出典: MMX 『通信用語の基礎知識』 更新年月日 2010/09/06,URL: https://www.wdic.org/ 1997(平成9)年にIntelが発表したマルチメディア命令で、マルチメディア系のデータ処理に適した機能をマイクロプロセッサーに取り込む技術。及びそれにより追加された命令の仕様。 [概要] 1命令で複数のデータをまとめて演算するSIMD命令セットを用意し、行列演算や複素数演算、多次元計算などを高速に行なうことができる。また多量のデータを効率よく処理するためのパイプライン技術やキャッシュ技術などの性能向上も図られている。 機能の有無判別 機能の有無は、EAXレジスターに1を代入してCPUID命令を実行し、EDXレジスターに得られたフラグのビット23が1かどうかで確認できる。 [特徴] 発想 x86系プロセッサーには8087の時代から、FPU(数値演算コプロセッサー)用として80ビットの専用レジスターが用意されていた。しかし80ビットもあるにも関わらず、この機能は殆ど使われていなかった。また、MMXを設計するにあたり、少なくとも64ビットの長さのレジスターが必要だった。Pentiumは32ビットCPUなので、整数用レジスターは32ビットだが、これを64ビットに拡張するのは容易なことではない。そこでIntelの技術者はFPUレジスターに目を付け、これを有効活用することにした。このため、MMX技術はFPU用のレジスターと共用となっており、同じ内部物理レジスターにマッピングされている。MMXでは、80ビットあるうちの64ビットを使用する。 ・・・ |
出典: MMX 『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版(Wikipedia)』 最終更新 2019年7月3日 (水) 10:46 UTC、URL: https://ja.wikipedia.org/ MMXは、インテルが同社のPentiumプロセッサ向けに開発したSIMD型拡張命令セットである。56個の命令を含む。MMXは、MultiMedia eXtensionsの略であるとの説があったが、インテルは、略語ではない一つの語であるとしている。 [概要] MMXは、x87FPUのレジスタを転用し、1つの命令で同時に複数の整数演算を扱うSIMD型命令拡張である。MMXレジスタはFPUレジスタを共有するため、浮動小数点演算命令とは排他的に使用しなければならない。オペレーティングシステムがプロセスのコンテキストを保存する際には、MMX命令を使用するプロセスはFPU命令を使用しているものと同様に見え、同様にレジスタを保存すれば良い。DSPの得意分野である音声、画像、動画などのマルチメディア関係の処理を、CPUで扱う際の性能向上が期待されたが、アプリケーションソフトウェア側がMMXを用いるようにプログラムされていなければ、MMXによる性能向上の恩恵は受けられない。 ・・・ |
同義語・類義語 | 関連語・その他 |
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MMX | |
Multi Media Extension | |
Multi Media eXtension | |
multi media extension | |
MultiMedia eXtension | |
MultiMedia eXtensions | |
エム・エム・エックス | |
エムエムエックス | |
このページは書きかけのページです | 更新日:2021年10月21日 |