出典: ガベージコレクション 『通信用語の基礎知識』 更新年月日 2014/08/20,URL: https://www.wdic.org/ プログラムで動的に確保されたデータ領域のうち、不要になったものを自動的に解放する、機能や動作。英語の原義は「ゴミ集め」。 [概要] プログラミング言語でメモリーを動的に確保した場合、いずれかのタイミングで解放する必要がある。 古くは、解放する処理をプログラマーが手動で記述することで自主的に実施する方法が取られていたが、解放忘れの「メモリーリーク」や、一度解放したものを誤ってもう一回解放してしまう「二重解放」などが頻発した。 そこで、インタープリター言語やスクリプト言語など、比較的モダンとされるプログラミング言語を中心として、不要となったデータ領域を自動的に解放する機能としてガベージコレクションが導入されている。 [機能] 古代 動的なメモリー取得機能を持ったプログラミング言語のうち、CやC++といった言語では、確保したメモリーの管理はプログラマーがする。 すなわち、不要になったデータ領域は、プログラマーが明示的に開放する必要があった。例えばC++なら、new演算子によって確保されたオブジェクトは、「必ず」delete演算子によって解放する必要がある。 しかしこれは往々にして遂行されず、開放が忘れられたオブジェクトはいつまでもメモリー上に残り続け、必然的にデストラクターも呼び出されない。これをメモリーリークといい、メモリーリークが発生すると解放されないリソースが生じることになる。 メモリーリークは頻繁に発生し、かくして、プログラマーを悩ませ続けた。 ・・・ |
出典: ページフォールト 『通信用語の基礎知識』 更新年月日 2013/09/09,URL: https://www.wdic.org/ 仮想記憶機構を持っているマイクロプロセッサーが発生させる例外の一つ。 [概要] 仮想記憶において、物理メモリーにデータがマッピングされていない状態でアクセスが行なわれるとこの例外が発生する。 この例外が発生したときは、ハードディスクドライブなどに用意されたページ ファイルなどから物理メモリーにデータを転送する作業(ページイン、ページアウト)が必要となる。 原因が不正なメモリーアクセスの場合もあるが、そのような場合は不正なアクセスをしたプロセスは停止させられる。 [特徴] 発生原因 メモリーにアクセスしに行く度、アクセス先が物理メモリーに正しくマッピングされているか確認していたのでは、まともなプログラムにならない。そのため、マッピングの管理はマイクロプロセッサーに任せる。マイクロプロセッサーは、必要に応じて例外を送出する。その例外処理としてページインとページアウトの処理を行なうことで、プログラムが簡略化できる。 処理失敗時 何らかの理由でページインに失敗したとき、必要なメモリー領域へのアクセスが不能になるため、オペレーティングシステム(OS)は深刻な事態に陥る。 ・・・ |
出典: ガベージコレクション 『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版(Wikipedia)』 最終更新 2017年3月5日 (日) 02:33 UTC、URL: https://ja.wikipedia.org/ ガベージコレクション(英語: garbage collection; GC)とは、プログラムが動的に確保したメモリ領域のうち、不要になった領域を自動的に解放する機能である。「ガベージコレクション」を直訳すれば「ゴミ集め」「ごみ拾い」となる。1959年ごろ、LISPにおける問題を解決するためジョン・マッカーシーによって発明された。メモリの断片化を解消する機能はコンパクションと呼ばれ、実現方法によってはガベージコレクションと共にコンパクションも行う仕組みになっている。そのためコンパクションを含めてガベージコレクションと呼ぶ場合もあるが、厳密には区別される。また、ガベージコレクションを行う主体はガベージコレクタと呼ばれる。ガベージコレクタはタスクやスレッドとして実装される場合が多い。 ・・・ |
出典: ページフォールト 『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版(Wikipedia)』 最終更新 2018年5月11日 (金) 21:20 UTC、URL: https://ja.wikipedia.org/ ページフォールト (page fault) とは、プログラムが物理メモリがマップされていない仮想アドレス空間上のページにアクセスしたときにハードウェアが発生する割り込み(または例外)である。ページフォールトを処理するソフトウェアは一般にオペレーティングシステム (OS) の一部であり、ページフォールトを発生させるハードウェアを一般にメモリ管理ユニットと呼ぶ。OSのメモリ管理がページフォールトを処理し、その仮想アドレスにアクセスできるようにするか、無効なアクセスであるとしてページフォールトを発生させたプログラムを強制終了させることができる。 ・・・ [種類] マイナー ページフォールト発生時、問題の物理ページがメモリ上にあるが、メモリ管理ユニットがそれをあるものとして扱っていない場合、そのページフォールトはマイナーあるいはソフトなページフォールトである。つまり必要な内容(特定ファイルの特定オフセットの内容)を持つ物理ページは存在するが、(動作中プロセスの)ページテーブルのページフォールトを発生させた仮想アドレスに対応するエントリに登録されていない状態である。 ・・・ メジャー ページフォールト発生時、問題のページがメモリ上にロードされていない場合、そのページフォールトはメジャーあるいはハードなページフォールトである。OSのページフォールト・ハンドラはフリーな物理ページを探し、なければ現に使われているページから再利用する物理ページを選ぶ(ページ置換アルゴリズム)。選択した物理ページの現在の内容が二次記憶装置に書き戻されていない場合、書き戻して完了を待つ必要がある。そして、 ・・・ 無効 ページフォールトの発生した仮想アドレスがそのときの仮想アドレス空間で定義されていないアドレスだった場合、物理ページを問題の仮想アドレスにマッピングすることはできない。このようなページフォールトは無効 (invalid) と呼ばれる。 ・・・ |
出典: 動的メモリ確保 『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版(Wikipedia)』 最終更新 2018年11月24日 (土) 09:01 UTC、URL: https://ja.wikipedia.org/ 動的メモリ確保(どうてきメモリかくほ、dynamic memory allocation、動的メモリアロケーション、動的メモリ割り当て)は、メモリ管理のひとつである、プログラムを実行しながら、並行して必要なメモリ領域の確保と解放を行う仕組みである。メモリの利用状況は、自身の実行状況や他のプログラムの実行状況に応じて常に変動するため、それらの動作に支障を来さぬよう必要なメモリ領域を適切なアドレスに対して臨機応変に確保・解放を行う必要がある。 [概要] 現実のコンピュータでは、メモリに記憶できる情報の量は限られている。また、一つのプログラムやデータがメモリ全体を使いきってしまうことはできず、他のいろいろなプログラムやデータと分けあって使わなければならない。動的メモリアロケーションを使うことで、プログラムの実行時に必要な分だけ「メモリの分け前」 (記憶領域) を確保(allocate)し、また、記憶領域が不要になった時には、他のデータに再利用できるよう、解放 (release, free, deallocate) することができる。 ・・・ |
出典: メモリ管理 『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版(Wikipedia)』 最終更新 2017年8月9日 (水) 14:59 UTC、URL: https://ja.wikipedia.org/ メモリ管理(メモリかんり)とは、コンピュータのメモリを管理するもの。単純化すれば、プログラム(プロセスなど)の要求に応じてメモリの一部を割り当てる方法と、そのメモリが不要となったときに再利用のために解放する方法を提供する。 今日では、CPU(メモリ管理ユニット)とオペレーティングシステムが協働して仮想記憶やメモリ保護を提供するのが一般的である。 また、各種データ構造を線形空間であるメモリに展開する場合の管理手法(アルゴリズム)についても「メモリ管理」と呼ばれる。 [仮想記憶] 現在のオペレーティングシステム(OS)においては、メモリ管理の1つとして仮想記憶が代表的である。 仮想記憶システムはプロセスが使用するメモリ空間 (アドレス空間) を物理アドレスから分離し、プロセス単位の分離を実現すると共に、実質的に使用可能なメモリ量を増大させる。仮想記憶管理の品質はオペレーティングシステム全体の性能に大きな影響がある。また、プロセス間通信の一種である共有メモリは多重仮想空間でのプロセス間のメモリ共有を実現する機能である。 ・・・ |
同義語・類義語 | 関連語・その他 |
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Extended Memory Specification | |
eXtended Memory Manager | |
eXtended Memory Specification | |
XMM | |
XMS | |
エックスエムエス | |
メモリ管理 | |
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同義語・類義語 | 関連語・その他 |
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Working set | |
working set | |
working set size | |
プライベート ワーキング セット | |
プライベート・ワーキング・セット | |
ページ置換 | |
ページ置換アルゴリズム | |
メモリ管理 | |
ワーキング・セット・サイズ | |
ワーキングセット | |
ワーキングセットサイズ | |
ワーキングセットモデル | |
共有可能ワーキング セット | |
現在プロセスの使用メモリ量 | |
このページは書きかけのページです | 更新日: |
同義語・類義語 | 関連語・その他 |
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ガベージコレクション | garbage collector |
Garbage Collection | ガベージ・コレクタ |
garbage collection | 虫食い状態 |
GC | メモリ管理 |
gɑ́rbidʒ kəlékʃən | ・ |
ガーベジ・コレクション | garbage |
ガーベジコレクション | gɑ́rbidʒ |
ガーベッジ・コレクシュン | ガーァべッジ |
ガーベッジコレクション | ガーベジ |
ガベージ・コレクション | ガーベッジ |
がらくた集め | ガベージ |
ごみ拾い | [名詞] |
ゴミ集め | ゴミ |
・ | がらくた |
compaction | 不要データ |
kəmpǽkʃən | ・ |
コァンパェクシュン | collection |
コンパクション | kəlékʃən |
[名詞] | コァレクシュン |
圧縮 | コレクション |
・ | [名詞] |
memory compaction | 収集 |
メモリ コンパクション | 回収 |
メモリ・コンパクション | 集めること |
メモリコンパクション | 徴収 |
メモリ断片化解消 | |
更新日:2023年 8月24日 |
同義語・類義語 | 関連語・その他 |
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ページフォールト | メモリ管理 |
Page Fault | メモリ管理ユニット |
péidʒ fɔlt | 仮想記憶方式 |
ペイジ フォールゥトゥ | bus error |
ペイジ・フォールゥトゥ | バスエラー |
ページ フォールト | segmentation violation |
ページ・フォールト | 無効ページフォールト |
hard fault | this program must close |
ハード フォールト | スラッシング |
ハード・フォールト | ・ |
ハードフォールト | invalid |
ìnvǽləd | |
インヴァリィッドゥ | |
インバリッド | |
[形容詞] | |
無効な | |
正しくない | |
無効の | |
[名詞] | |
無効 | |
・ | |
fault | |
fɔlt | |
fɔːlt | |
フォルゥトゥ | |
フォールゥトゥ | |
フォールト | |
[名詞] | |
欠陥 | |
障害 | |
不良 | |
誤り | |
故障 | |
回路故障 | |
過ち | |
過失 | |
更新日:2022年 7月15日 |
同義語・類義語 | 関連語・その他 |
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メモリアロケーション | Allocate |
memory allocation | ǽləkèit |
mémri æ̀ləkéiʃən | アェラゥケイトゥ |
メモゥリー アェラゥケイシュン | アェラゥケイ |
メモゥリー・アェラゥケイシュン | アロケート |
メモリ アロケーション | アロケイト |
メモリ・アロケーション | [他動詞] |
・ | 割り当てる |
dynamic memory allocation | 割り付ける |
dainǽmik mémri æ̀ləkéiʃən | 配置する |
ダイナェーミェック メモゥリー アェラゥケイシュン | ・ |
ダイナェーミェック・メモゥリー・アェラゥケイシュン | allocation |
ダイナミック メモリ アロケーション | æ̀ləkéiʃən |
ダイナミック・メモリ・アロケーション | アェラゥケイシュン |
動的メモリアロケーション | アロケーション |
動的メモリ確保 | [名詞] |
動的メモリ割り当て | 割り当て |
割り付け | |
配分 | |
・ | |
ページング | |
メモリ管理 | |
更新日:2023年 5月 5日 |
同義語・類義語 | 関連語・その他 |
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メモリ管理 | best-fit algorithm |
メモリ割り当て | ファーストフィット |
メモリ割り当て方式 | ファーストフィット方式 |
メモリ領域管理 | ベストフィット |
空き領域割り当て方式 | ベストフィット方式 |
主記憶割り当て | ワーストフィット |
主記憶管理 | ワーストフィット方式 |
主記憶領域確保 | 空き領域断片化 |
更新日:2021年 2月10日 |