出典: カテゴリー5e 『通信用語の基礎知識』 更新年月日 2009/11/13,URL: https://www.wdic.org/ EIA/TIA-568-A-5で規定されるツイストペアケーブルの規格の一つで、最大周波数100MHz以内の通信に利用できる。「エンハンストカテゴリー5」とも呼ばれる。 ISO/IEC 11801やJIS X 5150では「クラスD」に対応する。 [由来] 1000BASE-Tの規格が決まったものの、そのためのケーブルの規格であるカテゴリー6の規格策定が遅れてしまった。 そのような中、カテゴリー5を強化し、1000BASE-Tでも安定して使えるようなケーブルが販売され、一般のカテゴリー5と区別するため「エンハンスドカテゴリー5」としたものが、後に規格化された。 [特徴] カテゴリー5と比べ、クロストークに対する基準などが厳密になっている。1000BASE-Tで使われている。 |
出典: カテゴリー5ケーブル 『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版(Wikipedia)』 最終更新 2015年8月17日 (月) 07:10 UTC、URL: https://ja.wikipedia.org/ カテゴリー5ケーブル(英: Category 5 cable)は、高速信号転送のためのツイストペアケーブルの規格である。カテゴリー5の上位規格としてカテゴリー5eがある。主にイーサネットなどのコンピュータネットワークでの構内配線に使われるが、他にも電話、トークンリング、ATMなどにも使われることがある(短距離であれば、最高 155Mbit/s の転送が可能)。基本的にシールドされていないUTPケーブルが殆どで、EIA/TIA規格上もUTPのみであるが、一部、エンハンスドカテゴリー5(Cat5E)のSTPケーブルも市販されている。Cat5EのSTPケーブルはメーカー独自規格であり、工場など強いノイズ発生源がある場合の対策に使われる。一般でのSTPケーブルの使用は機器側対策も含め注意が必要である。 [解説] カテゴリー5e :カテゴリー5e(エンハンスドカテゴリー5)ケーブルはカテゴリー5の改良であり、遠端漏話(far end crosstalk)についての規定が追加されている。2001年、TIA/EIA-568-B 標準として定義され、これはカテゴリー5の TIA/EIA-568-A を置き換えた。1000BASE-T はカテゴリー5ケーブルを使うよう設計されたが、もちろんカテゴリー5eケーブルを使った方がよい。性能に関する厳密な規定があるため、カテゴリー5eケーブルはイーサネットとしては長距離に使うことはできず、最長でも100mとされている(90m は固定ケーブルで、両端5mずつをパッチケーブルとした場合。コネクタによる接続が2箇所含まれる想定)。カテゴリー5eケーブルの性能特性と試験方法は TIA/EIA-568-B.2-2001 に定義されている。慣用的にCat 5eまたはCat.5eと表記される。 ・・・ |
Cat 5e | Cat.5e | CAT5e | Cat5e |
Enhanced Category 5 cable | enhǽnst kǽtəgɔ̀ri fáiv kéibl | インハェンストゥ キャェデゴリー ファーィヴ ケイボルゥ | インハェンストゥ・キャェデゴリー・ファーィヴ・ケイボルゥ |
エンハンスト カテゴリ ファイブ ケーブル | エンハンスト・カテゴリ・ファイブ・ケーブル | エンハンストカテゴリファイブケーブル | Gigabit Ethernet |
TIA/EIA-568-B | TIA/EIA-568-B.2-2001 | ISO/IEC 11801 クラスD | JIS X 5150 クラスD |
エンハンストカテゴリ5 | エンハンストカテゴリ5ケーブル | エンハンスドカテゴリー5 | カテゴリ5e |
カテゴリ5イー | カテゴリー5e | カテゴリファイブイー | |
1000BASE-T | CAT5 | Category 5 | Ethernetケーブル |
far end crosstalk | LAN cable | LANケーブル | Unshielded Twisted Pair |
Unshielded Twisted Pair Cable | Unshielded Twisted-Pair | UTP | アンシールデッド・ツイスト・ペア |
イーサネットケーブル | シールド無しより対線 | 遠端漏話 | 非シールドより対線 |
・ | Enhanced | enhǽnst | インハェンストゥ |
エンハーンスト | 高めた | 増した | 改善した |
改良した | ・ | 更新日:2020年 8月13日 |