出典: ノースブリッジ [外語] north bridge 『通信用語の基礎知識』 更新年月日 2014/11/27,URL: https://www.wdic.org/<br><br> 2チップ構成のチップセットにおいて、CPUに接続される側のチップのこと。HOSTブリッジ。<br><br>[概要]<br>用途<br> ノースブリッジは、そのCPUの特性に応じた処理を担うプロセッサーである。従って、特定のCPU専用のものとなる。<br> 基本的には、次のような機能を持っている。<br> ● CPUインターフェイス<br> ● メモリーインターフェイス<br> ● 外部スロット<br> ● サウスブリッジインターフェイス<br>変遷<br> CPUに直結されるコントローラーであるため、CPUの進化、仕様変更に伴い、このノースブリッジも徐々に姿を変えていき、そして、最後にはなくなった。<br> ノースブリッジの主要な機能は、メモリーコントローラーと外部スロット(PCI Express)であり、このため長く「MCH」(Memory Controller Hub)と呼ばれた。このうち、まずMCHにあるメモリーコントローラー機能がCPUに吸い取られた。このためMCHはその名を失い、結果として「IOH」(I/O Hub)と呼ばれるようになった。 ・・・<br><br>[特徴]<br> 2014(平成26)年現在、上述のように現行のIntel製x86にはノースブリッジ相当が内蔵されているため、単体の部品としては存在しない。以下は在りし日のノースブリッジについて説明している。<br>CPUインターフェース<br> ノースブリッジとCPUを結ぶインターフェイスが必須となるため、用意される。古くx86ではフロントサイドバス(FSB)が使われたが、その後は様々なものが採用された。<br>メモリーインターフェイス<br> 当初のIntel製x86プロセッサーはメモリーインターフェイスを持っていないため、ノースブリッジがその機能を担っていた。<br> 一方、AMD製のAthlon 64やOpteronはメモリーインターフェイスを内蔵しているため、このCPU用のノースブリッジはメモリーインターフェイスを持っていない。<br>外部スロット<br> これを著している時点では、PCI Expressが主力のバスであり、ノースブリッジはこれを提供している。また、ノースブリッジによってはAGPを提供するものもある。かつてはPCIスロットであったが、今ではPCIスロットはレガシーなものとなり、サウスブリッジの担当となっている。<br>サウスブリッジインターフェイス<br> ノースブリッジで処理しないものはサウスブリッジで処理するため、サウスブリッジと接続するためのインターフェイスを持つ。<br> 古くはPCIをその接続用バスとしていたが、最近のものでは高速化などのため、他の方法が使われる。例えばIntelの場合はDMIを、AMDの場合はHyperTransportを使う。<br>その他の機能<br> ・・・ |
出典: サウスブリッジ 『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版(Wikipedia)』 最終更新 2020年11月2日 (月) 16:33 UTC、URL: https://ja.wikipedia.org/<br><br> サウスブリッジ (Southbridge) は、PCなどに用いられていたICの1つであり、CPUの周辺回路であるチップセットが、かつて2チップ構成であった時代に、CPUに近い側が「ノースブリッジ」と呼ばれ、CPUから遠くノースブリッジを介して接続されるICが「サウスブリッジ」と呼ばれる。<br> 通常はマザーボード上にはんだ付けされる。<br> サウスブリッジには、PCIe、USB、Wi-Fi、SATA、M.2、イーサネット(上位層)などの入出力ポートや、サウンド機能、BIOSインタフェース、リアルタイムクロックなどが備わっている。 ・・・ |
出典: ノースブリッジ 『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版(Wikipedia)』 最終更新 2019年7月11日 (木) 14:17 UTC、URL: https://ja.wikipedia.org/<br><br> ノースブリッジ (Northbridge) とは、PC/AT互換機のマザーボードにおいて、かつての2チップ構成のチップセットのうち、CPUに接続される方のチップを言う。ブロック図では上方に位置しており、ブロック図を地図に見立てた場合に北に該当することと、バス間のデータ橋渡しを担う部品であることからこう呼ばれた。もう一方のチップであるサウスブリッジとは初期を除き専用の回路で結ばれ、システム内の比較的広い帯域幅を持つバスや入出力ポートを担当した(対して比較的狭い帯域幅を持つバスやポートとのデータ橋渡しはサウスブリッジの担当)。特定範囲のCPU専用品である。適合するサウスブリッジも特定範囲の製品(チップ)である。CPUフロントサイドバス、メインメモリバス、AGP、PCI Expressバスなどとのインタフェース回路が入っていた。 グラフィックス機能を統合したもの(Integrated Graphics Processor)も存在した。 AMDのOpteron/AMD FX/Phenom/Athlon(K9~)やインテルのIntel Core iシリーズでは、CPUがメモリインタフェースを持つため、それらのためのノースブリッジにはメモリインターフェースは含まれていない。 ・・・ |