出典: ISA [読み] アイサ,アイエスエイ [外語] Industry Standard Architecture 『通信用語の基礎知識』 更新年月日 2013/02/15,URL: https://www.wdic.org/ PC/AT互換機用の第一世代拡張スロットの一つ。 【概要】 24本のアドレスラインと16本のデータラインを持ち、8.33MHzで動作する16ビットシステムバスの規格である。 直訳は業界標準アーキテクチャー。日本ではアイサと読むが、米国では単純にアルファベット読みでアイ・エス・エイと読む。 転送速度は8Mバイト/秒(7Mバイト/cBeat)と遅い。 【特徴】 [由来] 1982(昭和57)年に登場したIBM PCで採用されたシステムバスに由来する。 これは初代IBM PCで使用された8088(内部16ビット/外部8ビット)用に設計されており、62ピンで構成されていた。このバスはデータラインの幅が8ビットしかなく、今では俗に、8ビットISA、またはXTバスとも呼ばれる。 1984(昭和59)年に登場したPC/ATはCPUに80286を採用したが、80286は内部/外部ともに16ビットバスで、アドレスラインが20ビット→24ビットに拡張された。そこで足りない分の信号線の端子を36ピン追加拡張し、合計98ピンのATバスとして採用した。これが後にISAと呼ばれるようになる。 新たに追加された信号は36ピンのコネクターとして従来のバスに結合されており、これには8本分のデータライン、4本分のアドレスライン、5IRQと4DMA信号分のラインが含まれる。 [後継] 内部・外部ともに32ビットのi386が登場する頃になると、IBMはMCAと呼ばれるISAと非互換のシステムバスへの移行を図るが失敗した。 互換機メーカーもISAの端子を二段にして32ビット用の信号線を拡張したEISAという32ビットバスを採用するが普及には至らなかった。 その後は、そのマイクロプロセッサー自体を設計開発するIntelによって提唱されたPCIが標準として利用されるようになり、外部スロットが提供されるバスとしては、ISAは完全に姿を消した。 なお、残るレガシーシステムを接続することを目的に、最少7本の信号線で動作するISAのサブセットLPCがチップセットに搭載され、いまも残っている。 【スロット】 スロットは、途中のキーを境に二つに分かれる。ブラケット側が元XTバスで62ピンで、A面/B面に分かれている。PC/ATで拡張された36ピンでは、A面はC、B面はD、と呼ばれる。 頭に-が付いている信号は、負論理であることを表わす。 ・・・ |
出典: Cバス [読み] スィーバス [外語] C-bus: Compatible Bus 『通信用語の基礎知識』 更新年月日 2008/07/06,URL: https://www.wdic.org/ NECのPC-9800シリーズで、初代機から使われている形式の拡張スロットのこと。C98バスとも呼ばれる。 【特徴】 NEC PC-9800シリーズには、H98のNESAバスや、98MATEのローカルバス、更にPCIなどが入り乱れて存在しているため、それらと区別するための言葉として使われていた。 元々はNEC内部で使われたコードネームである。 |
出典: Industry Standard Architecture 『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版(Wikipedia)』 最終更新 2016年12月18日 (日) 09:50 UTC、URL: https://ja.wikipedia.org/ Industry Standard Architecture(インダストリ スタンダード アーキテクチャ、通常ISA(アイ・エス・エー/アイサ)と略される)は、1984年に発売されたIBM PC/ATに搭載されたバス(通称ATバス)を、1988年に標準化したものである。 [経緯] ATバスはIBM PC/ATに搭載されたバスであり、8088対応の8ビットバスであるXTバスを、80286に対応した16ビットバスに拡張したものである。当時は汎用バスとしての標準化はされておらず「ATバス」という正式名称も存在しなかったが、PC/ATおよびPC/AT互換機が事実上の標準となったため、この「ATバス」という名称や規格もまた、事実上の標準となった。1988年にEISAが制定された際に初めて、「ISAバス」の名称がつけられ、遡って標準化された。このため現在でも、当時のEISA陣営のメーカーは「ISAバス」、対立したIBMは「ATバス」と呼ぶ傾向がある。 ・・・ |
出典: Cバス 『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版(Wikipedia)』 最終更新 2023年5月12日 (金) 00:05 UTC、URL: https://ja.wikipedia.org/ Cバスは日本電気のPC-9800シリーズに搭載されていた拡張スロットの名称である。 この名称は、1990年にNESAを搭載したPC-H98シリーズが発売された際に32ビットバスのNESAバスをEバス(Extension Bus)、16ビットの従来互換バスをCバス(Compatible Bus)と呼称したことからこれ以降使われるようになったレトロニムであり、それ以前は単に「汎用拡張スロット」または、98バス等と呼ばれていた。 [規格] ● Intel 8086のCPUバスに準拠。 ・ ただし、1985年発売のPC-98XA以降の機種では、Intel 80286に対応し、アドレス線が20bitから24bitに拡大されている。PC-9801N接続時、AB201~AB231出力はHighレベル固定。 ● 5MHz、8MHz もしくは 10MHzで駆動され、10Mbytes/secの理論最大転送帯域を有する。 ● 1スロット当り、+5V 0.8A、+12V 0.06A、-12V 0.07A(EPSON98互換機はそれぞれ1A、0.125A、0.075A)の電源容量が保証され、他のスロットを使用しない前提でn倍の電力を消費することも許されている。 ・・・ |
出典: VMEバス 『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版(Wikipedia)』 最終更新 2017年1月2日 (月) 02:23 UTC、URL: https://ja.wikipedia.org/ VMEバスは、コンピュータのバス規格のひとつであり、元々はモトローラの68000シリーズマイクロプロセッサのために開発された。その後、多くのデバイスで使用され、IECにおいてANSI/IEEE 1014-1987 として標準化された。 物理的には Eurocard サイズの接続機構を採用しているが、信号接続は独自のものである。 1981年の最初に開発され、今日でも広く使われている。 [詳細] VMEバスは、68000の持つピンをそのままバックプレーンに出力したようなものである。多くの場合、これは良い設計とは言えない。バスを使えるチップセットが限られてしまうからである。しかし、68000は 32ビットのフラットなメモリモデルを持つことが特徴であり、VMEは68000ベースの設計ではあるものの、68000の設計が汎用性が高いために広く使われるようになったのである。 ・・・ |
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同義語・類義語 | 関連語・その他 |
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AT bus | アイ エス エー・バス |
éi tíː bʌ́s | ア́イ エ́ス エ́ー・バ́ス |
エイ ティー・バス | アイサ・バス |
エ́イ ティ́ー・バ́ス | ISAバス |
エー ティー・バス | ・ |
エ́ー ティ́ー・バ́ス | 16-bit bus |
ATバス | 16bit bus |
PC/ATバス | 16ビット・バス |
・ | 16ビット・パラレル・バス |
Industrial Standard Architecture | 16ビットバス |
Industry Standard Architecture | |
índəstri stǽndərd ɑ́rkətèktʃər | |
イェンダゥストゥリー スタェンダゥァードゥ アゥーケテクチャァー | |
イェンダゥストゥリー・スタェンダゥァードゥ・アゥーケテクチャァー | 【 以下関連語 】 |
イェ́ンダゥストゥリー・スタェ́ンダゥァードゥ・アゥ́ーケテ̀クチャァー | PCI |
インダストリー スタンダード アーキテクチャー | PCI Express |
インダストリー・スタンダード・アーキテクチャー | バス |
イ́ンダストリー・スタ́ンダード・ア́ーキテ̀クチャー | バス・アーキテクチャ |
Industry Standard Architecture bus | バス規格 |
índəstri stǽndərd ɑ́rkətèktʃər bʌ́s | 拡張スロット |
イェンダゥストゥリー・スタェンダゥァードゥ・アゥーケテクチャァー・バス | 拡張バス |
イェ́ンダゥストゥリー・スタェ́ンダゥァードゥ・アゥ́ーケテ̀クチャァー・バ́ス | ・ |
インダストリー・スタンダード・アーキテクチャー・バス | Architecture |
イ́ンダストリー・スタ́ンダード・ア́ーキテ̀クチャー・バ́ス | ɑ́rkətèktʃər |
PC/AT互換機用16ビット・バス・アーキテクチャー | アゥーケテクチャァー |
・ | アーキテクチャー |
ISA | [名詞] |
ái és éi | 建物 |
アイ エス エイ | 構造 |
ア́イ エ́ス エ́イ | 構成 |
アイ エス エー | 建築術 |
ア́イ エ́ス エ́ー | 建築様式 |
アイ・エス・エー | 基本設計概念 |
アイサ | 体系 |
イサ | ・ |
・ | InfiniBand |
ISA Bus | ISAコネクタ |
ái és éi bʌ́s | ISAコンパチブル |
アイ エス エイ・バス | ・ |
ア́イ エ́ス エ́イ・バ́ス | IBM PC/AT |
更新日:2024年 2月14日 |
同義語・類義語 | 関連語・その他 |
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C Bus | PC-9800 |
síː bʌ́s | 拡張バス |
シィー・バス | 拡張スロット |
シィ́ー・バ́ス | |
スィーバス | |
シー・バス | |
シ́ー・バ́ス | |
シーバス | |
Compatible Bus | |
kəmpǽtəbəl bʌ́s | |
コァンパェダゥボルゥ バス | |
コァンパェダゥボルゥ・バス | |
コァンパェ́ダゥボルゥ・バ́ス | |
コンパチブル バス | |
コンパチブル・バス | |
コンパ́チブル・バ́ス | |
Cバス | |
PC-98標準バス | |
98バス | |
汎用拡張スロット | |
・ | |
16-bit bus | |
16bit bus | |
16ビット・バス | |
16ビット・パラレル・バス | |
16ビットバス | |
更新日:2024年 4月24日 |
同義語・類義語 | 関連語・その他 |
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VME bus | 32-bit bus |
VMEbus | 32bit bus |
ví: ém íː bʌ́s | 32ビット・バス |
ヴィー エィム イー バス | 32ビット・パラレル・バス |
ヴィ́ー エィ́ム イ́ー バ́ス | 32ビットバス |
ブイ エム イー バス | ・ |
ブ́イ エ́ム イ́ー バ́ス | 64-bit bus |
VMEバス | 64bit bus |
VME | 64ビット・バス |
ヴィー エィム イー | 64ビット・パラレル・バス |
ヴィ́ー エィ́ム イ́ー | 64ビットバス |
ブイ エム イー | ・ |
ブ́イ エ́ム イ́ー | |
VERSA module European bus | |
Versa Module Eurocard | |
Versa Module Europa | |
Versa Module European | |
versa module european | |
VERSAmodule Eurocard bus | |
və̀:rsəmɑ́dʒuːl júəroukɑ̀rd bʌ́s | |
ヴゥーサゥマォジュールゥ・ユーロウカァードゥ・バス | |
ヴゥ̀ーサゥマォ́ジュールゥ・ユ́ーロウカァ̀ードゥ・バ́ス | |
ヴァーサモジュール・ユーロカード・バス | 【 以下関連語 】 |
ヴァ́ーサモ́ジュール・ユ́ーロカ̀ード・バ́ス | Eurocard |
・ | júəroukɑ̀rd |
IEC 821 | ユーロウカァードゥ |
IEC 60821 | ユ́ーロウカァ̀ードゥ |
ANSI/IEEE 1014-1987 | ユーロカード |
IEEE 1014 | ユ́ーロカ̀ード |
IEEE 1014標準 | ・ |
・ | Eurocard サイズ |
VME64 | Eurocard規格 |
ANSI/VITA 1-1994 | VITA |
・ | the VMEbus International Trade Association |
16-bit bus | ・ |
16bit bus | Motorola MC68000 series |
16ビット・バス | モトローラ MC68000 シリーズ |
16ビット・パラレル・バス | |
16ビットバス | |
・ | |
更新日:2024年 3月19日 |