出典: カーボンアークランプ 【英語名】 carbon arc lamp 『光技術用語解説 ウシオ電機株式会社』 引用年月日 2020年 3月日 JST URL:https://www.ushio.co.jp/jp/technology/glossary/ 解説 カーボンアークランプとは、炭素(カーボン)電極間のアーク放電によって発光する発光管を持たない放電ランプのこと。 <カーボンアークランプの種類> ● 低輝度アーク ・ アーク中の炭素粒子の白熱を利用し、輝度は150~180 cd・m-2で、色温度は 3,600~3,800Kである。 ● 高輝度アーク ・ 電流密度をさらに高くしたもので、輝度は 55~145kcd・m-2で、色温度は2,900~6,500Kである。 ● 発炎アーク ・ 金属の塩類を含浸させた炭素電極を用いて、金属特有のスペクトルの発光を出す。効率は 50lm・W-1以上である。 ※カーボンアークランプは高輝度の点光源であり、演色性も優れていることから、以前は映写機、投光機、光学機器、写真製版などのほか、材料の耐候試験用光源としても使用されていた。アーク放電を生じる場所が空気中であり、煙や音が発生することから、取扱いや環境などに難がある。近年では、それらの問題のないキセノンランプが使われる。 |
出典: カーボン電球 【英語名】 carbon filament lamp 『光技術用語解説 ウシオ電機株式会社』 引用年月日 2020年 3月日 JST URL:https://www.ushio.co.jp/jp/technology/glossary/ 解説 カーボン電球とは、炭素(カーボン)のフィラメントを発光体とした白熱電球のこと。 ※T.A.Edisonが1879年に発明した実用電球はカーボン電球であった。使用していたフィラメントは、木綿の縫糸を、酸素を残さないように高温で炭化して、馬蹄形にしたものである。1881年、京都(清水八幡宮境内)の竹がフィラメントに採用され、セルロースに代わるまで、約9年間使用された。 ※1890年に日本で国産化された電球は、竹のフィラメントを使ったカーボン電球であった。 ※1908年にGE(General Electric Co.)で線引タングステンのフィラメントを使った電球が発明されるまで、カーボン電球は照明用電球の主流であった。 |
同義語・類義語 | 関連語・その他 |
---|---|
Carbon arc lamp | Carbon |
kɑ́rbən ɑ́ːrk lǽmp | kɑ́rbən |
カゥァーブゥン アゥーク ラゥェンプ | カゥァーブゥン |
カゥァーブゥン・アゥーク・ラゥェンプ | カゥァ́ーブゥン |
カゥァ́ーブゥン・アゥ́ーク・ラゥェ́ンプ | カーボン |
カーボン アーク ランプ | カ́ーボン |
カーボン・アーク・ランプ | [名詞] |
カ́ーボン・ア́ーク・ラ́ンプ | 炭素 |
カーボンアークランプ | たんそ |
炭素棒 | |
たんそぼう | |
C | |
・ | |
arc | |
ɑ́rk | |
アゥーク | |
アゥ́ーク | |
アーク | |
ア́ーク | |
[名詞] | |
弧 | |
こ | |
円弧 | |
電弧 | |
でんこ | |
アーク | |
弓形 | |
弧状のもの | |
[自動詞] | |
反らせる | |
・ | |
キセノンランプ | |
更新日:2024年 4月12日 |
同義語・類義語 | 関連語・その他 |
---|---|
carbon filament lamp | Carbon |
kɑ́rbən fíləmənt lǽmp | kɑ́rbən |
カゥァーブゥン フィラゥメントゥ ラゥェンプ | カゥァーブゥン |
カゥァーブゥン・フィラゥメントゥ・ラゥェンプ | カゥァ́ーブゥン |
カゥァーブゥン・フィ́ラゥメントゥ・ラゥェ́ンプ | カーボン |
カーボン フィラメント ランプ | カ́ーボン |
カーボン・フィラメント・ランプ | [名詞] |
カゥァーブゥン・フィ́ラメント・ラ́ンプ | 炭素 |
カーボン電球 | たんそ |
カーボンでんきゅう | tanso |
ka-bon denkyuu | 炭素棒 |
たんそぼう | |
tansobou | |
カーボン | |
C | |
・ | |
filament | |
fíləmənt | |
フィラゥメントゥ | |
フィ́ラゥメントゥ | |
フィラメント | |
フィ́ラメント | |
[名詞] | |
繊維 | |
せんい | |
seni | |
細糸 | |
ほそいと | |
hosoito | |
更新日:2023年 7月 9日 |