出典: BSD 『通信用語の基礎知識』 更新年月日 2013/07/03,URL: https://www.wdic.org/ カリフォルニア大学Berkeley校(UCB)にて開発された、UNIX系オペレーティングシステムと周辺アプリケーション群のこと。 [概要] 由来 BSDはUCBで開発されて以降、献身的なバージョンアップ作業が続けられた。 元々BSDはAT&T UNIXの派生であり、つまりフリーではなかった。献身的作業によりライセンス的に問題のある部分は書き直されていく。 ほぼ完全にフリーとなったのは4.3BSD Net/2である。これが、BSDライセンスによりネットでの自由配布が可能となった初のバージョンである。 4.3BSD 4.3BSD Net/2はOSの全機能を持っていたわけではないが、これを元としてi386への移植が開始された。 この成果が、BSDI社のBSD/386(後のBSD/OS)、William Jolitzの開発したフリーの386BSDなどである。 386BSDは、後にFreeBSDやNetBSD、OpenBSDなどの基になった。 [特徴] BSD系OS BSD系OSには、次のようなものがある(順不同)。 ● SunOS ● 4.3BSD、4.4BSD ・ BSD/OS ・ 386BSD ◎ FreeBSD ○ AskoziaPBX ○ ClosedBSD ○ Damn Small BSD(DSBSD) ○ Darwin(OS X) ▶ iOS ▶ OpenDarwin ○ Debian GNU/kFreeBSD ○ DesktopBSD ○ DragonFly BSD ○ FreeNAS ○ FreeSBIE ▶ HamFreeSBIE ▶ RoFreeSBIE ○ Frenzy ○ Gentoo/FreeBSD ○ m0n0wall ○ NanoBSD ○ PC-BSD ○ pfSense ○ PocketBSD ○ PicoBSD ○ TrueBSD ○ TrustedBSD銀河麒麟服務器操作系統(Kylin) ◎ NetBSD ◎ OpenBSD ○ emBSD ○ MicroBSD |
出典: 386BSD 『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版(Wikipedia)』 最終更新 2025年2月5日 (水) 22:38 UTC、URL: https://ja.wikipedia.org/ 386BSDとは、4.3BSD Net/2をベースにして、ウィリアム・ジョリッツとリン・ジョリッツ夫妻によって開発された386で動作するUNIXライクなオープンソースのオペレーティングシステムである。 ベースとなった4.3BSD Net/2は、4.3BSD RenoからAT&Tのライセンスが必要な部分を除いて、自由に配付ができるようにしたもので、そのままではオペレーティングシステムとして完全に機能するものではなかった。Jolitz夫妻は4.3BSD Net/2に欠けている機能と386で動作させるのに必要な部分を独自に補い、それを1992年2月に386BSD 0.0としてリリースした。これは、4.3BSD Net/2と同様に、AT&Tのライセンスに縛られる事なく自由に配付できるものであった。1992年7月にはバグを修正した386BSD 0.1がリリースされた。 ・・・ |
出典: BSD 『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版(Wikipedia)』 最終更新 2019年12月17日 (火) 21:57 UTC、URL: https://ja.wikipedia.org/ BSD(ビーエスディー、Berkeley Software Distribution)とは、1977年から1995年までカリフォルニア大学バークレー校 (University of California, Berkeley, UCB) の Computer Systems Research Group (CSRG) が開発・配布したソフトウェア群、およびUNIXオペレーティングシステム (OS)を言う。 ・・・ 元となったコードベースと設計はAT&TのUNIXと共通であるため、歴史的にはBSDはUNIXの支流 "BSD UNIX" とみなされてきた。 [歴史] PDP-11 ベル研究所は1970年代に初期のUnixをソースコードも含めて配布し、大学の研究者らがUnixを修正・拡張できるようにした。バークレーでの最初のUnixシステムはPDP-11を使ったもので、1974年にインストールされ、計算機科学科が様々な研究に使用した。他の大学はバークレーで改良されたソフトウェアに関心を寄せるようになり、当時バークレーの大学院生だったビル・ジョイが1977年、それらを first Berkeley Software Distribution (1BSD) としてまとめ始め、1978年3月9日にリリースした。 ・・・ |
同義語・類義語 | 関連語・その他 |
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386BSD | 386BSDの開発者 |
さんはちろく ビー エス ディー | ウィリアム・ジョリッツ |
386BSD 0.0 | リン・ジョリッツ |
386BSD 0.1 | ・ |
386BSD 1.0 | 386BSDのベース |
386BSD 2.0 | 4.3BSD Net/2 |
www.386bsd.org | よんてんさん ビー エス ディー ネット ツー |
https://www.386bsd.org/ | |
・ | |
386BSDの後継 | |
FreeBSD | |
フリービーエスディー | |
FreeBSD 2.0 | |
NetBSD | |
・ | |
Intel 80386 | |
更新日:2025年 3月31日 |
同義語・類義語 | 関連語・その他 |
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BSD | マーシャル・カーク・マキュージック |
バークレー・ソフトウェア・ディストリビューション | マイク・カレルズ |
ビーエスディー | |
2.9BSD | |
4.1cBSD | |
2.11BSD | |
3BSD | |
4BSD | |
4.1BSD | |
4.2BSD | |
4.3BSD | |
4.3BSD Networking Release 1 | |
Networking Release 1 | |
4.3BSD Net/1 | |
4.3BSD Networking Release 2 | |
Networking Release 2 | |
Berkeley Networking Release 2 | |
4.3BSD Net/2 | |
よんてんさんビーエスディー・ネットツー | |
4.4BSD | |
よんてんよんビーエスディー | |
BSDバージョン4.4 | |
4.4BSD-Lite | |
4.4BSD-Encumbered | |
4.4BSD-Lite Release 2 | |
4.4BSD-Lite2 | |
更新日:2020年 3月 3日 |