出典: 第三者中継 『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版(Wikipedia)』 最終更新 2013年3月14日 (木) 02:47 UTC、URL: https://ja.wikipedia.org/ 第三者中継(だいさんしゃちゅうけい)または“Third-Party Mail Relay”とは、インターネット関連の用語で、関係の無い第三者が自由に、電子メール送信に用いる事が可能なメールサーバの設定、もしくはそのような状態を指す。 [概要] この第三者中継メールサーバは、不特定多数のインターネット利用者が、自由にメール送信時に利用する事ができるが、これは同時に迷惑メール送信者であっても、自由に利用できる事にも繋がるため、今日では「可能な状態のまま、放置すべきでは無い状態」とされており、それらを専門に監視・警告する団体も存在している。 ・・・ |
出典: SMTP [外語] Simple Mail Transfer Protocol 『通信用語の基礎知識』 更新年月日 2013/10/12,URL: https://www.wdic.org/ 電子メールのホスト間通信プロトコルの一つで、最も普及しているもの。 [概要] インターネットで、メールサーバーにメールを送信したり、ホスト間でメールを転送するための通信プロトコルである。 US-ASCIIによるコマンド送受信を主体とした古式な7ビット環境であるが、現在も代替はなく、広く普及する主流である。 [特徴] 機能 SMTPは、送信側が主体のプロトコルであり、断続的にしかネットワークに接続されない端末宛への送信に対しては、有効な働きをしない。 そのため、あらかじめPOPサーバーと呼ばれる別のサーバーを相手先に用意し、ユーザー別にメールボックスに保存しておく。送信先のユーザーは必要なときにPOPサーバーに接続し、自分宛てのメールをPOPサーバーから受信する。 |
出典: メール転送エージェント 『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版(Wikipedia)』 最終更新 2015年10月11日 (日) 10:29 UTC、URL: https://ja.wikipedia.org/ メール転送エージェント(英語:Mail Transfer Agent または Message Transfer Agent、略称:MTA)は、電子メールを相手方に送信するためのメールサーバ機能における中心的な機能である。 電子メールクライアント(MUA)からSMTPなどでメールを受信する。その後、相手別に振り分け、メール配送エージェント(MDA)へ振り分ける機能を持っている。 MDAとMTAはセットや一体になっている場合も多く、メールサーバ全体のことをMTAという場合もある。DNSの中で指示する場合には MX(Mail eXchanger)と表記する。 ・・・ |
出典: Simple Mail Transfer Protocol 『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版(Wikipedia)』 最終更新 2021年7月14日 (水) 02:28 UTC、URL: https://ja.wikipedia.org/ Simple Mail Transfer Protocol(シンプル メール トランスファー プロトコル、SMTP)または簡易メール転送プロトコルは、インターネットで電子メールを転送するプロトコルである。通常 ポート番号 25 を利用する。 転送先のサーバを特定するために、DNS の MXレコードが使われる。RFC 5321 で標準化されている。 [概要] SMTPはIETFにおいて標準化されたメール転送のためのプロトコルである。1980年9月にメール転送プロトコル(Mail Transfer Protocol)という名称のプロトコルが RFC 772 において提案され、2回の改訂を経て1982年8月に簡易メール転送プロトコル(SMTP)という名称で RFC 821/ STD0010 として標準になった。その後 2001年4月に SMTPは他のRFCの内容もあわせて改訂され、RFC 2821 として提案標準(Proposed Standard)になった。RFC 821 から約20年を経て改訂版が発行されたのは、おもにインターネットの普及にともなって様々なメール拡張機能が実装され、それらをささえる部分を整理する必要があったからである。サーバ外からの攻撃や、IPv6のアドレスにも対応できるよう、またSPF(Sender Policy Framework、RFC 4408)、DKIM(DomainKeys Identified Mail、RFC 4871)などにも対応すべく 2008年10月に再度改訂(RFC 5321)された。 ・・・ |
出典: オープンリレー 『通信用語の基礎知識』 更新年月日 2012/01/19,URL: https://www.wdic.org/ MTAを誰でもが使える状態にしておくこと。 [概要] MTAは、次のような機能を持つ。 ● ①メールをMUAから受け取る ● ②もし宛先アドレスのメールボックスがそのマシンにあれば、そこに配達 ● ③そのメールボックスがそのマシンにないなら、そのメールボックスを持つマシンを探してそこに送る もし①を無制限に受け付けたとすると、受信側は本来、どこからメールが送信されたかわからなくなる。これは、郵便物の消印はそのポストを管轄する郵便局のものが押されるが、実際に投函した人がどこに住んでいるのかわからないことに似ている。スパム業者などがそれを悪用し、身元を隠してメールを大量に送信するようになったことから、問題となった。 [特徴] 解決 現在では①について管理者が認める範囲にのみ利用を許可し、それ以外には利用させない設定が一般的であり、現在広く使われるMTAのデフォルト設定はそうなっている。 それに対し、①の接続を広く認めている状態をオープンリレーという。初期のインターネットではこのような設定が一般的であった。 なお、MTAには④そのマシンにあるメールボックスあてのメールを他のMTAから受け取り配達する、という機能もあるため、外部からの接続をすべて拒否することはできない(送信用と受信用のMTAを分離している環境は除く)。 OP25B 現在では、一般ユーザーが不適切にMTAを立てる場合に備え、一般ユーザーのマシンのSMTP(25/tcp)が利用できないようにするフィルタリング(OP25B、IP25B)するプロバイダーも多い。 なお、ORBSやRBLのようにオープンリレーのホストのデータベースを作っているところもあり、そのデータベースを使うとオープンリレーのホストからのメールを受け取らないように設定できる。 [設定] サーバーを立ち上げる場合、メールの送受信が可能なように設定することが多いが、この場合、はオープンリレーにしないよう注意する必要がある。 初期のインターネットではオープンリレーが普通だったが、最近はスパム対策のためオープンリレーにしないことが強く推奨される。sendmailの8.8.8以降のバージョンやqmail、ほか多くのMTAでは、標準でオープンリレーにならないような設定になっている。 |
同義語・類義語 | 関連語・その他 |
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SMTP | Mail Transfer Protocol |
Simple Mail Transfer Protocol | RFC 772 |
símpl meil trænsfə́ːr próutəkɔ̀l | SMTPサーバー |
スィンプルゥ メイルゥ トゥラェンスフゥァー プロドゥコァールゥ | メール・サーバー |
スィンプルゥ・メイルゥ・トゥラェンスフゥァー・プロドゥコァールゥ | 電子メール転送プロトコル |
シンプル メール トランスファー プロトコル | |
シンプル・メール・トランスファー・プロトコル | |
簡易メール転送プロトコル | |
エス エム ティー ピー | |
更新日:2022年 1月12日 |
同義語・類義語 | 関連語・その他 |
---|---|
Third-Party Mail Relay | SMTPサーバ |
θə́rd pɑ́rti meil ríːlei | SMTPサーバー |
サゥードゥ パゥァーディー メイルゥ リーレゥイ | スパム・メール |
サゥードゥ・パゥァーディー・メイルゥ・リーレゥイ | メール送信サーバ |
サゥ́ァードゥ・パゥ́ァーディー・メ́イルゥ・リ́ーレゥイ | 悪質メール |
サード パーティー メール リレー | 広告メール |
サード・パーティー・メール・リレー | 迷惑メール |
サ́ード・パ́ーティー・メ́ール・リ́レー | ・ |
open relay | Third-Party |
óupən ríːlei | θə́rd pɑ́rti |
オウプン リーレゥイ | サゥードゥ・パゥァーディー |
オウプン・リーレゥイ | サゥ́ァードゥ・パゥ́ァーディー |
オ́ウプン・リ́ーレゥイ | サード・パーティー |
オープン リレー | サ́ード・パ́ーティー |
オープン・リレー | [形容詞] |
オ́ープン・リ́レー | 第三者の |
オープンリレー | 第三当事者の |
第三者中継 | [名詞] |
だいさんしゃ ちゅうけい | 第三者 |
第三当事者 | |
更新日:2024年 3月18日 |