出典: 焼きなまし法 『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版(Wikipedia)』 最終更新 2019年1月24日 (木) 20:32 UTC、URL: https://ja.wikipedia.org/ 焼きなまし法(やきなましほう、英: Simulated Annealing、SAと略記、疑似アニーリング法、擬似焼きなまし法、シミュレーティド・アニーリングともいう)は、大域的最適化問題への汎用の乱択アルゴリズムである。広大な探索空間内の与えられた関数の大域的最適解に対して、よい近似を与える。 S. Kirkpatrick、C. D. Gelatt、M. P. Vecchiらが1983年に考案し、1985年に V. Cerny が再発見した。 ・・・ SAアルゴリズムは、解を繰り返し求め直すにあたって、現在の解のランダムな近傍の解を求めるのだが、その際に与えられた関数の値とグローバルなパラメータ T(温度を意味する)が影響する。そして、前述の物理過程との相似によって、T(温度)の値は徐々に小さくなっていく。このため、最初はTが大きいので、解は大胆に変化するが、Tがゼロに近づくにつれて収束していく。最初は簡単に勾配を上がっていけるので、山登り法で問題となるようなローカルな極小に陥ったときの対処を考える必要がない。 ・・・ |
同義語・類義語 | 関連語・その他 |
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SA | Simulated |
Simulated Annealing | símjulèitid |
símjulèitid əní:liŋ | シィミュレェイデッドゥ |
シィミュレェイデッドゥ アゥニーリィング | シィ́ミュレェ̀イデッドゥ |
シィミュレェイデッドゥ・アゥニーリィング | シミュレーティド |
シィ́ミュレェ̀イデッドゥ・アゥニ́ーリィング | シ́ミュレ̀ーティド |
シミュレーティド アニーリング | [形容詞] |
シミュレーティド・アニーリング | 模擬の |
シ́ミュレ̀ーティド・アニ́ーリング | 真似た |
SA法 | シミュレーションした |
SAアルゴリズム | ・ |
焼きなまし法 | anneal |
やきなましほう | əníl |
・ | アゥニールゥ |
擬似焼きなまし法 | アゥニ́ールゥ |
ぎじ やきなましほう | アニール |
疑似アニーリング法 | |
・ | [他動詞] |
~を焼き戻す | |
~を焼きなます | |
~をやきなます | |
~を鍛える | |
[自動詞] | |
鍛える | |
きたえる | |
・ | |
Annealing | |
əní:liŋ | |
アゥニーリィング | |
アゥニ́ーリィング | |
アニーリング | |
アニ́ーリング | |
[名詞] | |
【 以下関連語 】 | 焼きなまし |
最適化問題 | やきなまし |
局所解からの脱出 | 焼き戻し |
C. D. Gelatt | やきもどし |
M. P. Vecchi | |
S. Kirkpatrick | |
・ | |
更新日:2024年 4月12日 |