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ICT用語の意味と同義語

【 「worm」又はそれに関連する用語の意味 】
出典: ワーム [外語] worm [発音] wə́:rm『通信用語の基礎知識』 更新年月日 2006/12/13,URL: https://www.wdic.org/

 コンピューターに寄生し、自分の複製をネットワークなどに複写し自己増殖を行なうソフトウェア。ウイルスと呼ばれることもあるが、通常は別物として扱われる。

[概要]
 現在までに作られたワームの中で有名なものには、次のようなものがある。
 ● 1988(昭和63)年11月2日にRobert T. Morris Jr.によって放たれたUNIX用もの
 ● 1999(平成11)年にDavid L. Smithによって放たれたWindows用のMelissa
 ● 2000(平成12)年5月にフィリピン人に放たれたWindows用のILOVEYOU
 ● 2001(平成13)年夏に流行したWindowsとIIS用のCode Red

[特徴]
Robert T. Morris Jr.
 Robert T. Morris Jr.の放ったワームはsendmailのデバッグコマンドやfingerdのバッファーオーバフローを利用して次々と計算機に感染した。しかし同じ計算機に再度感染したためにシステムの負荷が増大して管理者に発見された。この事件後、Robertのログイン名はRTMからRTFMに変更されている(注:RTMにはread the manual、RTFMにはread the fucking manualという意味がある)。
Melissa、ILOVEYOU
 Melissa、ILOVEYOUは、どちらもMicsofoftのMUA、Microsoft OutlookおよびMicrosoft Outlook Expressの機能を悪用して繁殖するワームである。
 この二つのMUAはセキュリティ上の問題が大きいので、安全のためにアンインストールし、別のMUAを使用することが望ましい。
Code Red
 Code RedはMicsofoftのWebサーバーIISのバグを悪用して繁殖するワームである。
 このWebサーバーはセキュリティ上の問題が大きいので、安全のためアンインストールし、別のWebサーバーやOSを使用することが望ましい。
出典: Code Red 『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版(Wikipedia)』 最終更新 2018年2月8日 (木) 13:15 UTC、URL: https://ja.wikipedia.org/

 Code Red(コードレッド)は、2001年7月13日にインターネットで発見されたワームである。マイクロソフトの IIS Webサーバが動作するコンピュータを攻撃した。このワームについて最も深く調査したのは、eEye Digital Security のプログラマ達であった。彼らはワームの名称も決めたが、その由来はソフトドリンク「マウンテンデュー」のチェリー味の商品名(CODE RED)と、このワームに攻撃されたWebサイトで見られた "Hacked By Chinese!" という文字列からの連想である(赤狩り参照)。このワームが出現したのは7月13日だが、被害が拡大したのは2001年7月19日のことだった。この日感染したホスト数は359,000に達した。 ・・・

[概説]
利用された脆弱性
 このワームは IIS に付属して配布されたインデックスサーバの脆弱性を利用した。この脆弱性については MS01-033 で説明されている。それによると、ワーム出現の約1ヵ月前にパッチが公開されている。このワームは自身の拡散のために、いわゆるバッファオーバーランと呼ばれる脆弱性を利用した。'N' を繰り返した長い文字列でバッファをオーバーフローさせ、任意のコードを実行してマシンに感染する。
出典: ワーム (コンピュータ) 『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版(Wikipedia)』 最終更新 2019年11月14日 (木) 14:06 UTC、URL: https://ja.wikipedia.org/

 ワームとは、独立したプログラムであり、自身を複製して他のシステムに拡散する性質を持ったマルウェアである。宿主となるファイルを必要としない点で、狭義のコンピュータウイルスとは区別される。しかし、ネットワークを介して他のコンピュータに伝染していく点では共通しており、同一視されることもある。

[ほかのマルウェアとの区別]
 初めてウイルスを定義したコンピュータ科学者のフレッド・コーエンは、他のファイルに感染することで増殖するものをウイルスとしており、RFC1983もその定義に従ってワーム単体をウイルスに含めていない。また、ワームには自己増殖機能があることから、同じくマルウェアの一種であるトロイの木馬とも区別される。しかし、一般的な報道などではしばしば同種とされ、また複数のマルウェアの機能を兼ね備えたものも発生している。 ・・・


【 「worm」又はそれに関連する用語の意味 】
出典: マルウェア 『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版(Wikipedia)』 最終更新 2017年8月10日 (木) 20:13 UTC、URL: https://ja.wikipedia.org/

 マルウェア (malware) とは、不正かつ有害に動作させる意図で作成された悪意のあるソフトウェアや悪質なコードの総称で、コンピュータウイルスやワームなどがある。悪意のコード(malicious code)、悪意のソフトウェア(malicious software)、悪意のある不正ソフトウェア、有害なソフトウェア、不正プログラムとも呼ばれる。 ・・・



【 他のICT用語辞典へ(外部リンク)】

ワーム (通信用語の基礎知識)
Code Red (Wikipedia)
Blaster ワーム』および関連する情報の一覧 (Microsoft)
マルウェア (Wikipedia)
ワーム (コンピュータ) (Wikipedia)



【 worm の同義語と関連語 】
< 1 >
同義語・類義語 関連語・その他
Blaster セキュリティ修正プログラム
AGOBOT ワーム ワーム
Lovsan ワーム worm
MS Blaster
msblast.exe
MSブラスター
MSブラスト
Nachi ワーム
RALEKA ワーム
W32/Lovsan.worm.b
W32/Lovsan.worm.c
W32/Lovsan.worm.d
W32/Lovsan.worm.e
W32/Lovsan.worm.f
W32/Nachi.worm
WORM_AGOBOT.P
WORM_AGOBOT.R
WORM_MSBLAST.B
WORM_MSBLAST.C
WORM_MSBLAST.D
WORM_MSBLAST.E
WORM_MSBLAST.G
WORM_RALEKA.A
WORM_RALEKA.B

































更新日:2021年 7月21日




【 worm の同義語と関連語 】
< 2 >
同義語・類義語 関連語・その他
Code Red セキュリティホール
kóud réd 破壊活動
コウドゥ レッドゥ DoSアタック
コ́ウドゥ レッ́ドゥ IIS
コード レッド 脆弱性
コ́ード レッ́ド MS01-033
コードレッド
Code Red II malware

mǽlwɛə

マルゥワゥー

マ́ルゥワゥー

マルウェア

マ́ルウェア

[名詞]

悪意のあるプログラム

悪意のあるソフトウェア

不正プログラム

不正ソフトウェア


worm

wə́rm

ワゥァーム

ワゥ́ァーム

ワーム

ワ́ーム

computer worm

Internet worm

インターネットワーム

コンピュータワーム

ワーム型ウイルス




















更新日:2024年 1月19日




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