出典: ノンプリエンプティブマルチタスク 『通信用語の基礎知識』 更新年月日 2008/02/27,URL: https://www.wdic.org/ マルチタスクの方式の一つで、オペレーティングシステム(OS)自体はタスクを管理せず、アプリケーション側にタスク管理を任せる方式。ノンプリエンティブマルチタスクとも。 [概要] Windows 3.1以前や、Mac OS 9以前のMac OSなどで採用されている方式である。 タスク管理という複雑な機構が不要な分、OSは軽量になる。しかし、あるタスクがハングアップするなどして処理時間を自発的に開放しない場合、他のタスクに処理時間が渡らなくなりシステム全体の動作がおかしくなるという難点がある。 このため、この方式は正確にはマルチタスクとは言わないとされている。 |
出典: マルチタスク 『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版(Wikipedia)』 最終更新 2019年11月27日 (水) 04:35 UTC、URL: https://ja.wikipedia.org/ マルチタスク (英: multi tasking) は、コンピュータにおいて複数のタスク(プロセス)を切り替えて実行できるシステムのことである。Unixなど「プロセス」という用語を使うシステムではマルチプロセスともいう(ほぼ同じものを別のシステムでは別の名で呼んでいることもあれば、違うものを同じ名で呼んでいることもあれば、何らかの理由で呼び分けていることもある)。マルチプログラミングという語は複数のプログラムを動かすという点に着目した語である(一般に、「タスク」とか「プロセス」は、プログラムの活動実体、といったようなものを指す語である)。逆に、同時に一つのタスクしか実行できない方式をシングルタスクという。 [ノンプリエンプティブ・マルチタスク] 各タスク自身が、短い時間間隔でOSに処理を返す方式によって実現されているものを、ノンプリエンプティブなマルチタスク、協調的マルチタスクという。例えばイベント待ち行列を参照する際などにタスクが自分でOSに制御を渡す(NetWareの様にシステムコールの都度制御を返す実装もある)。OSがCPU資源を管理する必要がないので処理は少ない。しかし、長時間CPUを占有し続けるタスクが存在すると、実質的にシングルタスクと同じになってしまうという欠点がある(例えば、特定のタスクが無限ループに陥るなどOSに処理をかえせなくなると、他のタスクを道連れにしてシステムがハングアップする結果になる。かつてのMac OSやWindows 3.x、Windows 9x系における16bit Windowsプログラムの動作、などはこの方式である)。 ・・・ |
cooperative multitasking | kouɑ́pərətiv mʌ́ltitɑ̀ːskiŋ | コウアパレディヴ モルティタスキング | コウアパレディヴ・モルティタスキング |
コーアパディヴ マルティタスキング | コーアパディヴ・マルティタスキング | ・ | pseudo multitasking |
súːdou mʌ́ltitɑ̀ːskiŋ | スウドウ モルティタスキング | スウドウ・モルティタスキング | スードウ マルチタスキング |
スードウ・マルチタスキング | ・ | non-preemptive multitasking | nonpreemptive multitasking |
nάn priːémtɪv mʌ́ltitɑ̀ːskiŋ | ナゥン・プリエンテーブ・モルティタスキング | ナン・プリエンテヴ・モルティータスキング | ノン・プリエンプティブ・マルチタスク |
ノン・プリエンプティブ方式 | ノンプリエンプティブ・マルチタスク | ノンプリエンプティブ・マルチタスクOS | ノンプリエンプティブなマルチタスク |
ノンプリエンプティブマルチタスク | ノンプリエンプティブ方式 | ||
擬似マルチタスク | 擬似マルチタスク方式 | 疑似マルチタスク | 協調型マルチタスク |
協調的マルチタスク | 【 以下関連語 】 | cooperative | kouɑ́pərətiv |
コウアパディヴ | コーオペラティブ | [形容詞] | 共同の |
共同して行う | ・ | pseudo | súːdou |
スウドウ | [形容詞] | 疑似の | 偽物の |
・ | preemptive | priːémtɪv | プリエンテーブ |
[形容詞] | 先手を取る | 更新日:2021年 4月 1日 |