出典: PCI-X [読み] ピースィーアイエックス [外語] PCI-X: Peripheral Component Interconnect 『通信用語の基礎知識』 更新年月日 2006/07/17,URL: https://www.wdic.org/ Compaq、Hewlett-Packard、IBMが2000(平成12)年6月に発表したバスアーキテクチャーの名。後にPCI SIGに提案され、PCIの正式規格として採用された。いわゆる第二世代バスの一つである。 【概要】 従来のPCIバスと上位互換の64ビットアーキテクチャーで、つまりコネクターは3.3V用の64ビットPCIと全く同じである。 最高で133MHzのバス速度(FSBクロック)に対応する。 [PCI-X 1.0] 最初のバージョンである。 PCIに対しバスプロトコルが改善され、PCI-X 1.0で約1Gバイト/秒の転送速度を実現した。 [PCI-X 2.0] 後継のPCI-X 2.0は、旧PCI-X 1.0に対し性能の向上と信頼性の向上を図ったものである。 新しい動作モード(モード2)では、DDR転送(2倍速)とQDR転送(4倍速)に対応した。 64ビット/133MHzの場合、DDR転送(PCI-X 266)の場合で最大2.6Gバイト/秒、QDR転送(PCI-X 533)時で最大5.3Gバイト/秒のデータ転送速度となる。 この速度は、対抗となるInfiniBand 12X(物理層速度30Gbps)を優に越えており、接続するデバイスが少ない環境であるならばInfiniBandに充分対抗可能な仕様となった。 【用途】 PCIに対し、速度が向上したことにより、従来ではPCIバス自体がボトルネックとなり速度が充分に出せなかったファイバーチャネル、高速なSCSIなどにも充分な速度を提供可能になった。 【互換性】 32ビットPCI用カードのうち多数は5V専用のため、3.3V専用のPCI-Xスロットには挿すことが出来ない。ただしこれは64ビットPCIから存在していた電圧の問題である。 PCI-Xは上位互換を強く意識しているため、基本的にはPCI-X対応のカードを従来の通常の3.3V対応のPCIスロットに挿したり、その逆をしても正常に動作する。 なお、PCI-Xのスロットであっても、通常のPCIのカードを挿した時はPCIモードで動作するので、PCI-Xの性能は発揮できない。 |
出典: コンパック 『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版(Wikipedia)』 最終更新 2016年6月19日 (日) 15:19 UTC、URL: https://ja.wikipedia.org/ コンパック・コンピュータ・コーポレーション (Compaq Computer Corporation) は、1982年に設立されたパーソナルコンピュータ (PC) 企業。1980年代、リバースエンジニアリングとクリーンルーム設計により、IBMの権利を侵害せずに、世界初のIBM PC互換機を低価格で製造した企業のひとつである。PC/AT互換機メーカーとして、1990年代には最大のPCメーカーの地位を確立したが、2001年にはデルに逆転された。2002年、ヒューレット・パッカード(HP)に約250億ドルで吸収合併されるまで独立企業として存続していた。HP社との合併後はPC製品のブランドとして存続している。TIの管理職だったロッド・キャニオン、ジム・ハリス、ビル・マートの3人が創業した。マートは1987年に退社したが、キャニオン(社長兼CEO)とハリス(技術担当上級副社長)は1991年の経営刷新でコンパックを離れ、後任のCEOはエッカード・ファイファーとなった。 ・・・ |
出典: PCI-X 『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版(Wikipedia)』 最終更新 2020年10月11日 (日) 01:58 UTC、URL: https://ja.wikipedia.org/ PCI-Xとは、PCIをベースに、バスクロックの高速化を図った規格である。当初はコンパック(現ヒューレットパッカード)、ヒューレット・パッカード、IBMの3社、後にはインテルも加えた4社により提唱された。主にサーバやワークステーションで採用された。 PCI Expressは完全に別の規格である。 [概要] PCIのバスクロックが33 MHz - 66 MHzであるのに対し、PCI-Xでは133 MHzへと2 - 4倍に引き上げられ、最大データ転送速度は一般的なPCI (32ビット 33 MHz) の133 MB/sと比べて8倍高速な半二重1.06 GB/sとなった。2002年にPCI-XはPCI-X 2.0に規格が拡張され、クロック当たりの2 - 4回のデータ転送に対応した。この為、バスクロックの引き上げはされなかったものの、実質266 MHz - 533 MHzに相当するデータ転送量となり、最大データ転送速度も半二重4.24 GB/sまで増加した。 従来のPCIに基づいたスロット・カードのうち、3.3 V動作に対応した物とは互換性もあり、PCI-XスロットにPCIカード、PCIスロットにPCI-Xカード、どちらの組み合わせも使用可能である。ただし、いずれの組み合わせにおいてもPCI互換モードとなるため、バスクロックは33 MHzないしは66 MHzが上限となる。 従来のPCIの互換性を引き継いだため、バス信号線のタイミングの問題はそのまま残されていた。そのためクロック上昇やバスのDDR化が進むと、64bitもの信号線のタイミング調整は非常にシビアなものとなってしまった。後継のPCI Expressが登場すると、サーバー・ワークステーション向けカードも次第にPCI Expressへと置き換えられていった。 |
同義語・類義語 | 関連語・その他 |
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Compaq | 吸収合併 |
Compaq Computer | |
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コンパック | |
コンパック・コンピュータ・コーポレーション | |
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ヒューレット・パッカード | |
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米コンパック社 | |
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このページは書きかけのページです | 更新日:2020年 8月 7日 |
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PCI-X | Compaq |
píː síː ái éks | コンパック |
ピー シィー アイ エックス | Hewlett-Packard |
ピ́ー シィ́ー ア́イ エッ́クス | ヒューレット・パッカード |
ピー シー アイ エックス | IBM |
ピ́ー シ́ー ア́イ エッ́クス | アイビーエム |
ピースィーアイエックス | インテル |
・ | 1.06 GB/s |
PCI-X 1.0 | 2.6 GB/s |
PCI-X 2.0 | 4.24 GB/s |
・ | 5.3 GB/s |
64-bit bus | 拡張バス |
64bit bus | 拡張スロット |
64ビット・バス | DDR転送 |
64ビット・パラレル・バス | QDR転送 |
64ビットバス | |
更新日:2024年 3月19日 |