出典: CRC 『通信用語の基礎知識』 更新年月日 2013/03/21,URL: https://www.wdic.org/ 巡回冗長符号。誤り検出のための符号。データを特定の定数で割り算し、その剰余を検査用の数値として用いる。単純なチェックサムで誤り検出を行なうよりも確実性があるため、厳密性を必要とする場面でよく使われる。 [CRCの種類] 大きく、データの幅(ビット数)と多項式によって分類される。 ビット幅:用途に応じて、様々ある。一般的なものに、次のようなものがある。 CRC-4 CRC-5 CRC-6 CRC-7 CRC-8 CRC-11 CRC-12 CRC-16 CRC-32 CRC-64 このうち、17ビットの定数を用いて16ビットのCRCを求めるのがCRC-16、33ビットの定数を用いて32ビットのCRCを求めるCRC-32がよく使われる。この定数は多項式と呼ばれ、多項式の違いにより、CRC-16やCRC-32には様々な種類が存在する。 多項式 ・・・ |
出典: リードソロモン符号 『通信用語の基礎知識』 更新年月日 2008/07/10,URL: https://www.wdic.org/ 誤り訂正符号の一つ。RS符号とも。 [概要] I.S.ReedとG.Solomonにより、1960(昭和35)年に考案されたBCH符号の一種で、複数ビット(広義のバイト)単位で誤り訂正をするのが特徴。このため、集中して発生するバースト誤りに有効で、バースト誤りが発生し易いテープやディスクにおいて広く使われている。誤り訂正能力はバーストエラーの長さより長い単位で処理している時に発揮される。そのため、各媒体の特性に合わせ、テープ媒体の場合はダブルで、ディスク媒体の場合はクロスインターリーブさせて使用する。 [特徴] 数学的に高度な誤り訂正能力を持つことが証明されており、様々な応用がある。CD、DVD、DCC、ハードディスクドライブなどの媒体、ADSLなどの通信誤り訂正でよく使われている。ハミングコード(ハミング符号)よりも誤り訂正能力に優れるが、複雑な演算が多く使われているため処理時間が多く掛かるという難点もある。 |
出典: 巡回冗長検査 『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版(Wikipedia)』 最終更新 2019年4月12日 (金) 08:30 UTC、URL: https://ja.wikipedia.org/ 巡回冗長検査(じゅんかいじょうちょうけんさ、英: Cyclic Redundancy Check, CRC)は、誤り検出符号の一種で、主にデータ転送などに伴う偶発的な誤りの検出によく使われている。送信側は定められた生成多項式で除算した余りを検査データとして付加して送信し、受信側で同じ生成多項式を使用してデータを除算し、その余りを比較照合することによって受信データの誤り・破損を検出する。デジタル回路で簡単に実装でき、数学的にも分析が容易であり、また、ビットのランダム誤りやバースト誤りを検出できるので、HDLC手順やCSMA/CD方式などにおいて誤りチェック・伝送路ノイズチェックによく使われている。パリティや単純な加算によるチェックサムに比べ検出精度が高く、その点では高級なチェックサムと言える。単純なチェックサムと同じく、データの改竄に対する耐性はない。 [概要] CRC は、巡回符号の理論に基づいた誤り検出符号の一種である。その計算は筆算による多項式の除算に似ており、送受信するデータを、あらかじめ決めておいた特定の数で割り、その余りをチェック用の値として使う。ただし、通常の算術による計算ではなく、有限体の計算を行う(繰り上がり・繰り下がりのない算術である点が通常の算術と異なる)。除算に使う特定の数を生成多項式という。余りの長さは常に除数の長さ以下であり、除数の長さによって結果の長さを決定できる。 ・・・ |
出典: リード・ソロモン符号 『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版(Wikipedia)』 最終更新 2018年11月20日 (火) 15:35 UTC、URL: https://ja.wikipedia.org/ リード・ソロモン符号(-ふごう Reed-Solomon Coding RS符号と略記)とは符号理論における誤り訂正符号の一種、訂正能力が高く様々なデジタル機器等で応用されている。 [概要] リード・ソロモン符号は1960年にアービング・リード(英)とギュスタブ・ソロモン(英)によって開発された誤り訂正符号である。符号の生成と復号が複雑なので、処理速度が求められる分野ではあまり使用されていないが、その反面誤り訂正能力が高く、地上デジタル放送、衛星通信、ADSLやDVTR、身近なところではCDやDVDやBD、QRコードの誤り訂正に応用されている。特徴として符号の生成方法にガロア体(有限体)の概念を使用している。これは複数個のビットを一つの固まり(シンボルあるいはワードと呼ぶ)と見なし、符号語をシンボルの集まりで表し各シンボル単位で誤りの検出と訂正を行う。 ・・・ |
同義語・類義語 | 関連語・その他 |
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CRC | burst error |
síː ɑ́ːr síː | バーストエラー |
シィー アゥー シィー | バースト誤り |
シィ́ー アゥ́ー シィ́ー | CRCチェックサム |
シー アール シー | CRC値 |
シ́ー ア́ール シ́ー | CRC符号 |
CRCチェック | 誤り検出符号 |
Cyclic Redundancy Check | 誤り検出方式 |
Cyclic Redundancy Code | 巡回冗長符号 |
sáiklik ridʌ́ndənsi tʃék | じゅんかい じょうちょう ふごう |
シィクリゥック リィダンダンシィー チェック | ・ |
シィクリゥック・リィダンダンシィー・チェック | Cyclic |
シィ́クリゥック・リィダ́ンダンシィー・チェッ́ク | síklik |
サイクリィック リィダンダンシィー チェック | シィクリゥック |
サイクリィック・リィダンダンシィー・チェック | シィ́クリゥック |
サ́イクリィック・リィダ́ンダンシィー・チェッ́ク | sáiklik |
サイクリック リダンダンシー チェック | サイクリィック |
サイクリック・リダンダンシー・チェック | サ́イクリィック |
サ́イクリック・リダ́ンダンシー・チェッ́ク | サイクリック |
巡回冗長検査 | サ́イクリック |
じゅんかい じょうちょう けんさ | [形容詞] |
jyunkai jyoucyou kensa | 周期的な |
巡回符号検査 | しゅうきせいの |
じゅんかい ふごう けんさ | 循環の |
jyunkai fugou kensa | じゅんかんの |
・ | ・ |
CRC-4 | Redundancy |
CRC-5 | ridʌ́ndənsi |
CRC-6 | リィダンダンシィー |
CRC-7 | リィダ́ンダンシィー |
CRC-8 | リダンダンシー |
CRC-11 | リダ́ンダンシー |
CRC-12 | [名詞] |
CRC-16 | 冗長性 |
CRC-32 | 重複 |
CRC-64 | 余剰性 |
更新日:2024年 1月19日 |
同義語・類義語 | 関連語・その他 |
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RS Code | CIRC |
ɑ́ːr és | Cross Interleaved Reed-solomon Code |
アゥー エス コウドゥ | クロァス インタゥァーリィーヴドゥ リードゥ サォロゥメン コウドゥ |
アゥー エス・コウドゥ | クロァス・インタゥァーリィーヴドゥ・リードゥ・サォロゥメン・コウドゥ |
アゥ́ー エ́ス・コ́ウドゥ | クロァ́ス・イ̀ンタゥァーリィ́ーヴドゥ・リ̀ードゥ・サォ̀ロゥメン・コ́ウドゥ |
アール エス コード | クロス インタゥーリーヴド リード ソロモン コード |
アール エス・コード | クロス・インタゥーリーヴド・リード・ソロモン・コード |
ア́ール エ́ス・コ́ード | クロ́ス・イ̀ンターリ́ーブド・リ́ード・ソ́ロモン・コ́ード |
Reed-Solomon code | G.Solomon |
Reed-Solomon Coding | I.S.Reed |
ríːd sɑ́ləmən kə́udiŋ | Reed-Solomon |
リードゥ・サォロゥメン コゥウディング | ríːd sɑ́ləmən |
リードゥ・サォロゥメン・コゥウディング | リードゥ・サォロゥメン |
リ́ードゥ・サォ́ロゥメン・コゥ́ウディング | リ́ードゥ・サォ́ロゥメン |
リード・ソロモン コーディング | リード・ソロモン |
リード・ソロモン・コーディング | リ́ード・ソ́ロモン |
リ́ード・ソ́ロモン・コ́ーディング | random error |
RS(204,188) | アービング・リード |
RS符号 | エラー訂正 |
アール エス ふごう | エラー訂正方式 |
リード・ソロモン符号 | ギュスタブ・ソロモン |
リード・ソロモン ふごう | バーストエラー |
リードソロモン符号 | バースト誤り |
ハミング符号 | |
ピーターソン法 | |
ユークリッド法 | |
ランダムエラー | |
ランダム誤り | |
誤り訂正符号 | |
畳み込み符号 | |
更新日:2024年 3月22日 |