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ICT用語の意味と同義語

【 「Wnn6」又はそれに関連する用語の意味 】
出典: Canna 『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版(Wikipedia)』 最終更新 2017年7月29日 (土) 06:57 UTC、URL: https://ja.wikipedia.org/

 Canna(かんな)は、NECで開発されたクライアント・サーバ方式の日本語入力システム。「かな(仮名)」 の古語である『かんな』が名前の由来。NECによる開発・販売は終了しており、フリーソフトウェアとして公開されていたUNIX版については有志が保守を引き継いで、SourceForge.jpを拠点に開発作業をしている。変換サーバであるcannaserverと変換クライアント(例えば、kinput2)との間は、cannaプロトコルで通信されて漢字変換が行われる。そのため漢字辞書を共有化することが可能である。Linuxには、標準的な日本語入力システムとして現在でも搭載されている。かつてリリースされたWindows版も、Windows XP以降では、非対応であっても、インストーラーのファイルのプロパティの互換性をWindowsNTに設定して実行すると、インストールでき、また、使用することも可能である。
出典: Wnn [外語] Watashino Namaeha Nakanodesu [読み] ウンヌ 『通信用語の基礎知識』 更新年月日 2008/04/18,URL: https://www.wdic.org/

 UNIX用の日本語入力システムの一つ。

[概要]
由来
 京都大学数理解析研究所の研究員や学生らによって開発された。UNIX用の他に、Mac OS用なども開発されており、またオムロンソフトなどから製品化もされている。
 Wnnの名は「私の(Watashino)名前は(Namaeha)中野です(Nakanodesu)」の各文節の頭文字をとって付けられた。この中野とは、初期のWnn開発者の一人である中野秀治のことである。どうせ開発するのなら、せめて「私の名前は中野です」くらいの文は一発で変換するようにしたい、と主張した所から、このシステムの名前となった。
製品化
 Wnn4まではフリーソフトウェアであった。
 その後はWnn6 for Linux/BSDという商品名でオムロンソフトウェアから1995(平成7)年にリリースされている。
 このWnn6では日本語変換アルゴリズムを大幅に見直されており、Wnn4の弱点だった変換効率を大幅に改善させた。

[特徴]
クライアントサーバー
 特徴は、クライアントサーバーモデルを採用していることで、jserver(かな漢字変換サーバー)と呼ばれる日本語辞書と変換エンジンを搭載したホストを提供することである。
 このため、クライアント側で使用するソフトウェアは、文字を入力し、このサーバーに照会するだけのフロントエンド部分のみとした(純正品は、Wnn3迄はwnn、Wnn4からはuumと呼ばれている)。
 これにより、ネットワークに接続された全てのマシン上で辞書が共用でき、一度学習させた単語をクライアント毎に何度も再学習させる必要がないという特徴を持つ。
KKTP
 jserverで用いる仮名漢字変換プロトコル(KKTP)は公開されているので、このプロトコルに対応していれば、どんなものでもWnnで漢字変換ができる。
 例えば、NemacsやMuleでよく使われるegg(たまご)や、X Window Systemで使われるインプットメソッドのkinput2等も、同じくjserverにアクセス可能なソフトウェアである。

[クライアント]
 jserver対応のクライアントやフロントエンドには、次のようなものがある。
 ● kinput2(kinput2-wnn)
 ● uum
 ● xwnmo
 ● たまご(Tamago、egg)
出典: Wnn 『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版(Wikipedia)』 最終更新 2020年1月2日 (木) 19:18 UTC、URL: https://ja.wikipedia.org/

 Wnn(うんぬ、ウーンヌ)は、日本語のかな漢字変換による日本語入力システムの一つである。元来はワークステーション向けに開発され、後に組込機器向けが主要な用途となった。

[歴史]
 1985年から京都大学、慶應義塾大学、立石電機(現・オムロン)、アステック(現・アールワークス)によって共同開発され、1987年に完成した。開発当時は、PCでは連文節変換がすでに実現されていたが、ワークステーションでの日本語入力システムは一般的に、単語ごとまたは文節ごとに変換していた。このシステムは、ワークステーションでも「Watashino Namaeha Nakanodesu」と入力して正しく「私の名前は中野です」と一括変換できるような連文節変換を実現することを目指して開発されたことから、その文字列の頭文字を取ってWnnという名前が付けられた。「中野」は日本語処理開発チームの立石電機側の窓口となっていた人の名前である。 ・・・


【 「Wnn6」又はそれに関連する用語の意味 】
出典: cannaserver 『通信用語の基礎知識』 更新年月日 2008/04/18,URL: https://www.wdic.org/

 UNIX用の日本語入力システムの一つCannaが提供する、かな漢字変換サーバー。

[概要]
 UNIXでは、漢字変換もクライアントサーバーモデルが採用されており、このサーバーの一つがcannaserverである。サーバーだけでは当然変換できないので、ここにアクセスするクライアントとして、「日本語入力フロントエンド」を別途用いる。このとき、サーバーとクライアントは「通信」を行なう。この時用いるプロトコルはcannaプロトコルと呼ばれている。

[クライアント]
 cannaserver対応のクライアントやフロントエンドには、次のようなものがある。
 ● canuum
 ● kinput2(kinput2-canna)
 ● かんな/emacs (Mule用)



【 他のICT用語辞典へ(外部リンク)】

Wnn (Wikipedia)
Wnn (通信用語の基礎知識)
かな漢字変換サーバー (ASCII.jpデジタル用語辞典)
かな漢字変換サーバー (コトバンク)



【 Wnn6 の同義語と関連語 】
< 1 >
同義語・類義語 関連語・その他
Wnn かな漢字変換システム
Watashino Namaeha Nakanodesu 日本語入力システム
私の名前は中野です KKTP
うんぬ かな漢字変換プロトコル
ウンヌ
ウーンヌ

Wnn4.x
Wnn4.2
Wnn6
Wnn7
Wnn8
FreeWnn























































更新日:2023年 6月25日




【 Wnn6 の同義語と関連語 】
< 2 >
同義語・類義語 関連語・その他
かな漢字変換サーバ ATOK X
かな漢字変換サーバー Canna
Kana-Kanji conversion server FreeWnn
kɑ́nə kɑ́ndʒi kənvə́rʒən sə́ːrvər Wnn
カナ カンジ カォンヴゥァージュン スァーヴゥァー Wnn6
カナ・カンジ・カォンヴゥァージュン・スァーヴゥァー かんな
カナ カンジ コンバージョン サーバー かんなサーバー
カナ・カンジ・コンバージョン・サーバー cannaserver
クライアント・サーバ方式日本語入力システム

conversion

kənvə́rʒən

カォンヴゥァージュン

コンバージョン

[名詞]

変換

変更

転換

換算













































更新日:2024年 1月25日




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