出典: 国際単位系 『通信用語の基礎知識』 更新年月日 2019/10/11,URL: https://www.wdic.org/<br><br> メートルに代表される、単位系の国際規約のこと。通称は「SI」。<br><br>[起源]<br>黎明期<br> 1875(明治8)年にメートルに関する国際条約(メートル条約)が締結され、世界的にメートル法での採用の統一が図られた。日本も含め世界各国がこれを採用した。<br> しかし技術が進むにつれ、長さ=メートル以外の単位系の統一も必要となった。少なくとも、長さに加えて重さも標準が無ければ、日常でさえ困ることは容易に推測できる。<br>[国際単位系]<br> そこで当時、メートル法としてCGS系やMKS系などが混在していたものも含め、これを更に合理的なものに整理するという目的でSIという単位系が開発され、1960(昭和35)年に第11回国際度量衡総会(CGPM)で採択されて以来、国際的に使用が推奨されている。<br> 1973(昭和48)年にISO 1000が制定され、日本でも1974(昭和49)年にJIS Z 8203:1974「国際単位系(SI)及びその使い方」が制定された。<br>SI以前の単位系との差<br> かつて使われた、長さ・重量・時間の基本単位にcm・g・sを用いる単位系をcgs単位系という。 ・・・ |
出典: Ah 『通信用語の基礎知識』 更新年月日 2011/12/19,URL: https://www.wdic.org/<br><br> アンペア時。電荷及び電気量の単位。電池容量などに使われる単位で、1Aを1時間流せると1Ahとなる。<br><br>[概要]<br> 例えば10[Ah]だった場合、10[A]を1時間、5[A]を2時間、2[A]を5時間、1[A]を10時間流せることを意味する。このうち、10時間で放電する容量を10時間率容量として表現することがある。<br> 充電池などではAhは単位が大きすぎるため1/1000のmAhが使われることが多いが、近年では4000mAhといった、すでにAhの大きさに達した表現も珍しくはない。ミリで表わして大きい状況は、タウリン1000mg配合などに類例が見られる。<br><br>[特徴]<br> Ahは頻用されるが、しかしこれは国際単位系の単位ではない。<br> 理由は、時間として、秒(s)ではなく時(h)を掛けてしまったためである。<br> SIではクーロン(C)=[A⋅s]で表現され、1[Ah]=3.6[kC]である。 |
出典: アンペア時 『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版(Wikipedia)』 最終更新 2017年12月1日 (金) 12:56 UTC、URL: https://ja.wikipedia.org/<br><br> アンペア時(アンペアアワー、ampere-hour, Ah, A·h)は、電荷の単位である。安定した1アンペア(A)の電流を1時間流すことで移動する電荷の量と定義され、3600クーロン(C)に等しい 。アンペア時は、電気メッキや電池の容量などの電気化学に関連した測定において多用される単位である。電池を構成する材料の比容量(質量あたりの容量)は、通常 mA·h/g で表される。ミリアンペア時(mAh, mA·h)の形で使われることが多いが、これは1000分の1アンペア時、3.6クーロンに等しい。 ・・・ |