出典: RAID 『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版(Wikipedia)』 最終更新 2018年1月8日 (月) 15:41 UTC、URL: https://ja.wikipedia.org/ RAID(Redundant Arrays of Inexpensive Disks、または Redundant Arrays of Independent Disks、レイド)は、複数台のハードディスクを組み合わせることで仮想的な1台のハードディスクとして運用し冗長性を向上させる技術。ディスクアレイの代表的な実装形態で、主に信頼性・可用性の向上を目的として用いられるものである。 [概要] 1988年にカリフォルニア大学バークレー校のデイビッド・パターソン, Garth A. Gibson, Randy H. Katzによる論文「A Case for Redundant Arrays of Inexpensive Disks (RAID)」において提唱された。この論文は、安価で低容量、価格相応の信頼性のハードディスクドライブ (Inexpensive Disk) を用い、大容量で信頼性の高いストレージ(補助記憶装置)をいかに構築すべきかを提案したものである。論文にはハードディスクの構成によって、RAID 1からRAID 5までの5種類を定義している。また、論文では提案されていないが、ストライピングのみの場合も一般的にはRAIDの一種とみなされ、これは冗長性が確保されないことからRAID 0と呼ばれる。はじめに定義された6種類のうち、RAID 2はほとんど利用されず、RAID 3,4もRAID全体の中では少数派である。今日ではRAID 0・RAID 1・RAID 5、およびこれら3方式の組み合わせが用いられている。後にRAID 5を拡張したRAID 6が定義され、RAID 5より耐障害性が必要な場面で利用されている。 ・・・ |
出典: RAID 10 『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版(Wikipedia)』 最終更新 2018年12月8日 (土) 13:09 UTC、URL: https://ja.wikipedia.org/ RAID(Redundant Arrays of Inexpensive Disks、または Redundant Arrays of Independent Disks、レイド)は、複数台のハードディスクを組み合わせることで仮想的な1台のハードディスクとして運用し冗長性を向上させる技術。 [RAIDレベル] RAID 10: RAID 0とRAID 1、どちらを下層で行うかにより名前が変わる。0または1は、下層で行われる処理を先に表記する。一見どちらも同じように見えるが耐障害性の面で異なる。RAID 0+1 : ストライプされた領域をミラーリングRAID 1+0 : ミラーセットをストライプ ・・・ |
出典: RAID 2 『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版(Wikipedia)』 最終更新 2018年12月8日 (土) 13:09 UTC、URL: https://ja.wikipedia.org/ RAID(Redundant Arrays of Inexpensive Disks、または Redundant Arrays of Independent Disks、レイド)は、複数台のハードディスクを組み合わせることで仮想的な1台のハードディスクとして運用し冗長性を向上させる技術。 [RAIDレベル] RAID 2 RAID 2の冗長化機構はハミング符号で、ストライプ単位は1ビットである。ハミングコードによるビット単位のデータ修復が常に必要なほどHDDの信頼性は低くないので、RAID 2は実用性がなく、製品は市販されていない。必要なドライブ数は、ハミングコードの訂正可能ビット数により異なるため一意に記述できないが、最低で5台のドライブを必要とする。 ・・・ |
出典: RAID10 『通信用語の基礎知識』 更新年月日 ,URL: https://www.wdic.org/ RAIDの一種で、RAID1により冗長性を高め、それをストライピングする構成。「RAID1+0」とも書かれる。 [特徴] ハードディスクドライブは最低4台必要となる。利用効率はRAID1と同じになる。同様の趣旨のものにRAID01(RAID0+1)というものもあるが、こちらはストライピングしたものをミラーリングするという点が違う。このRAID10の方が可用性が高いので、敢えてRAID01を利用する意味はないといえる。 [構成] 例えば、ディスク2台でミラーリングするとする。これを四組用意し、4ストライピング、計8台のディスクで運用することを考えるとする。総容量はディスク4台分である。 ミラー1 [1][2] ミラー2 [3][4] ミラー3 [5][6] ミラー4 [7][8] この時、仮に[1]が故障した場合、ミラー1は使用不可能となる。しかしミラー2〜4はまだ稼働しているため、データに問題はない。この状態で[2]が故障するとミラーリングは壊滅し、同時にストライピングも壊滅するためデータは消失してしまうが、その確率は理論上は1/7つまり約14%であるため、安全性が高いと考えられる。 |
出典: RAID2 『通信用語の基礎知識』 更新年月日 2007/05/17,URL: https://www.wdic.org/ RAIDの一種で、メモリー用のエラー検出/訂正の技術(ECC)を応用したもの。 [概要] 実際のデータ以外に、ハミングコードと呼ばれるECCコードを生成し、ビット毎に複数のディスクに分散して記憶する。データ用のディスクが故障しても ECCからデータが再生できるので継続して運用が可能である。しかし、現在のディスクドライブにはそれ自体にエラー検出/訂正機能が付いているものもあり、またRAID3〜5と比較しても無駄が多いため、利用される例は少ない。 [特徴] 最低5台のハードディスクドライブで構成される。データはハミング符号化される。2ビットのデータに対するハミング符号は3ビットである。最低構成の場合、2台のハードディスクにデータを書き込み、そのデータ修復用の符号を3台のハードディスクに書き込む。よって、最低構成(ハードディスク5台)の時の容量はハードディスク2台分である。 |
【striping】stráipiŋ ストゥラゥイピング,ストゥラゥ́イピング,ストライピング,ストラ́イピング, [名詞] 縞模様を描くこと,disk striping, 【redundant】ridʌ́ndənt リィダゥンダゥントゥ,リィダゥ́ンダゥントゥ,リダンダント,リダ́ンダント, [形容詞] 余分の,冗長な,重複する, 【Inexpensive】inikspénsive イヌクスペンシィヴ,イヌクスペ́ンシィヴ,イネクスペンシブ,イネクスペ́ンシブ, [形容詞] 安価な,安い,安上がりの,安上がりな, 【independent】ìndipéndənt インディペンデントゥ,イ̀ンディペ́ンデントゥ,インデペンデント,イ̀ンデペ́ンデント, [形容詞] 独立した,独立的な,他に頼らない,独立の, |
同義語・類義語 | 関連語・その他 |
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RAID 10 | disk array |
RAID 1+0 | ディスク・アレイ |
réid wʌ́n zíərou | RAID |
レイドゥ ウァン ジィーロウ | レイド |
レイドゥ・ウァン・ジィーロウ | RAID 0 |
レ́イドゥ・ウァ́ン・ジィ́ーロウ | RAID 1 |
レイド ワン ゼロ | RAID 2 |
レイド・ワン・ゼロ | RAID 3 |
レ́イド・ワ́ン・ゼ́ロ | RAID 4 |
レイドいちぜろ | RAID 5 |
・ | RAID 5+0 |
Redundant Arrays of Inexpensive Disks 10 | RAID 0+5 |
ridʌ́ndənt əréiz əv inikspénsive dísks wʌ́n zíərou | RAID 5+1 |
リィダゥンダゥントゥ アゥレイズ オァヴ イヌクスペンシィヴ デェィスクス ワン ジィーロウ | RAID 1+5 |
リィダゥンダゥントゥ・アゥレイズ・オァヴ・イヌクスペンシィヴ・デェィスクス・ワン・ジィーロウ | RAID 6 |
リィダゥ́ンダゥントゥ・アゥレ́イズ・オァヴ・イヌクスペ́ンシィヴ・デェィ́スクス・ウァ́ン・ジィ́ーロウ | RAID 01 |
リダンダント アレイズ オブ イネクスペンシブ ディスクス ワン ゼロ | RAID Z |
リダンダント・アレイズ・オブ・イネクスペンシブ・ディスクス・ワン・ゼロ | ディスクの冗長配置 |
リダ́ンダント・アレ́イズ・オブ・イネクスペ́ンシブ・ディ́スクス・ワ́ン・ゼ́ロ | 安価なディスクの冗長構成アレイ |
・ | 低価格ディスクの冗長配列 |
Redundant Arrays of Independent Disks 10 | ・ |
ridʌ́ndənt əréiz əv ìndipéndənt dísks wʌ́n zíərou | |
リィダゥンダゥントゥ アゥレイズ オァヴ インディペンデントゥ デェィスクス ワン ジィーロウ | |
リィダゥンダゥントゥ・アゥレイズ・オァヴ・インディペンデントゥ・デェィスクス・ワン・ジィーロウ | |
リィダゥ́ンダゥントゥ・アゥレ́イズ・オァヴ・イ̀ンディペ́ンデントゥ・デェィ́スクス・ウァ́ン・ジィ́ーロウ | |
リダンダント アレイズ オブ インデペンデント ディスクス ワン ゼロ | |
リダンダント・アレイズ・オブ・インデペンデント・ディスクス・ワン・ゼロ | |
リダ́ンダント・アレ́イズ・オブ・イ̀ンデペ́ンデント・ディ́スクス・ワ́ン・ゼ́ロ | |
・ | |
更新日:2024年 4月 3日 |
同義語・類義語 | 関連語・その他 |
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RAID 2 | ECCエラー検出訂正 |
RAID-2 | ディスク・アレイ |
RAID2 | ハミング・コード |
RAID two | ハミング符号化 |
réid túː | 誤り訂正符号 |
レイドゥ トゥー | ・ |
レイドゥ・トゥー | Independent |
レ́イド・トゥ́ー | ìndipéndənt |
レイド ツー | インディペンデントゥ |
レイド・ツー | イ̀ンディペ́ンデントゥ |
レ́イド・ツ́ー | インデペンデント |
レイドに | イ̀ンデペ́ンデント |
Redundant Arrays of Inexpensive Disks 2 | [形容詞] |
ridʌ́ndənt əréiz əv inikspénsive dísks túː | 独立した |
リィダゥンダゥントゥ アゥレイズ オァヴ イヌクスペンシィヴ デェィスクス トゥー | どくりつした |
リィダゥンダゥントゥ・アゥレイズ・オァヴ・イヌクスペンシィヴ・デェィスクス・トゥー | 独立的な |
リィダゥ́ンダゥントゥ・アゥレ́イズ・オァヴ・イヌクスペ́ンシィヴ・デェィ́スクス・トゥ́ー | 独立の |
リダンダント アレイズ オブ イネクスペンシブ ディスクス ツー | ・ |
リダンダント・アレイズ・オブ・イネクスペンシブ・ディスクス・ツー | Inexpensive |
リダ́ンダント・アレ́イズ・オブ・イネクスペ́ンシブ・ディ́スクス・ツ́ー | inikspénsive |
・ | イヌクスペンシィヴ |
Redundant Arrays of Independent Disks 2 | イヌクスペ́ンシィヴ |
ridʌ́ndənt əréiz əv ìndipéndənt dísks túː | イネクスペンシブ |
リィダゥンダゥントゥ アゥレイズ オァヴ インディペンデントゥ デェィスクス トゥー | イネクスペ́ンシブ |
リィダゥンダゥントゥ・アゥレイズ・オァヴ・インディペンデントゥ・デェィスクス・トゥー | [形容詞] |
リィダゥ́ンダゥントゥ・アゥレ́イズ・オァヴ・イ̀ンディペ́ンデントゥ・デェィ́スクス・トゥ́ー | 安価な |
リダンダント アレイズ オブ インデペンデント ディスクス ツー | あんかな |
リダンダント・アレイズ・オブ・インデペンデント・ディスクス・ツー | 安い |
リダ́ンダント・アレ́イズ・オブ・イ̀ンデペ́ンデント・ディ́スクス・ツ́ー | 安上がりな |
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更新日:2024年 4月 1日 |