出典: クラスタリング 『通信用語の基礎知識』 更新年月日 2008/06/15,URL: https://www.wdic.org/ 分散コンピューティングの一種。 [概要] 複数台の電子計算機(サーバー)を相互接続して集合(クラスター)化し、各電子計算機間で常時通信をしながら互いに状態を認識させ、緩く連結された構成のこと。その目的は、信頼性確保のために作られる場合や、科学技術計算で膨大な計算を行なう時、スパコンの代用的あるいはスパコンの構成そのものとして使われる。後者はグリッドコンピューティングとも呼ばれる。 [特徴] 信頼性確保 信頼性確保の場合、常時使用されるプライマリノード(クライアントは通常このノードに接続される)と、障害時に業務を引き継ぐ(テイクオーバー)ためのバックアップノードなどで構成される。 両者は常にデータの同期が取られており、プライマリに障害が発生した場合はバックアップが自動的に感知してテイクオーバー(引き継ぎ)手順を実行し、業務の切り替えを行なう。あるいは複数のサーバーで業務を分担して処理する分散環境としても利用される。 24時間無停止で運用される業務サーバーなどでは障害時の停止は致命的であり、またクリティカルな業務では運用切り替えに必要な時間による損害も多大なものとなる。クラスタリングは信頼性で劣るUNIX系ワークステーションサーバーなどで汎用機並のフォルトトレラント性を実現するために重要な技術であり、また分散化することでより高い処理性能を持たせることができる。 |
出典: コンピュータ・クラスター 『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版(Wikipedia)』 最終更新 2018年9月13日 (木) 16:07 UTC、URL: https://ja.wikipedia.org/ コンピュータ・クラスターとは、複数のコンピュータを結合し、クラスター(葡萄の房)のようにひとまとまりとしたシステムのこと。単に「クラスター」または「クラスタリング」とも呼ばれる。1台のコンピュータでは得られないような、強力な計算性能や可用性を得ることができる。コンピュータ・クラスターは、クラスタリングを実現するためのハードウェアやソフトウェアなどにより構成される。但し、ネットワークを介してデータを入力して処理を開始するため、処理開始までの遅延が大きくなる欠点がある。 [名称] 伝統的にコンピュータ・クラスターは、葡萄の房に例えられることが多い。これはDECのクラスターの説明から始まり、多くのベンダにおいても多用されている。またクラスターに参加したコンピュータを「ノード」、ノード間の内部接続ネットワークを「インターコネクト」と呼ぶ場合も多い。葡萄の実(ノード)を、茎が内部接続しているイメージである。 ただし、実際の接続網の形態は様々であり、より良いコスト/パフォーマンス比の実現のために研究・開発が進められている。 [概要] クラスター内の複数のコンピュータは、何らかのネットワークを介して相互に接続され、ひとつのコンピュータ・システムとして扱えるように制御されている。クラスターの構築は、ユーザーが独自開発する場合、ベンダーによる汎用的なパッケージを使用する場合などがある。 ・・・ |
出典: クラスタリング 『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版(Wikipedia)』 最終更新 2014年10月22日 (水) 04:05 UTC、URL: https://ja.wikipedia.org/ クラスタリング(計算機科学) 多数の低廉なコンピュータを、特別なソフトウェア・ハードウェアを用いて、あたかも1つの大きなコンピュータとして利用できるように接続すること。ノードをリンクするのに使われるハードウェアは通常相互接続(interconnect)と呼ばれ、ネットワークインタフェースカード(Network Interface Card、NIC)、スイッチ及びケーブルによって構成されている。どのような相互接続を選択するかは様々な要因に拠る。ノード同士が頻繁に通信しなければならないような細粒度アプリケーションの為には、相互接続は十分高速でなければならない。ソフトウェアの点からみれば、クラスタリングは信頼性を得る為(1台のマシンが動作しなくなっても他がその作業を引き継ぐ)、またはコンピュータの非常に高い性能を廉価に得る1手段として利用される。コンピュータ・クラスターを参照。 ・・・ |
出典: フェイルオーバー 『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版(Wikipedia)』 最終更新 2016年3月15日 (火) 10:19 UTC、URL: https://ja.wikipedia.org/ フェイルオーバー(英: Failover)は、現用系コンピュータサーバ/システム/ネットワークで異常事態が発生したとき、自動的に冗長な待機系コンピュータサーバ/システム/ネットワークに切り換える機能を意味する。これに対して、何らかの異常を察知して、人間が手動で切り替えを行うことをスイッチオーバーという。システム設計において、高い可用性と信頼性が要求される場合、フェイルオーバー機能を組み込むのが一般的である。場合によっては、自動的なフェイルオーバーが好ましくないこともあり、その場合は必ず人間が介在してフェイルオーバーを行う。この場合、人間は単に承認を与えるだけで、フェイルオーバー処理自体は自動的に行われる。 ・・・ |
同義語・類義語 | 関連語・その他 |
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クラスタリング | Failover |
cluster system | failover |
clustering | fail-over |
computer cluster | féilóuvər |
klʌ́stəriŋ | フェイルゥオーヴァー |
Microsoft Failover Cluster | フェイルオーバー |
MSCS | フェールオーバー |
MSFC | [名詞] |
Windows Server Failover Clustering | 障害迂回 |
WSFC | 障害サーバー自動切換え機能 |
ウィンドウズ・サーバー・フェイルオーバー・クラスタリング | 障害システム自動切換え機能 |
クラスタ システム | 障害ネットワーク自動切換機能 |
クラスタ・システム | ・ |
クラスター | Microsoft Cluster Service |
クラスタシステム | アクティブ/パッシブ構成 |
クラスタ化 | グリッド・コンピューティング |
クラスタ環境 | シェアード・ナッシング構成 |
クラスタ構成 | フェイルバック |
コンピュータ クラスタ | フォールトトレラント・システム |
コンピュータ・クラスタ | マイクロソフト・クラスタ・サービス |
コンピュータ・クラスター | |
コンピュータクラスタ | |
フェイルオーバー・クラスター | |
フェイルオーバー・クラスタリング | |
フェールオーバー・クラスター | |
フェールオーバー・クラスタリング | |
更新日:2022年 1月22日 |
同義語・類義語 | 関連語・その他 |
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フェール・オーバー | failback |
FAIL OVER | Microsoft Cluster Servic |
Fail Over | Microsoft Cluster Service |
FAIL-OVER | Microsoft Failover Cluster |
Failover | MSCS |
fail over | MSFC |
failover | Windows Server Failover Clustering |
fail-over | WSFC |
féil óuvər | アクティブ/パッシブ構成 |
féilóuvər | ウィンドウズ・サーバー・フェイルオーバー・クラスタリング |
フェイルゥ オウヴァー | クラスタシステム |
フェイルゥ・オウヴァー | クラスタリング |
フェイルゥオウヴァー | シェアードナッシング構成 |
フェイル オーバー | スイッチオーバー |
フェイルオーバー | フェイルバック |
フェールオーバ | フォールトトレラント・システム |
障害迂回 | マイクロソフト・クラスタ・サービス |
F/O | 切り戻し |
FO | ・ |
・ | fail |
カスケード・フェイルオーバー | féil |
ステートフルフェイルオーバー | フェイルゥ |
フェイルオーバークラスター | フェイル |
フェールオーバークラスター | [自動詞] |
フェイルオーバークラスタリング | 失敗する |
フェールオーバークラスタリング | 故障する |
更新日:2022年 1月22日 |