出典: AX 『通信用語の基礎知識』 更新年月日 2009/08/27,URL: https://www.wdic.org/ PC/AT互換機に日本語機能を追加したパーソナルコンピューター。 [概要] 元々は1986(昭和61)年にアスキーとMicrosoftが提唱した規格で、コンピューター企業が参加したAX協議会が推進した。目的は、当時PC市場をほぼ独占していたPC-9800シリーズを打倒し、既に日本以外では標準だったPC/AT互換機を日本でも売ろう、というものである。 [特徴] DOS/Vとの違い DOS/Vの前身とも言えるが、DOS/Vとの大きな差異はAX機が漢字表示機能をハードウェアで搭載する点にある。漢字ROMを搭載し、ハードウェアで漢字表示の機能を実装した。 英語版アプリケーションソフトを日本向けにする場合、他機種への移植は困難だが、日本語化だけなら移植ほど困難ではない。 そこでAX開発当時は、日本語キーボードと漢字表示機能さえ実現できれば、PC/ATからの移植ソフトウェアも多いPC-9801に、充分対抗できるだろうと考えられた。 ハードウェア 表示機能は、当時主流だったEGA(640×350)のテクストVRAMを日本語対応させたJEGAを採用した。しかし、このままではPC-9801に解像度で劣るため、実際はChips&Technologies製のスーパーEGA(640×480)P82C435と、アスキーのJEGAチップV6367を組み合わせて使用した。 ・・・ |
出典: AX 『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版(Wikipedia)』 最終更新 2017年2月24日 (金) 15:04 UTC、URL: https://ja.wikipedia.org/ AX(エーエックス、Architecture eXtendedで拡張型設計の事)とはPC/AT互換機にハードウェア的な方法で日本語機能を追加したパソコンの規格のひとつ。 [概要] 日本電気(NEC)のPC-9800シリーズが日本のパソコン市場で首位を固めつつあった1986年に、対抗規格としてアスキーとマイクロソフトにより提唱された規格で、当時PC/AT互換機で登場からの期間が長く、安定度が高かったと思われる表示規格のEGAモード(640×350ドット)をもとに、日本語対応と解像度を高めたJEGAモード(640×480ドット)を採用し、専用チップで構成されていた。 [歴史] NECと富士通、松下電器を除く電気機器メーカー(ソニー、日立製作所、シャープ、東芝など)は1987年10月にAX協議会を設立、翌1988年2月発売の三洋電機MBC-17Jを皮切りにAX規格パソコンを製造、販売した。しかしながら、日本語化のために製造コストが高まり、世界仕様のPC/AT互換機や日本国内で普及していたPC-9800シリーズなどよりも割高になってしまった。また、日本アイ・ビー・エムや東芝は独自方式での日本語化を行っており、同じPC/AT互換機ベースでも日本語ソフトウェアの互換性は確保されなかった。 |
同義語・類義語 | 関連語・その他 |
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AX | DOS/V |
Architecture eXtended | PC/AT互換機 |
ɑ́rkətèktʃər iksténdid | 消滅 |
アゥーケテクチャー イクステンデッドゥ | ・ |
アゥーケテクチャー・イクステンデッドゥ | if386AX30 |
アーキテクチャ エクステンデッドゥ | AX-8000D |
アーキテクチャ・エクステンデッドゥ | DX-20 |
éi éks | DX-20P |
エイ エックス | DX-10 |
AX PC | DX-10P |
AXパソコン | AX386 model A |
AXマシン | MCB-17 |
AX機 | MCB-18 |
AX規格 | AX286D |
AX規格PC | AX286L |
AX規格パソコン | AX386 |
The Architecture Extended | MZ-8000 |
the Architecture eXtended | Quarter L |
エー エックス パソコン | PCX-300 |
エー エックス・パソコン | Acer1100 |
拡張アーキテクチャー | Acer1200 |
Acer1170 | |
PC-AXL | |
PC-AX32 | |
FLORA 3010 | |
FLORA 3020 | |
M3201 | |
M3202 | |
M3205 | |
Vectra-AX | |
更新日:2022年 8月14日 |