出典: モデルナンバー [外語] model number 『通信用語の基礎知識』 更新年月日 2013/06/13,URL: https://www.wdic.org/ マイクロプロセッサーの性能などに応じて附番され、製品の区別に用いられる番号。 [概要] 現在、x86プロセッサー製品で一般的に使われている方式である。 古くはクロック周波数で区別されることが多かったが、異なるプロセッサーコアで同じクロック周波数の製品が多く登場するようになると区別が困難となり、クロック周波数表記に代えて使われるようになった。 数字が大きいほうが高性能であることが多いが、実際には数字の大小と性能は無関係である。 [特徴] 由来 もともとは、互換CPUメーカーのAMDが導入したものである。 最初のプロセッサーは「Am5x86-P75」である。この製品は133MHz動作でPentium 75MHz相当の性能があったため、性能を分かりやすく表記するための指標として導入された。 その後、AMD製品はクロックあたりの性能がIntelに勝り始めた。当時の性能の比較基準はクロック周波数であったため、同じ性能をより低いクロック周波数で実現できるとしても、消費者はクロック周波数だけをみて性能を判断した。 そこでAMDは、モデルナンバーを使うようになった。 導入初期 QuantiSpeedアーキテクチャを導入したPalomino(パロミノ)コア採用のAthlon XPから使われ始めた。その後、Athlon MP/Mobile Athlon 4、Duron/Sempron、Athlon 64/Opteronなどでも継続して使われ、そして今に至っている。 当初のものは、「Athlon XP 1800+」などと表現された。この1800がどこから来たのか、その数字の意味についてAMDからの公式なアナウンスはない。しかしその値が、対抗製品であるIntelプロセッサー(例えばAthlon XP/Athlon 64などであれば対抗するPentium 4、Sempronなら対抗するCeleron/Celeron D)の実クロックと比較した数字であろうことは疑いなく、これは公然の秘密ともいえた。 つまり「Athlon XP 1800+」は、対抗となるPentium 4の1.8GHzかそれ以上の性能を持っていることを主張していたわけである。 Intel 対するIntelも、コアが異なるが同じ周波数のCPUが続々登場することになり表現に困り始めた。MHzやGHzの前に1ないし2文字程度の英字を追加した苦しい表記(例えば、Pentium 4・2.40B GHz など)をしていたが、最終的にはAMDと同様に数桁のモデルナンバーを導入した。 その後 ・・・ |
出典: モデルナンバー 『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版(Wikipedia)』 最終更新 2021年5月3日 (月) 13:18 UTC、URL: https://ja.wikipedia.org/ モデルナンバーは、メーカーが製品を区別するためのつける数列名。単に製品のグレードや登場時期で数値を増減させている場合もあれば、メーカー独自の規則で決定していることもある。通常は数値そのものに何らかの量的な意味はない。 ただし、パソコン用CPUというカテゴリでAMDが2001年10月9日にCPUの新製品であるAthlon XPの発表と同時に導入したモデルナンバーには、パソコン用CPUの異種プロセッサ間の性能比較を目的としてAMD社がその「数量」に意味を持たせている。このことが大きな波紋を呼んだ。 [導入] 一般にプロセッサの性能は、IPC(Instruction Per Cycle、1クロックあたりの命令実行数)と動作クロック周波数との積で求まる。AMDはIPCの向上を主体とした性能の向上を行っていたが、競合するインテルのPentium 4はもう一方の動作クロック周波数の向上を性能向上の主体としていた。多くの消費者は動作クロック周波数がプロセッサ、ひいてはパソコン性能を表すと理解していた。だが、この認識が正しかったのはパーソナルコンピュータ史のごく初期段階に限定されており、一般に異なる種類のCPUの動作クロックとその性能は比例しない。その結果、Pentium 4がより高い動作クロック周波数の製品を発表するに従って、相対的に動作クロック周波数の低いAMD社の製品は正当に評価されない場合が増えてきた。モデルナンバーはAMD Athlon 1.40GHzを1400+とした相対的な性能指標である、とAMD社は主張している。 ・・・ |
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更新日:2024年 3月10日 |