出典: パーティション 『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版(Wikipedia)』 最終更新 2021年1月14日 (木) 12:25 UTC、URL: https://ja.wikipedia.org/ コンピュータのハードディスクのパーティション (Partition) とは、ハードディスクの記憶領域を論理的に分割すること、あるいは分割された個々の領域を指す。パーティションを作成することをパーティショニング (Partitioning) ともいう。ディスクパーティショニングは基本的な技術であり、論理ボリュームマネージャに発展したと見ることもできる。 [目的] パーティショニングは、ひとつのハードディスク上に複数のファイルシステムを持つことを可能にする。パーティションを作成する目的として、以下のことがあげられる。 まず、基本的な3点としては ● 物理ディスクとは別に、ハードウェアにリンクした管理単位を定義し、その管理単位でのアクセスを制御することで、とあるパーティションで障害が発生しても、他パーティション及びハードディスク全体に被害が及ばないように、障害の局所化が可能となる。 ● 固有パーティションにおいて、ディスクの空きが枯渇しても、全データ区分に影響が及ばないように局所化する事ができる。ただし、システム使用パーティションの一部においては、そのパーティションの残量が枯渇した場合、システム自体の動作が停止してしまうことがある。 ● 用途によってパーティション分割する場合もある。例えば、ほとんど書き込まれることがないパーティションがあれば、それを読み込みのみを許可する状態で使用する(マウントする)ことも考えられる。小さなファイルを多数格納するファイルシステムは、パーティションとして独立させてiノードを多数にするような設定をすることもできる。 というものである。 ・・・ |
出典: パーティション [外語] partition 『通信用語の基礎知識』 更新年月日 2008/01/16,URL: https://www.wdic.org/ (特にハードディスクの)領域のこと。英語では分配/配分/分割/区分/分離の意である。 [概要] 一つの物理的なディスクを、論理的に複数の領域に分割して利用する仕組み。この論理的な領域をパーティションという。MS-DOSやMicrosoft Windows、PC UNIXその他OSでは、ハードディスク等におけるファイルシステムをパーティションを単位として管理している。MS-DOSやWindowsであれば、パーティション単位でそれぞれに別のドライブ名を割り当て、利用する。PC UNIXであれば、パーティション単位で/devにマウントされる。 [特徴] 利用目的 例えばハードディスクを二つの領域にわけ、一つはNTFSとしWindows XPを入れ、もう一つはext3にしてLinuxを入れる、ということができる。 一つのディスクドライブで、いわゆるデュアルブートが可能なのは、このパーティションというメカニズムがあるからである。 技術 PC/AT互換機では、一台のディスクは標準的には4つまでパーティションを切って利用できる。この構成については一番最初のセクター(ブートセクター、シリンダー0・ヘッド0・セクター1)に書かれている。 そして、パーティションの作成には幾つかのルールがあって、先頭パーティションは第2クラスター(シリンダー0・ヘッド1・セクター1)から始まること、以降のパーティションはシリンダー境界規定に従うこと(ヘッド0・セクター1)、などがある。 拡張 各パーティションの先頭セクターは、ドライブの先頭セクターと同様の、マスターブートレコードと同じものがある。これを「拡張パーティションブートレコード」という。 かくして、各パーティションは更に各4つまでパーティションを切って利用することができる。こうして拡張される領域を「拡張領域」という。 |
同義語・類義語 | 関連語・その他 |
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Partition | primary partition |
partition | プライマリ パーティーション |
pɑrtíʃən | プライマリ・パーティーション |
パーティーシュン | プライマリパーティーション |
パーティーション | extended partition |
[名詞] | 拡張パーティーション |
仕切り | 拡張領域 |
間仕切り | ディスク領域 |
分割 | ディスク・ボリューム |
分離 | |
区画 | |
区分 | |
領域 | |
分割領域 | |
[他動詞] | |
~を分割する | |
~を区画する | |
パーティーションを切る | |
更新日:2022年 1月12日 |