出典: リードソロモン符号 『通信用語の基礎知識』 更新年月日 2008/07/10,URL: https://www.wdic.org/ 誤り訂正符号の一つ。RS符号とも。 [概要] I.S.ReedとG.Solomonにより、1960(昭和35)年に考案されたBCH符号の一種で、複数ビット(広義のバイト)単位で誤り訂正をするのが特徴。このため、集中して発生するバースト誤りに有効で、バースト誤りが発生し易いテープやディスクにおいて広く使われている。誤り訂正能力はバーストエラーの長さより長い単位で処理している時に発揮される。そのため、各媒体の特性に合わせ、テープ媒体の場合はダブルで、ディスク媒体の場合はクロスインターリーブさせて使用する。 [特徴] 数学的に高度な誤り訂正能力を持つことが証明されており、様々な応用がある。CD、DVD、DCC、ハードディスクドライブなどの媒体、ADSLなどの通信誤り訂正でよく使われている。ハミングコード(ハミング符号)よりも誤り訂正能力に優れるが、複雑な演算が多く使われているため処理時間が多く掛かるという難点もある。 |
出典: リード・ソロモン符号 『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版(Wikipedia)』 最終更新 2018年11月20日 (火) 15:35 UTC、URL: https://ja.wikipedia.org/ リード・ソロモン符号(-ふごう Reed-Solomon Coding RS符号と略記)とは符号理論における誤り訂正符号の一種、訂正能力が高く様々なデジタル機器等で応用されている。 [概要] リード・ソロモン符号は1960年にアービング・リード(英)とギュスタブ・ソロモン(英)によって開発された誤り訂正符号である。符号の生成と復号が複雑なので、処理速度が求められる分野ではあまり使用されていないが、その反面誤り訂正能力が高く、地上デジタル放送、衛星通信、ADSLやDVTR、身近なところではCDやDVDやBD、QRコードの誤り訂正に応用されている。特徴として符号の生成方法にガロア体(有限体)の概念を使用している。これは複数個のビットを一つの固まり(シンボルあるいはワードと呼ぶ)と見なし、符号語をシンボルの集まりで表し各シンボル単位で誤りの検出と訂正を行う。 ・・・ |
リード・ソロモン符号 | Read Solomon | Reed-Solomon code | Reed-Solomon Coding |
RS | RS(204,188) | RS符号 | リードソロモンふごう |
リードソロモン符号 | |||
CIRC | Cross Interleaved Reed-solomon Code | G.Solomon | I.S.Reed |
random error | アービング・リード | エラー訂正 | エラー訂正方式 |
ギュスタブ・ソロモン | クロス・インタゥーリーヴドゥ・リードゥ・ソラメン・コウドゥ | バーストエラー | バースト誤り |
ハミング符号 | ピーターソン法 | ユークリッド法 | ランダムエラー |
ランダム誤り | 誤り訂正符号 | 畳み込み符号 | |