義語・類義語 | 関連語・その他 |
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JPEG 2000 | ウェーブレット関数 |
dʒéipeg túːθáuznd | ウェーブレット変換 |
Joint Photographic Experts Group 2000 | ブロックノイズ |
dʒɔint fòutəgrǽfik ékspərts grúːp túːθáuznd | モスキートノイズ |
ジョイントゥ フォドゥグラェフィック エクスパゥートゥ グルゥープ トゥーサゥウザゥンドゥ | 可逆圧縮 |
ジョイントゥ・フォドゥグラェフィック・エクスパゥートゥ・グルゥープ・トゥーサゥウザゥンドゥ | 画像圧縮 |
ジョイント フォトグラフィック エキスパート グループ ツーサウザンド | 画像圧縮方式 |
ジョイント・フォトグラフィック・エキスパート・グループ・ツーサウザンド | 格子状ノイズ |
ジェイペグ トゥーサゥウザゥンドゥ | 水面の波紋状のノイズ |
ジェイペグ・トゥーサゥウザゥンドゥ | 電子透かし |
ジェーペグ ツーサウザンド | |
ジェーペグ・ツーサウザンド | |
ジェーペグ 2000 | |
ジェイペグにせん | |
ISO/IEC 15444-1:2000 | |
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更新日:2023年 1月 6日 |