出典: Pentium III 『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版(Wikipedia)』 最終更新 2020年3月18日 (水) 05:11 UTC、URL: https://ja.wikipedia.org/ Pentium III(ペンティアム・スリー)は、インテルが1999年2月に発売した第6世代x86アーキテクチャのマイクロプロセッサ(CPU)。Pentium II と同様に、Pentium III をベースとして下位の低価格パソコン向けのCeleron、上位にあたるサーバやワークステーション向けのPentium III Xeonが発売された。後継はPentium 4。 [第二世代“カッパーマイン” (Coppermine)] 0.18µmプロセスで製造された。製造技術の発達により、256KBの2次キャッシュメモリをCPUダイ上に実装する。 512KBの2次キャッシュメモリを搭載するKatmaiと比較して容量は半減したが、CPUダイ上に実装されてCPUコアと等速で動作するようになり、さらにキャッシュアクセスの際のレイテンシが大幅に減少可能となったためより高速なメモリアクセスを実現、性能が向上している。L2キャッシュの性能向上に伴い、L2キャッシュフィルバッファ、ライトバックバッファ、バスキューエントリーを増加している。また、L1データキャッシュとL2キャッシュ間の帯域を256Bitに拡張している。 |
出典: Coppermine [外語] kápərmàin 『通信用語の基礎知識』 更新年月日 2008/03/27,URL: https://www.wdic.org/ Intel製IA-32(x86)プロセッサーのうち、第六世代に属するPentium III(ペンティアム・スリー)の、第二世代プロセッサーコアの開発コードネーム。 [概要] 変更点 初代コアKatmai(カトマイ)の後継コアである。Katmaiと比較し、製造プロセスが縮小(0.25µm→0.18µm)された。 2次キャッシュはKatmaiから半減され256Kiバイトとなったが、オンダイとなったため高速化されCPUコアと同速度で稼働可能となり、結果同クロックでKatmaiより高性能化された。これはアドバンスト・トランスファー・キャッシュとアドバンスト・システム・キャッシュと呼ばれている。 また、従来までのSC242(Slot 1)SECC2パッケージだけではなく、PGA370(いわゆるSocket 370)用のFC-PGAパッケージも併せて用意されている。 B/E/EB FSBクロックは100MHzまたは133MHzで、同じクロック周波数でFSBクロックが異なる場合、133MHz側にBを付けて表現した。 また、旧KatmaiとCoppermineの製品が混在して販売された。旧KatmaiとCoppermineで同じクロック周波数の製品の場合、Coppermine版にはEを付けて表現した。例えばPentium III 500E MHz、と表現する。 ちなみに、EとBの両方の条件に合致する場合はEBをつけて表現する。 [特徴] 仕様表 型番は「80526」である。これはCoppermine-128Kと同じである。 項 目 : 特 徴 マイクロアーキテクチャー : P6マイクロアーキテクチャ コアのクロック周波数 : FSBクロック : 100/133MHz 最大バス帯域幅 : 1次命令キッシュ : 16Kiバイト 1次データキャッシュ : 16Kiバイト 2次キャッシュ : 256Kiバイト(オンダイ) 製造プロセスルール : 0.18µm ダイサイズ : 集積トランジスタ数 : 動作電圧 : 主な対応機能に、次のようなものがある。 ● MMX ● SSE ● プロセッサーシリアルナンバー プラットフォーム ● SC242(Slot 1) SECC2パッケージ ● Socket 370 [後継] 後継コアは、製造プロセスが縮小(0.18µm→0.13µm)されたTualatin(テュアラティン)である。 また、Coppermineの2次キャッシュを半減させたものがCoppermine-128Kで、第三世代Celeronで使われている。 [語源] Coppermineは、北極海へと注ぐカナダの河川の名である。 |
同義語・類義語 | 関連語・その他 |
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Coppermine | 0.18um |
kɑ́pərmáin | FC-PGA |
カゥパゥーマイン | S.E.C.C.2 |
カゥパゥーマイェン | Socket 370 |
カッパーマイン | Socket 370 Slot 1 |
コッパーマイン | Socket370 |
Pentium III | ソケット370 |
Intel Pentium III | ・ |
ペンティアム III | Coppermine river, Canada |
ペンティアム スリー | kɑ́pərmáin rívər, kǽnədə |
インテル ペンティアム スリー | カゥパゥーマイン リヴァゥー キャナダゥ |
・ | カッパーマイン リバー カナダ |
Pentium III 500E | カナダ カッパーマイン川 |
Pentium III 533EB | コッパーマイン川 |
Pentium III 550E | カッパーマイン川 |
Pentium III 600E | |
Pentium III 600EB | |
Pentium III 650 | |
Pentium III 667 | |
Pentium III 700 | |
Pentium III 733 | |
Pentium III 750 | |
Pentium III 800 | |
Pentium III 800EB | |
Pentium III 850 | |
Pentium III 866 | |
Pentium III 900 | |
Pentium III 933 | |
Pentium III 1000 | |
Pentium III 1000EB | |
Pentium III 1100 | |
Pentium III 1133 | |
更新日:2022年10月10日 |