出典: Real-time Transport Protocol 『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版(Wikipedia)』 最終更新 2017年6月17日 (土) 19:40 UTC、URL: https://ja.wikipedia.org/ Real-time Transport Protocol(リアルタイム トランスポート プロトコル、RTP)は、音声や動画などのデータストリームをリアルタイムに配送するためのデータ通信プロトコルである。 [概要] RTSPやH.323の通信プロトコルのデータ部分に使用される。 ほぼ全てのVoIP関連製品は、RTPを利用して、音声情報をIPネットワーク上へ送出している。 これは、リアルタイムストリームを運ぶためのプロトコルとしてIETF、ITUで標準化されている。 RTPは、UDPの通信プロトコル(TCPと違ってUDPのヘッダには「シーケンス(順序)番号」の項目が存在しないため順序の組み立てができない)であるが、 RTPパケットを受信したホストは、RTPパケットのRTP用のヘッダーにある情報から各パケットの時間の情報から時間的な関係を把握し、データを再生することができる。 RTPパケットも他のパケットと同様に、ネットワークを経由して転送されていく中で、喪失や、配送の遅れが起こる。 しかし、映像や音声のデータは、データの一部が欠けていても再生が可能であるため、データの受信側では、喪失や、配送の遅れたパケットは無視し、受信側が期待する時間に到着したパケットだけを利用してデータの再生を行うことができる。 ・・・ |
出典: Real-time Transport Control Protocol 『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版(Wikipedia)』 最終更新 2015年6月10日 (水) 11:38 UTC、URL: https://ja.wikipedia.org/ Real-time Transport Control Protocol(RTCP)はRTPと兄弟関係にあるプロトコルである。RTCPはRFC 3550で定義される(そのため古いバージョンのRFC 1889は廃止された)。RTCPはRTPのフロー制御をするときの制御情報を提供する。RTCPは、RTPと組み合わせることでマルチメディアデータを送受信できるが、RTCP自体はデータを転送することはできない。定期的に制御パケットを送ってストリーミング・マルチメディア・セッションに参加する。RTCPの一番重要な機能はRTPによって提供されるQuality of Serviceのフィードバックを提供することである。 ・・・ |
同義語・類義語 | 関連語・その他 |
---|---|
Real-time Transport Control Protocol | QuickTime |
ríːəl táim trænspɔ́ːrt kəntróul próutəkɔ̀l | Real-Time Transfer Protocol |
リアゥルゥ タイム トゥラェンスポーァトゥ コァントゥロウルゥ プロドゥコァールゥ | Real-time Transport Protocol |
リアゥルゥ・タイム・トゥラェンスポーァトゥ・コァントゥロウルゥ・プロドゥコァールゥ | RealPlayer |
リアルタイム トランスポート コントロール プロトコル | Realtime Transport Protocol |
リアルタイム・トランスポート・コントロール・プロトコル | realtime transport protocol |
RTCP | RFC 1889 |
ɑ́ːr tíː síː píː | RFC 3550 |
アゥー ティー シィー ピー | RTP |
アール ティー シー ピー | アール ティー ピー |
RTP Control Protocol | ストリーミング再生 |
フロー制御 | |
実効帯域幅 | |
送受信制御 | |
遅延時間 | |
伝送時間保証 | |
更新日:2023年 6月16日 |