出典: 国際電気通信連合電気通信標準化部門 『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版(Wikipedia)』 最終更新 2024年2月3日 (土) 01:53 UTC、URL: https://ja.wikipedia.org/ 国際電気通信連合電気通信標準化部門(International Telecommunication Union Telecommunication Standardization Sector、ITU-T)は、世界規模で電気通信を標準化することを目的として勧告を作成する国連機関である。勧告という形が標準となる。4年に1回開催される世界電気通信標準化会議(World Telecommunication Standardization Assembly、WTSA)で活動が決められる。国際電気通信連合の部門の一つで、通信分野の標準策定を担当する「電気通信標準化部門」でもある。旧CCITT(Comite Consultatif International Telegraphique et Telephonique、国際電信電話諮問委員会。以前はTSS、ITU-TSまたはITU-TSSとも言った。 [ITU-T勧告] 2008年現在、3,000近くあるITU-T勧告の多くは無償となり、誰もがITU-Tのホームページから自由にPDFファイルをダウンロードできる。以下はITU-Tの勧告のうち、Wikipediaで言及されたり、ISOと共同で作成されたり、またはJISやTTCによって日本向けに標準化されているものの一覧である。 Aシリーズ勧告 Aシリーズ勧告は、「ITU−Tの作業組織」に関する規定を定める。 Bシリーズ勧告 Bシリーズ勧告は、「表現手段(定義、記号、分類)」に関する規定を定める。 Cシリーズ勧告 Cシリーズ勧告は、「一般的電気通信統計」に関する規定を定める。 Dシリーズ勧告 Dシリーズ勧告は、「一般的料金原則」に関する規定を定める。 Eシリーズ勧告 Eシリーズ勧告は、「網運用全般(番号計画、ルーティング、ネットワーク管理、運用性能及びトラヒックエンジニアリング)、電話サービス、サービス運営及びヒューマンファクタ」に関する規定を定める。 Fシリーズ勧告 Fシリーズ勧告は、「電話以外の電気通信サービス(運営、サービス品質、サービス定義及びヒューマンファクタ)」に関する規定を定める。 Gシリーズ勧告 Gシリーズ勧告は、「伝送システム及びメディア、ディジタルシステム及びネットワーク」に関する規定を定める。 白い表紙から、ITU-Tホワイトブックと呼ぶ場合、Gシリーズの事を指す。日本語版は日本規格協会から購入できる。G1~G99はITU-Tとの統合によってITU-T勧告番号の頭にGを付けた形で規格化されている。 Hシリーズ勧告 Hシリーズ勧告は、「オーディオビジュアル及びマルチメディアシステム」に関する規定を定める。 Iシリーズ勧告 Iシリーズ勧告は、「サービス総合ディジタル網」に関する規定を定める。 Jシリーズ勧告 Jシリーズ勧告は、「テレビと音声番組及び他のマルチメディア信号の伝送」に関する規定を定める。 Kシリーズ勧告 Kシリーズ勧告は、「妨害からの防御」に関する規定を定める。 Lシリーズ勧告 Lシリーズ勧告は、「ケーブル及び屋外設備の他の要素についての建設、設置及び保護」に関する規定を定める。 Mシリーズ勧告 Mシリーズ勧告は、「TMN及びネットワーク保守:国際伝送方式、電話回線、電信、ファクシミリ及び専用線」に関する規定を定める。 Nシリーズ勧告 Nシリーズ勧告は、「保守:国際音声番組及びテレビ伝送回線」に関する規定を定める。 Oシリーズ勧告 Oシリーズ勧告は、「機器評価の規定」に関する規定を定める。 Pシリーズ勧告 Pシリーズ勧告は、「電話伝送品質、電話設備、地域有線網」に関する規定を定める。 Qシリーズ勧告 Qシリーズ勧告は、「交換及び信号方式」に関する規定を定める。 Rシリーズ勧告 Rシリーズ勧告は、「電信伝送」に関する規定を定める。 Sシリーズ勧告 Sシリーズ勧告は、「電信サービス端末装置」に関する規定を定める。 Tシリーズ勧告 Tシリーズ勧告は、「テレマティークサービス端末」に関する規定を定める。 Uシリーズ勧告 Uシリーズ勧告は、「電信交換」に関する規定を定める。 Vシリーズ勧告 Vシリーズ勧告は、「電話網上のデータ通信」に関する規定を定める。 Xシリーズ勧告 Xシリーズ勧告は、「データ網及びオープン・システム・コミュニケーション」に関する規定を定める。 Yシリーズ勧告 Yシリーズ勧告は、「グローバル情報通信インフラストラクチャ− (GII) 及びインターネットプロトコル側面」に関する規定を定める。 Zシリーズ勧告 Zシリーズ勧告は、「通信システムのための言語及び一般ソフトウェア側面」に関する規定を定める。 |
出典: ITU [読み] アイティーユー [外語] International Telecommunication Union 『通信用語の基礎知識』 更新年月日 2011/08/17,URL: https://www.wdic.org/ 国際電気通信連合。国際連合の専門機関の一つで、電気通信や放送に関る標準化を行なう。 [概要] [特徴] 本部はスイス連邦のジュネーブにあり、次からなる。 ● 事務総局 ● 無線通信部門のITU-R ● 電気通信標準化部門のITU-T ● 電気通信開発部門のITU-D |
出典: 国際電気通信連合 『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版(Wikipedia)』 最終更新 2024年2月3日 (土) 01:43 UTC、URL: https://ja.wikipedia.org/ 国際電気通信連合(こくさいでんきつうしんれんごう、フランス語: Union internationale des télécommunications; UIT、英語: International Telecommunication Union; ITU)は、国際連合の専門機関の一つである。 1865年5月17日にフランスのパリで設立された万国電信連合(フランス語: Union internationale du télégraphe、英語: International Telegraph Union)に端を発しているため、ITUは世界最古の国際機関とみなされている。国際電気通信連合憲章に基づき、無線通信と電気通信分野において各国間の標準化と規制の確立を図っている。 2017年10月時点の加盟国は、ほぼ全ての国際連合加盟国にバチカンを加えた193ヶ国、セクターメンバーは2008年4月時点で700社以上である。日本は、1959年から理事国としてITUの管理・運営に参加している。 [沿革] ・・・ |
出典: ITU-T勧告 [読み] アイティーユーティーかんこく [外語] ITU-T standard 『通信用語の基礎知識』 更新年月日 2015/01/31,URL: https://www.wdic.org/ 通信方式を定めた規格。 例外もあるが、基本的に記号の最初がVなら電話網を利用したデータ伝送、Xならデータ網に関係する規格を意味する。 [主な規格] 主なV規格 ITU-T V.1:2進表示記号と2状態符号の有意状態との関係 ITU-T V.2:電話回線を使ったデータ伝送の電力レベル ITU-T V.3:国際アルファベットNo.5 ITU-T V.4:公衆電話網でのV.3信号の一般構成 ITU-T V.5:一般交換電話網の同期伝送でのデータ信号速度標準 ITU-T V.6:専用電話回線の同期伝送でのデータ信号速度標準 ITU-T V.8:一般電話回線でデータ通信する際の開始終了手順 ITU-T V.8bis:一般電話回線でデータ通信する際の開始終了手順 ITU-T V.10:不平衡型複流交換回路の電気特性 ITU-T V.11:平衡型複流交換回路の電気特性 ITU-T V.13:アンサバック・ユニットのシミュレータ ITU-T V.15:データ伝送での音響カプリングの利用 ITU-T V.16:医療アナログ・データ伝送用モデム ITU-T V.18:テクスト電話で動作するモデムの動作条件 ITU-T V.19:電話信号周波数を利用したパラレルデータ伝送用モデム ITU-T V.20: ・・・ |
出典: ITU-T 『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版(Wikipedia)』 最終更新 2018年4月22日 (日) 02:24 UTC、URL: https://ja.wikipedia.org/ ITU-T(International Telecommunication Union Telecommunication Standardization Sector) は、国際電気通信連合の部門の一つで、通信分野の標準策定を担当する「電気通信標準化部門」。旧CCITT(Comite Consultatif International Telegraphique et Telephonique、国際電信電話諮問委員会)。勧告という形が標準となる。4年に1回開催される世界電気通信標準化会議(World Telecommunication Standardization Assembly、WTSA)で活動が決められる。以前はTSS、ITU-TSまたはITU-TSSとも言った。 [ITU-T勧告] 2008年現在、3,000近くあるITU-T勧告の多くは無償となり、誰もがITU-Tのホームページから自由にPDFファイルをダウンロードできる。 ・・・ |
同義語・類義語 | 関連語・その他 |
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ITU-T | 【以下旧称】 |
ái tíː júː tíː | CCITT |
アイ ティー ユー ティー | Comite Consultatif International Telegraphique et Telephonique |
ア́イ ティ́ー ユ́ー ティ́ー | 国際電信電話諮問委員会 |
International Telecommunication Union Telecommunication Standardization Sector | TSS |
International Telecommunication Union-Telecommunication Standardization Sector | ITU-TS |
ìntərnǽʃənəl tèləkəmjuːnəkéiʃən júːnjən tèləkəmjuːnəkéiʃən stæ̀ndərdəzéiʃən séktər | ái tíː júː tíː és |
インタゥーナェッシュノゥルゥ テラゥカゥミュニケイシュン ユーニアゥン テラゥカゥミュニケイシュン スタェンダゥディゼイシュン セクタゥー | アイ ティー ユー ティー エス |
インタゥーナェッシュノゥルゥ・テラゥカゥミュニケイシュン・ユーニアゥン・テラゥカゥミュニケイシュン・スタェンダゥディゼイシュン・セクタゥー | ITU-TSS |
イ̀ンタゥーナェッ́シュノゥルゥ・テ̀ラゥカゥミュニケ́イシュン・ユ́ーニアゥン・テ̀ラゥカゥミュニケ́イシュン・スタェ̀ンダゥディゼ́イシュン・セ́クタゥー | ・ |
インターナショナル テレコミュニケーション ユニオン テレコミュニケーション スタンダーダイゼーション セクター | ITU |
インターナショナル・テレコミュニケーション・ユニオン・テレコミュニケーション・スタンダーダイゼーション・セクター | ái tíː júː |
イ̀ンターナ́ショナル・テ̀レコミュニケ́ーション・ユ́ニオン・テ̀レコミュニケ́ーション・スタ̀ンダダゼ́ーション・セ́クター | アイ ティー ユー |
ITU Telecommunication Standardization Sector | ア́イ ティ́ー ユ́ー |
ái tíː júː tèləkəmjuːnəkéiʃən stæ̀ndərdəzéiʃən séktər | International Telecommunication Union |
アイ ティー ユー テラゥカゥミュニケイシュン スタェンダゥディゼイシュン セクタゥー | ìntərnǽʃənəl tèləkəmjuːnəkéiʃən júːnjən |
アイ ティー ユー・テラゥカゥミュニケイシュン・ スタェンダゥディゼイシュン・セクタゥー | インタゥーナェッシュノゥルゥ テラゥカゥミュニケイシュン ユーニアゥン |
ア́イ ティ́ー ユ́ー・テ̀ラゥカゥミュニケ́イシュン・スタェ̀ンダゥディゼ́イシュン・セ́クタゥー | インタゥーナェッシュノゥルゥ・テラゥカゥミュニケイシュン・ユーニアゥン |
アイ ティー ユー テレコミュニケーション スタンダーダイゼーション セクター | イ̀ンタゥーナェッ́シュノゥルゥ・テ̀ラゥカゥミュニケ́イシュン・ユ́ーニアゥン |
アイ ティー ユー・テレコミュニケーション・スタンダーダイゼーション・セクター | インターナショナル テレコミュニケーション ユニオン |
ア́イ ティ́ー ユ́ー・テ̀レコミュニケ́ーション・スタ̀ンダダゼ́ーション・セ́クター | インターナショナル・テレコミュニケーション・ユニオン |
国際電気通信連合電気通信標準化部門 | イ̀ンターナ́ショナル・テ̀レコミュニケ́ーション・ユ́ニオン |
こくさい でんき つうしん れんごう でんき つうしん ひょうじゅんか ぶもん | 国際電気通信連合 |
電気通信標準化部門 | こくさい でんき つうしん れんごう |
・ | UIT |
Union internationale des télécommunications | |
https://www.itu.int/en/Pages/default.aspx | |
itu.int | |
・ | |
更新日:2024年 3月19日 |